曖昧さ回避
- ロシア・東欧料理の惣菜パン
- 『pop'n music』の登場キャラクター ⇒ピロシキ(ポップン)
- 『コロッケ!』の登場キャラクター ⇒ ピロシキ(コロッケ!)
概要
ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどの代表的な惣菜パン。他に、ラトビアやイラン、アルメニア、ポーランドなど、広い地域で食べられている。
様々な具材を詰めて、オーブンで焼いて作られる(揚げて作ることもある)。具材は挽肉やレバーを炒めたもの、魚を焼いてほぐしたものや野菜が入れられる。他にも、ゆで卵やチーズ、米、キノコなども入る。
また、ジャムや煮詰めた果物が入ったものもあり、おやつやお茶のお供などとして食べられる。
その手軽さから、レストランやカフェなどで食べられるファストフードで親しまれている。また、スープ類に添えたり、お茶の時間に食べたりもする。
具材にルールはなく、地方や家などでも異なり、様々なバリエーションがある。
歴史
もとは、ピロギ(ピローグ)という、パン生地を天板いっぱいに敷き、具を挟んで焼いた料理がもと。かなり大きな料理で、古典文学にも登場し、ツァーリも食べていたという。
これを手軽なサイズにしたのがピロシキ。ピロギは今もお祝いの席で食べられる。
「日本版」ピロシキ
一方で日本のものはパン粉をまぶし、油で揚げる『揚げパン』のような料理。具も挽き肉や春雨、椎茸、玉葱、卵など、中華まんに似たもの。
また、日本で売られるピロシキはしばしば春雨が入っているが、日本のピロシキは旧満州(現中国東北部)経由で入ってきた「満州風」のものだったからである。これは日本でピロシキを広めた料理人が旧満州在住経験があり、炒め物のスープを春雨を入れる形で閉じ込める方法を取ったからである。「春雨入り揚げパン」ではない本場のピロシキを日本国内で食べたい場合はロシア料理店に行く位しか方法は無い。
pixivでは下記のカツ丼ピロシキとしても知られる。
関連タグ
カレーパン…誕生経緯にピロシキが関わっていると言う説がある。