概要
『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』に登場する妖精。
実はプロローグにて彼(?)もまたガノンに捕まっていて、リンクとガノンの決戦を目撃し、解放された後は広がる謎の裂け目から逃げるゼルダ姫を出口まで誘導した(その後、ゼルダを追ってハイラル城まで来た)。
牢屋に閉じ込められていたゼルダにトリィロッドを授け、共にハイラルの大地に旅立つ。
元々は仲間と共にハイラルに現れる謎の裂け目を消していくのが仕事である(ただし、大規模な裂け目はトリィ1人では修復できない)。
裂け目がいつまで経っても消えないどころか広がっていることに疑問を抱き、ハイラルを救うという目的が一致したゼルダと協力することに。
無の世界にはたくさんの仲間たちが囚われており、ボスを倒して救出するのが彼の目的となる。仲間たちの力で無の世界を消し去り、飲み込まれた大地や人々を現世に戻すことが出来る。
人物像
これまでの妖精と比べるとコログ族にも似た独特なデザインをしている。
頭部にはトライフォースのような3つの三角形が連なっており、名前の由来もおそらくトライフォースから。ただし数は3つで固定ではなく、カリモノのコストによって減少する。三角形の数=最大コストを示しており、その分だけカリモノを複製出来る。また、ゲームが進行すると三角形の数自体も増える。
本人のセリフから、普通の人には見えないようである(ゼルダ姫や裂け目に飲まれて生還した人物には見える)。
一人称は「ぼく」。
子どものような口調だが、あまり感情を持っていないような発言が多く、普通の人間は壁をすり抜けられないことを失念していたり、気絶したゼルダ姫を気遣う動作をするが目が覚めると「早く行こう」と淡々と述べたりしている。
しかし、ハイラルの人々のために裂け目を消すことが自分達の仕事だとハッキリと公言し、裂け目に飲まれた人が無の世界で消滅することを良しとせず救出を望んだりと、良心はしっかりと持ち合わせている。またトラブルで裂け目への対処が後回しになると、露骨に不満を口走るという一面も。
歴代のパートナーだと、ファイに近い。
この世界の物と同じものをカリモノとして出す能力を持ち、自身では今のゼルダに何が必要かはわからないため、ゼルダの指示で出すカリモノを決める。
考察
ちなみにトリィの顔をひっくり返すと、目と口がトライフォースと同じ並びになる。
またトリィの片目と口が繋がっている部分は、力と勇気のトライフォースの位置と同じである。このことから「勇気のトライフォース(リンク)はガノンの手に落ちたのではないか? 知恵のトライフォースの部分だけ模様がないのはゼルダ姫が無事だからではないか?」という風に考察する声もある。
なお、一部のユーザーから「黒幕ではないか?」と疑われていたが、ゼルダシリーズにおいてそういう裏切り者はゲーム序盤でしっかり明かされる、ガノンというわかりやすいラスボスがいるのに今更それはない(真の黒幕はいた作品はあったが、そのすべてにガノンが関わっており、ガノンまたはガノンの力を利用した悪党がラスボスを務めている。一応ヒルダ姫という例もあるにはあるが、こっちは部下に利用されていたにすぎないので黒幕と言っていいかは微妙)、メインシステムに深く関わっているのに裏切らせたらその後のゲームシステムをどうするのかなどの否定的な要素が多いため、半ばジョークとして扱われているところが多い。
関連タグ
ゼルダの伝説 ゼルダの伝説のキャラクター一覧 知恵のかりもの
ファニー(ゼルダの伝説):ゲームブックであるがシリーズで初めて主人公のお供になった妖精。蜃気楼城の戦いでは女主人公を務めたゼルダ姫のパートナーにもなった。