魔海侯フォルネウス
まかいこうふぉるねうす
アビスの魔物を率いる四魔貴族の一人。海底宮に開いたアビスゲートに自分の幻影を送り込んでいる。
幻影の方は過去にハーマンの片足と生気を奪っており、彼がパーティにいる状態で幻影を倒すと足を奪還し(理屈は不明だが、呪いのような物だったのだろうか)海賊ブラックの姿を取り戻すイベントが発生する。
地相による回復効果、高い耐久力、強力な全体攻撃「メイルシュトローム(即死効果付き)」と様々な要因が絡まって四魔貴族最強の印象を持っているプレイヤーも多いとか。
まあ、高確率で毎ターンメイルシュトロームをブッパしてくる(最悪2連発)ため他の四魔貴族と一線を画するのは確か。
更に虎穴陣などにフルヒットする尾撃も使いこなすため、一網打尽にされやすいのも難点。
しかもこの技で玄武属性を付与してフォルネウス自身は毎ターンHP1000回復という攻防一体の体勢をとってくる。
地味に落雷のダメージも痛いので、時間に余裕があればラバーソウルを開発して装備しておこう。
特にメイルシュトロームは属性対策なしで食らった場合、一回でLPを2も失う可能性がある。この為、最初に倒しに行くプレイヤーは多い。
水棲特攻の体術「ナイアガラバスター」でブン投げるプレイヤーもまた多い。ただ命中率の悪さが難点
幻影との戦闘条件は「ランスのヨハンネスからアビスゲートの話を聞いている」「船以外でマップからバンガードに入る」の二つを満たし、バンガードで殺人事件を発生させること。
その上で「モウゼスのウンディーネとボルカノの小競り合いを解決する」「グレートアーチの洞窟でイルカ像を発見する」というイベントをこなす。
この長いイベントを進めて行くとフォルネウスの本拠地まで乗り込めるようになる。
ちなみにボルカノとウンディーネのイベントでは進め方次第では「魔王の盾」が手に入る他、ウンディーネを仲間に出来る。双方から依頼を受けた後、死者の井戸に入って隠し通路の先にいるデスマスターを倒すと魔王の盾が手に入る。ただし井戸から出る時に出し抜かれて怒ったボルカノとウンディーネが襲い掛かって来るので、ここで勝てないと詰むことになる(井戸に入る前に必ず別データをセーブしておこう)。
この二人はデスマスターよりはるかに強いので注意。
四魔貴族の中では唯一先頭までイベント形式のためヒントが多く、初見のプレイヤーでも戦いに行きやすい。
もっともそのまま戦うと痛い目に遭うので、勝てなかったら素直に引き返してパーティの強化に励もう。
特にボルカノにメイルシュトロームのダメージを軽減できる「ファイアウォール」を教えてもらったり、最果ての島のボストンの力を借りられれば有利に立ち回れる。
彼に限らず、四魔貴族の幻影には本体の願望が投影されているのだが、幻影はグロテスクな海の化け物、と対照的な姿をしているのに対し、 本体は美少年の風貌をしている。ギリシャ風の白い服を来た緑髪の美少年で水属性・・・というと元ネタは海のトリトン辺りであろうか。
ver.2.5からロードオブヴァーミリオンⅡにも参戦している。
配下
- フォルネウス兵
- 青い半魚人の様な姿をしたモンスター。バンガードの町で夜中に殺人事件を起こす。能力は低い。
- フォルネウス将
- フォルネウス兵の上位種で、海底宮の固定敵として出現する。体色は赤。兵よりは強いが、イベントには絡まず、それどころか戦闘を回避して進む事も可能。
- 水龍
- 海底宮の座標を知るロブスター達を「最果ての島」ごと消す為にフォルネウスが送り込んだモンスター。こいつを倒さずに海底宮のゲートを閉じた場合、ロブスター達は島と運命を共にしてしまう。
「言ったはずだ。我が領域を穢すな…と。だが、もう遅い。すでに貴様の左足が入っている」
冒頭と中盤に登場。海賊ブラックに殺された海賊ジャッカルを復活させて手駒とした。
冒頭ではブラックの船を沈めて配下たちを皆殺しにし、ジャッカルが捕らえたブラックに呪いを掛けて左足を喰らい、生気も失わせた。
中盤では原作のゲーム画面という形で登場。ユリアン、トーマス、エレン、サラ、ハーマンの5人と幻影の戦いが描かれ、メイルシュトロームでハーマンを倒す。しかし幻影もユリアンたちに敗れ、ハーマンは若返ると同時に左足が生えて来て復活を果たす。
フォルネウスはビューネイから高く評価されていたようで「幻影とはいえフォルネウスを倒すとは」とユリアンたちを侮るまいとしていた。
フォルネウスは退場したが配下のマクシムスは健在であり、準ラスボスとして暗躍し続けた。
備考
タグ付けに際して、「魔海候(そうろう)」という誤記が時折見られる。正しくは縦線が一画少ない「侯」(侯爵の「侯」)の方なので気をつけよう。