「SRG!シンカリオン!!」
概要
シンカリオン3体を用いた合体形態。母体となる機体のパーツ(頭部・胸部・腰部)に対し、他の2機がそれぞれ左右の手足に分割・合体することで完成する。
システムの構築や設計は大成イナが、システムエンジニアは青梅マイが担当。システムを起動し3体がそれぞれ合体することで完成する。3体分の出力を重ねるだけあってその能力は今までのシンカリオンを遥かに凌駕しており、強敵であるハーデスシンカリオンにも明確にダメージを通す程。
しかし合体には適性値とは別に、その適性値が一定の域で3人が一致しなければならない「SRG値」が必要という、厳しい条件が存在する。
また、シンカリオン側にも専用パーツの搭載とシステムの対応が必要であるため現状は最初に合体への対応がなされたE5はやぶさ・E6こまち・E7かがやき以外はSRGは使用不可。ただしイナ曰くあくまで「今は無理」というだけで対応不可能ではないようで、時間と手間はかかるが今後新たにSRGへ対応するシンカリオンは増えるかもしれない。
形態
- シンカリオンSRG E5・E6・E7
全高:29.5m 全長:25m 重量:155t
E5はやぶさを胴体、E6こまちを右半身、E7かがやきを左半身として合体させ、トレーラーフォームのリクソウセイバーを高出力化した『SRGリクソウセイバー』を装備した形態。
運転士の大成タイセイ、フォールデン・アカネ、九頭竜リョータが息を合わせることで凄まじい性能を発揮でき、瞬間的に超反応による回避と打開を行う場面も。
SRGリクソウセイバーに3機の幻影を結集させ目標を叩き斬る必殺技を持つ。
初陣ではハーデスシンカリオン デストロイフォームに対抗して合体。これまでまともに戦うこともできなかったハーデス相手に奮戦、SRGリクソウセイバーによる必殺技で右腕を切り落とすことに成功したが、その右腕を投げつけられてダメージを負ってしまった。しかしハーデスもそのまま撤退したことでどうにか痛み分けに終わる。
その後、ハーデス戦でのダメージに加え修理用の合金の取り寄せに時間がかかっていることから当分は合体できなくなった。
- シンカリオンSRG N700S・H5・E8
最上ガンマが突然言い出した提案。前述のようにこの機体群はSRGに対応していないため合体は不可能であり、イナに突っ込まれてそのまま立ち消えている。
- シンカリオンSRG E8・E6・E7
第33話にて合体した形態で、E8つばさを胴体、E6こまちを右半身、E7かがやきを左半身として合体させた形態。
エルダドローンの後部ユニットを右腕に装備した『SRGホーネットアロー』を武器としている。
3人の士気の高さも相まってポテンシャルを最大限発揮し、ホーネットアローによる超火力の一撃を的確に当てることでハーデス相手に圧倒。連続斬りにも左手によるアッパーで対処し、怒涛の必中射撃でほぼノーダメージで押し切った。
ところがハーデスは、これを待っていたかのように現れたファントムと合体、カオスシンカリオンへと変貌し……
玩具版
33話現在、劇中では上記の通りE5やE8が母体、E6とE7が手足という構成になっているが、各シンカリオンの構造自体はほぼ共通であるため、玩具においては3機の位置を相互に入れ替えたり、同種機体を3機使ったり、上記以外の味方サイドシンカリオン、果ては敵であるファントムシンカリオンやハーデスシンカリオンを交えた合体も可能である。
画像はE8つばさを母体にH5はやぶさ、N700Sのぞみを手足として構成したバージョン。
さらにはジョイント規格が共通であることを利用して、ホーネットアローのようにエルダビークルを追加武装として使用することも可能である。
また公式ではサポートされていないが、2体合体、もしくは4体以上合体も可能。
余談
名前は
S=3
R=両
G=合体
の頭文字から由来。要するにシンカリオン3両合体をそれっぽくしただけである。イナが名付けたが、あんまりにも直球過ぎるネーミングセンスにアカネにツッコまれている。
後に開発されたドクターイエローの強化形態「グレートドクターイエロー」はこのSRGの設計を基にしている。
関連項目
シンカリオン トリニティー:同じく先頭車両1両でロボに変形、且つ3体合体する点で共通。胴体、手足のポジションを組み換えできる点も同じ。
ライナーダグオン:「勇者指令ダグオン」に登場する(勇者)ロボ。新幹線(型メカ)が人型に・それら3体が合体して一体のロボになる点がシンカリオンSRGと共通する。
トライボンバー:「勇者特急マイトガイン」に登場する、やはり列車↔︎人型→3体合体形態となる(勇者)ロボ。こちらは新幹線は中央のメカのみだが、青緑赤のカラーリングがシンカリオンSRGと共通する。