スービエ
すーびえ
後も先もない。同じ波は二度と来ない
プロフィール
概要
語源は恵比寿。
タコの様な下半身をしており、「海の王者」の異名を持つ。
ナゼール海峡の奥にある「氷海」を根城にしており、武装商船団にギャロンという男を送り込み、商船団を乗っ取らせ反帝国組織に作り替えようと企んだ。
それが失敗しギャロンも海の主に殺害されると、今度は彼の亡霊を利用してロンギット海に大嵐を発生させた。
同時に自己強化にも余念はなく、海の主の娘と同化しようと狙っている。同化に成功すると七英雄1のHPを手に入れることになる。
ダンターグと違って自分達を追放した古代人達への復讐心も捨てておらず、その行方を追っていると語る。
サラマットの水龍によれば、海に沈んだ遺跡が存在するらしいので、恐らくそれを探していたのだろう。
…と、この様に、帝国との明確な対立・自己強化・復讐と手広く活動している彼なのだが、ある程度ゲームを進めないと名前自体語られない上、七英雄の中で唯一セリフ無しで倒されるケースがありうること(しかも初見ではだいたいこちらのケース)、経歴が「ワグナスの従兄弟」の一言で片付けられている事、性格的な描写が薄いことなどから、七英雄の人物像としてはどうも影が薄い。
その反面、全体大ダメージという単純かつ非常に厄介なメイルシュトロームを放ってくる(この作品では即死効果はない)ため、この技でトラウマを植え付けられた人は多い。
開発室でも人気が高い技だったのか、メイルシュトロームは次回作で即死効果がつき、フォルネウスに受け継がれ、サガフロンティアでは主人公側も使えるようになった。
なお、短命種(古代人ではない現代の人間)には偏見を持っている模様であり、こちらを平然と「下等動物」と見下した対応を行う。
なお画集『時織人』で、人間だった頃の七英雄を見る事ができるが、どれが誰であるかは記載されておらず、特に左から3番目の人物が、剣を持っている為かクジンシーだとよく思われるが、コミカライズ版ではこちらがスービエである。
これに関しては、真偽は不明。
ラストバトルで合体した際も他の七英雄と比べて特徴がないように描かれているため、どれがスービエなのか分かりにくいが、ロックブーケの次に登場するのがスービエであり、全員登場まで毎ターン電撃や触手、サイクロンスクィーズで攻撃してくる。
十八番のメイルシュトロームは個人でなく本体行動に抜擢されており、ゲートが開いている時に使用するが、これを使用する際は個人行動がないため人によってはデレ行動扱いされることも。
カードゲーム『ロードオブヴァーミリオンⅡ』にも出演。
前職はサーフィンが趣味の建設業者で、ワグナスを信頼しているという設定が明かされた。
『ロマンシングサガリ・ユニバース』では海の主の娘とは男女の関係のように描かれており
母が皇帝たちに倒されたため地上で人化した海の主の娘と共に暮らしていたが力尽きたため、彼が娘と同化して皇帝へ復讐を誓う・・・という初夢から最終皇帝及び娘と休戦し、ロックブーケ共々正月を楽しむ展開になった。
後のイベントでも海の主の娘を狙っていたはずが、フォルネウスに挑もうとする海の主の娘(と主人公達)を見かねて「どこのどいつだか知らねえがこの娘は俺のものだ。指一本、触れさせやしねえ」「母親の元を離れるから危険な目に遭う。早く…行け」と殿を務め、「お喋りしたいならそこらのサザエとどうぞ」となんかかっこいいこと言ってフォルネウスとメイルシュトロームの掛け合い合戦を展開する。
コミカライズ版では人間の姿が残っていた上半身が悪鬼のような姿と化しており、性格も傲慢さに磨きがかかり長命種以外の種族を見下している。人魚の海を部下と共に襲撃し傭兵皇帝オライオンと思いを寄せあった人魚タニアに致命傷を与えたため、彼にとって怨敵となっている。
また七英雄の中では最初に名前が決まったキャラクターであり、その理由が、当時、恵比寿にスクウェアのオフィスがあったことと、また恵比寿神が海の神様でもあることから。
リベンジオブザセブン
LoVの設定を引き継ぎ、ワグナスに全面的な信頼を置いており、同時にノエルに劣らない武勇を持つ好人物であると過去エピソードでは描かれている。吸収の法のリスクを説明された上で同志にと誘われた際も、ワグナスを信じていると口にしてあっさりと受け入れた。
一方で現代において、原作では台詞無しで出番が終わってしまうケースがあったものの、そこは少し改善された。しかし敗北時の台詞においては「なぜこの俺が下劣な短命種に……!」と言ってしまっており、所業も相まって現代の人々にはかなり印象が悪い。
もともと復讐という目的を忘れているわけではなく、海域をテリトリーとしていたのも過去の天変地異により海底に沈んでしまった可能性がある次元転移装置を探すためという理由があるものの、その行動の過程で武装商船団を反帝国集団にしたり、嵐を起こしたり、人間に害意を持たない海の主母子を吸収するため付け狙ったりと、彼もまた多数の敵を作ってしまっている七英雄である。
むしろ目的を忘れていない(=過去と性格が変わっていない)のに現代人を短命種と見下すことから、古代人にとっては当たり前の価値観なのかと思わせてしまう一因になっている。