概要
1898年4月25日の豊川鉄道三河一宮駅~新城駅間開業時には開設されず、1918年1月1日に開業した。
当駅が所在した南設楽郡千郷村は豊川鉄道開業時に駅の建設に消極的だったが、新城駅開業後は新城駅周辺に住民が流出するようになったため地元住民が敷地を寄付して駅の建設を請願したといわれている。
1943年8月に豊川鉄道の国有化に伴い国鉄の駅となる。
1971年12月1日に貨物・荷物取扱営業を廃止。
1987年に国鉄が分割民営化され現在に至る。
駅の南側には横浜ゴム新城工場が隣接している。
かつては線路沿いに桜並木が植えられ、4月上旬には2番線を覆うように咲いていたが、枝の剪定に難儀するためか2014年頃にすべて伐採されてしまった。
工場脇の敷地内には2000年頃に廃タイヤを利用した遊具やゴジラを模した巨大オブジェ「ゴムラ」が設置され、「タイヤランド」として開放している。
駅名の由来となった野田城は当駅と東上駅のほぼ中間に位置しており、徒歩30分近くかかる。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。
単線上の交換駅であり列車の行き違いが可能。
配線は1線スルーだが、信号設備の都合上速度制限を受けないのは下り列車に限られる。
互いのホームは構内踏切で連絡する。
豊川駅管理下の無人駅。かつては駅員が配置されていたが1984年2月24日に無人駅となった。
このほか駅北西部に側線が1本あり、保線用機械が留置されていることがある。