ブラック星人

ぶらっくせいじん

ブラック星人とは、ウルトラシリーズに登場する宇宙人である。

データ

『帰ってきたウルトラマン』40話「まぼろしの雪女」に登場した宇宙人。

正式名称は「冷凍怪人ブラック星人」。

ブラック星の出身で、彼らが土星に造った基地の奴隷が不足した為、地球人を拐って奴隷にしようと目論んでいた。

山小屋の番人「中山」(上のイラスト)に変身し、登山客のカップルを氷漬けにして母星に送り、子供を生ませて奴隷を増やそうと暗躍していた。

しかし、氷漬けにしている所を坂田次郎が発見、郷秀樹(＝ウルトラマンジャック)に伝えられた為に正体が露呈してしまう。

口封じの為に繰り出したスノーゴンの冷気でジャックの体を一度はバラバラにし、勝利を確信するが、ウルトラブレスレットが光るとジャックの体は復元。復活したジャックの反撃でスノーゴンが倒されると、悔しがる間もなく自らも身長40mのジャックに光線を叩きこまれて瞬殺された。

尚、その後土星の基地および輸送された人々はどうなったのかは全く不明。

2年後に土星が戦場となった際には登場しなかったので、MATもしくは宇宙警備隊によって壊滅・救出されたのかもしれない。

第30話で登場。スノーゴンと共謀して少年を誘拐するが、やがて憐れみが芽生えて子供を逃がそうとするスノーゴンと対決するが、ジャックを倒したスノーゴンに勝てるわけもなく、ぶちのめされた模様。

登場する本編40話は、脚本を石堂淑朗、監督を筧正典、特技監督を真野田陽一が担当した。石堂は『ウルトラマンA』の第38話の脚本も担当しており、同話に登場して超獣スノーギランを使役していた伝説怪人ナマハゲも、ブラック星人と似たような最期を迎えていたりする。

本人は「土星から来たブラック星人だ」という名乗りをしているが、作中で詳しい経歴や背景説明はないため、それじゃ土星人だろという誤解を招く表現になってしまっている。

氷漬けになったカップルが乗せられていた輸送船はバルダック星人の宇宙船の流用。