犯行の詳細
2024年10月8日に石破茂内閣が衆議院解散を宣言した事に伴う選挙の最中だった同月19日の早朝、永田町の自民党本部に薄黄色の防護服と黒いガスマスクを着用した男が白い軽自動車で乗りつけ、高圧洗浄機のような物で周囲に液体を散布した後、警備に当たっていた機動隊員に催涙スプレーを噴射し3名に軽傷を負わせ火炎瓶6本を投げ入れた。
なお、この時投げられた火炎瓶の一部は機動隊の車両に当たったがすぐに消火された。
その後、男は首相官邸に車で突入しようとしたがフェンスに阻まれ失敗し、発煙筒のような物を警察官に向けて投げようとするも公務執行妨害の容疑で現行犯逮捕された。
また、男は逮捕される直前に乗っていた車に放火したがすぐに鎮火された。
なお、この車からは火炎瓶や発煙筒、カセットコンロ用ガスボンベ、殺虫剤の缶、噴霧器のほか、ガソリンが入ったポリタンク16個が押収された。
犯人についての発表
逮捕されたのは埼玉県川口市在住の職業不詳の男(当時49歳)。
警察の取り調べには黙秘しており、思想的背景や動機は不明だが、過去には反原発運動に参加していた事や選挙での供託金の廃止を主張していたことが判明している。
関連タグ
本事件と同様に国政選挙の最中に発生した事件。また、岸田文雄襲撃事件の容疑者は本事件の容疑者と同様に選挙での供託金廃止を主張していた。