概要
アリウス分校の特殊部隊。スクワッド(Squad)とは「分隊」「集団」を意味する言葉。
エデン条約の奪取、及びトリニティ総合学園とゲヘナ学園に対する侵攻計画の実行部隊であり、メインシナリオVol.3「エデン条約編」では自らをETO(エデン条約機構)と称し、条約締結会場へのミサイル攻撃などのテロ活動を行う。
「エデン条約編」第三章では主要な敵対者として登場し、第四章では彼女らの去就が描かれることとなった。
メンバーのうち、サオリ、ミサキ、ヒヨリはアリウスの貧民街出身。
エデン条約編第四章では、アツコを含め四人は物心がついた頃から知った仲の、幼馴染みであるような言及がなされ、最終編の告知となる4th PVでは幼少期の4人が並んでいるカットが描かれた。
エデン条約編の事件後は、アリウス分校の残党(およびテロ容疑によってヴァルキューレ警察学校等)から追われる身となっているが、恩人の先生とは全員が連絡の取れる状態になっている。(なお、ロード画面では廃墟暮らしゆえか離脱したサオリ以外の3人がスマホの電波が入る場所を探しているイラストが追加されている)。
現在は、水や寝床、風邪をひいたときの薬などにも困る逃亡生活を送っているが、事件を引き起こした自分たちに対する罰でもあるとして、その現状を甘んじて受け入れている。
自分探しの旅に出たサオリだけは、他のメンバーと普段連絡を取っていない模様。
最終編でアロナがキヴォトス全体に対して発信した連絡はスクワッドメンバー全員に届き、第4サンクトゥム(トリニティ・ゲヘナ境界付近)に展開するトリニティ攻略部隊の支援に駆けつけた。
エデン条約調印式会場襲撃の件で、その襲撃者たる自分たちを知っている者も多く集う現場であり、その遺恨から拒絶されることも覚悟の上での協力提案だったが、トリニティ、後にキヴォトス屈指の頭脳派から「『シャーレの先生』からの要請であり『共通の友人』がいる」という理由一つで信任を得ることができた。
以降もトリニティに駐在して虚妄のサンクトゥム再出現に備え臨戦態勢を維持、事態の沈静化に尽力した。
2024年7月開催の3.5周年夏イベント「Sheside outside」は、初のスクワッドメンバーが主役のイベントとなっている。
メンバー
錠前サオリ (CV:石上静香) 2年 | 秤アツコ (CV:花澤香菜) 1年 |
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戒野ミサキ (CV:土屋李央) 2年 | 槌永ヒヨリ (CV:中原麻衣) 2年 |
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元メンバー
関連イラスト
関連動画
「Sheside outside」アニメPV
関連タグ
ベアトリーチェ:アリウス分校の支配者としてアリウススクワッドに苦難を強いてきた元凶。
RABBIT小隊:帰る学校を失った者繋がり。RABBIT小隊は特にお尋ね者でも無いため、現在は公園にテントを張って慎ましく生活している(当初は自分たちの所属校解体に反対するストライキ的な不法占拠だったが、後に公式に使用許可が出た)。
なお言い訳のしようもなく『学校そのものがキヴォトスに対するテロ組織化していた』アリウス分校の生徒だったスクワッドと違い、彼女らは元来は『警察特殊部隊的な性格を持つ専門部隊育成校「SRT特殊学園」』の生徒で、同じく犯罪者取締りやキヴォトス市内の治安維持に励む警察組織校(所属も同じく連邦生徒会の防衛室の管轄)であるヴァルキューレ警察学校とは協力関係にあり、先生の後押しもあって(校舎も職員も生徒会もない書類名義上だけの話ではあるが)「SRT特殊学園の生徒」としての存在と警察活動は公的に認められ、キヴォトス各校から出場者が集まる合同体育祭「晄輪大祭」にも同校の代表として正式に出場していた。
聖園ミカ:エデン条約編にて、ゲヘナを嫌う彼女からエデン条約を結ばせないためのサボタージュの協力を持ちかけられる。しかしアリウス側は指導者であるベアトリーチェの思惑・指示により、ミカの思惑(与えたい損害は「ケガや身柄拘束・妨害工作程度」だった)を超えて暴走。(直接にミカと繋がっていたときのことだけでも)彼女の友人にしてトリニティ総合学園の三大トップの一角である百合園セイアの暗殺(奇跡的に未遂で終わる)、同じく桐藤ナギサの命を狙った襲撃、ミカの手引きを受けてのトリニティへの侵入と破壊工作やクーデター協力、ミカが逮捕拘禁されてからもエデン条約調印式襲撃によるトリニティ・ゲヘナ両校生徒への甚大な被害、先生への発砲等を起こし続けた。当然「そこまでされるとは思っていなかった」ミカも胸を痛め悲憤慷慨し、彼女も彼女でアリウス側の思惑を超えて迷走・暴走していく。事件終盤ではスクワッドや先生との衝突の末に改心し、贖罪のために状況終息へ己の命すら厭わぬほどの献身を見せた。……のだが、(彼女自身の個人的思惑・環境の変動はどうあれ)これだけの事件を引き起こしたアリウスと結託し、己が実権を握るための学園転覆や外患誘致、機密情報漏洩や脱獄などトリニティを崩壊させかねない所業を重ね続けてきた「魔女」としての所業は申し開き不可能な事実であり、アリウス分校壊滅およびベアトリーチェ逃亡後にトリニティの学園公会議で裁かれ、退学こそ免れたものの「ティーパーティー参画分派長としての個人的特権・恩恵・業務権限の全剥奪(自派閥から後任が選出されるまでは分派長としての業務や責任は据え置きで抱えねばならない)」「拒否権なしの奉仕活動強制」「学園生活における、基本学業以外の自発的な公的活動への制限(≒無期限の謹慎処分)」などの公会議で決定した公的な罰のみならず、学園の公的発表により彼女の為した所業の数々を知った大勢の生徒から「公共の敵」扱いされ、私物の盗難および焼却・汚損・遺棄、誹謗中傷、強い批難や冷遇、有形無形の陰湿な嫌がらせ、etc…といった私刑や迫害の類をたびたび受けつつも、己の『犯した罪の重さ』や、『それでも弁護に立ってくれた友人らの立場を危うくしかねぬ「厄ネタ」』としての自覚からも、その痛みをこらえながらの贖罪の日々を送っている。