青梅鉄道公園
おうめてつどうこうえん
青梅鉄道公園とは、東京都青梅市勝沼2丁目155番地にある鉄道車両を保存・展示する公園施設。※現在休園中
概要
青梅鉄道公園とは、東京都青梅市勝沼2丁目155番地にある鉄道車両を保存・展示する公園施設。1962年10月に、鉄道開業90周年記念事業の一環として開園した。
公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営しており、入園料が必要。かつては鉄道公園であることから、入園料は無料であった。
最寄り駅は青梅線青梅駅だが、駅からやや離れた位置にあり、坂道が続くため15分程度掛かる。
記念館(上記イラスト)があり、HOゲージのレイアウトや中央本線・青梅線など写真、鉄道部品が展示されていた。
しかし、施設の老朽化などからリニューアルをすることとなり、2023年9月1日から休園している。
リニューアル後は、『中央線・青梅線の鉄道の歴史を伝える 学びの場』をコンセプトとた施設となり、記念館の建替えや、展示車両の見直しなどが予定されている。
2025年度末の再オープンを目指す。
略歴
- 1962年10月19日、開園。
- 1980年、スシ28 102展示終了。
- 1982年9月12日、土砂崩れ発生。C51 5が被災。
- 1985年3月、0系新幹線展示開始。
- 1987年、マイテ39 11展示終了。(→大井工場→鉄道博物館へ移設)
- 1997年、リニューアル。入園料(100円)を設定。
- 2007年、展示車両を保護する屋根を設置。(一部車両除く)
- 2007年、C51 5展示終了。(→鉄道博物館へ移設)入れ替わる形でクモハ40054の展示開始。
- 2019年9月2日、110展示終了。(→桜木町へ移設)
- 2023年9月1日、休園。
- 2024年12月、ED60 1を搬入
- 2025年度末、リニューアルオープン予定。
展示車両
余談
- 展示車両の候補として、国鉄大宮工場(現在の大宮総合車両センター)内に保管されていたED54形とDD10形が見込まれていたが、保存されることなく解体処分されている。
- かつては純粋な鉄道公園であったため、展示車両は満足な補修がなされていなかった。現在は鉄道博物館に保存されているマイテ39 11も桃山調の内装が荒廃してしまい、その影響で現在に至るまで完全な復元がなされていない。
- 0系新幹線は、200系と同じ緑色に塗られていた時代がある。
- 映画撮影等にも度々使われており、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』などに登場した0系はここの車両。
- 『鬼滅の刃 無限列車編』に登場する無限列車は、ここに展示されている8620と酷似しており、(公式はモデル車両は非公開としているが)この車両をモデルにしたのではないかと言われている。