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ジュスト・ベルモンド

じゅすとべるもんど

ジュスト・ベルモンドとは、悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物で、「キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲」の主人公である。

「言ったはずだ。我が一族の力を甘く見るなと!!」

概要

声:大水忠相

GBA用ソフト「キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲」で主人公を務める。

悪魔城ドラキュラシリーズ」の看板キャラ、シモン・ベルモンドの孫に当たる。

ベルモンド一族の間でも天才と呼ばれるほどの才能を持っており、若干16歳で先祖伝来のムチ・ヴァンパイアキラーを受け継いだ。白夜の協奏曲時点は恐らく18歳前後。

先祖のラルフが魔法を得意とするヴェルナンデス家のサイファと結婚したためか、彼にも魔法の才能があり、従来のサブウェポンと魔法を組み合わせることで全く新しい攻撃方法を編み出した。

白夜の協奏曲というと隠しキャラマクシームの印象が強すぎて、彼の影に隠れてしまいがちであるが、実は彼は(FC『呪いの封印』以外で)2D探索型ドラキュラでは唯一のベルモンド姓の主人公

ベルモンド姓だが隠しキャラだったり(リヒターユリウスetc)、ヴァンパイアキラーを使うがベルモンド姓じゃなかったり(ジョナサン)、そもそも別物のムチを使ったり(ネイサン)と、2D探索型でベルモンド姓の主人公は今のところ彼一人となる。

祖父シモン

当時のプロデューサーIGA氏の海外向けのインタビューによれば、ジュストの祖父シモンはドラキュラ討伐、そして呪いを解いた後は人々と交流することに専念し、強大な力を持つ者と恐れられていたベルモンド一族を人間社会に受け入れてもらえるよう努力したそうな。

人々もただ恐れるのではなく、シモンをドラキュラから自分たちを救った英雄とみなし始め、長い時間をかけて少しずつではあるがシモンの周りに人が集まり、村ができたとのこと。

(マクシームやリディーはその際に少しずつ集まってきた人の子ども、もしくは孫ということ)

そして、ジュストはそんな環境下でマクシームやリディーと共に育ったとある。これに従えば、シモンは少なくともジュストが物心つく頃までは生きていた可能性が高い。

また、ベルモンド一族としてはややお坊ちゃん気質(というか天然)で親友とはいえ他者を疑う素振りすら見せずにいられたのも、祖父を中心に、常に助け合いながら暮らしていく人々の中で成長していったからだと考えられる。

物語

1748年、シモン・ベルモンドがドラキュラの呪いを打ち破って50年程の月日が流れた。ベルモンド一族の末裔であるジュストはドラキュラが残した遺物を狩る宿命の中にいた。

ある日、2年前…ジュストがムチを継承した日に修行の旅に出たマクシームが傷だらけになってた帰ってきた。彼から2人の幼馴染で憧れの人であるリディーが何者かに連れ去られたと告げられる。

マクシームに案内された先には不気味に佇む古城があった。はたして、この城の主は何者なのか……。

本作の性能

サブウェポンと魔法を組み合わせて技を編み出すことができる。

そのほか、ムチにアイテムを装備させることで特定の属性攻撃やタメ攻撃などで壁を壊したりすることができる。

さらにサブウェポンで聖拳が追加され、そのまま使用するとオラオラオラァ!とどこかで聞いたような掛け声と共に無数の拳を繰り出す。

ただし、この聖拳、ハート消費が大きく硬直時間も長い上に無敵もない、空中では扱いづらいなどの理由から生で使う機会はめったにない。

彼の必殺技であり代名詞であるスペルフュージョンは、先述の通り魔導書とサブウェポンを組み合わせ、高威力、広判定で攻撃するという、輪廻月下でリヒターが披露したアイテムクラッシュと似たような性能。

上述した聖拳のスペルフュージョンも単体攻撃(主にボス戦)用としての使い勝手に優れるものが多いため、要はスペルフュージョンに特化したサブウェポンとでも言えようか。

また、聖書のスペルフュージョンにはSTG『グラディウス』に登場した「シールド」(雷+聖書)もある。

ハイドロストーム(風+聖水)やグランドクロス(雷+十字架)など、年代的に後のリヒターと似た技を使っているため、ジュストのスペルフュージョンがアイテムクラッシュの元となったと言える。

ちなみにグランドクロスは『闇の呪印』でラルフが使用しているため、ベルモンド一族に伝わる奥義として再発掘したといえようか(シモンも『ジャッジメント』やスマブラ参戦時に使っている)。

それをわざわざ魔導書無いと使えないジュストって…と思ってはいけない。(後年、魔道書のような媒体がなくても使えるように彼が改良したとも考えられる)

ちなみにTAS動画では隠しキャラのマクシームとはいろんな意味で比較されしまう彼だが、レビテーションブーツでの変態機動や天井に頭をぶつけながら突き抜けるバグを利用したショートカットが発見され、今では「加速のマクシーム」に対する「浮遊のジュスト」とまで呼ばれるようになった。動きが目で追えてしまうジュストの方が変態度が高いとの声も。

家具コレクター

「ほう、いい部屋だな。だが少々殺風景なようだ。何か家具でもあれば…。よし、持っている家具を置いてみるとするか!」

探索中に何もない殺風景な部屋を見つけ、拾い集めた家具を設置し、勝手に他人の城で自分好みの部屋に仕立てるというちょっと天然な一面もある。

全部集めて設置した後のグッドエンディングでは、リディーの動きが少し変わる。

アニメ版

声:木下浩之

Netflixのアニメ『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-: 月夜のノクターン』では主人公リヒター・ベルモンドの祖父(リヒターの母ジュリア・ベルモンドの父)として、老人の姿で登場。

かつては凄腕のヴァンパイアハンターであったが、愛する妻親友を吸血鬼に殺されたことで戦う意志を失い、その結果魔法を使う能力も失った。

現在は隠遁しており、リヒター達とも疎遠になっていた。

過去のトラウマと向き合えず戦意を喪失していたリヒターと偶然出会い、リヒターが魔術と戦意を取り戻すきっかけとなる。

シーズン2でも引き続き登場。原作ゲーム版のデザインに似た装束を着用し、吸血鬼との戦いに本格的に加わる。

主な武器は鞭ではなく剣。服の中に仕込んだ無数のナイフを連射する技も用いる(劇中でリヒターが行った同様の技よりも遥かに強力)。

アルカードとは少年だった頃に数日間だけ面識があり、それ以来の再会となる。

命の危機に陥ったマリアを咄嗟に守ろうとした際、大事な者を今度こそ守るための力として、失っていた魔術を取り戻す。

彼の扱う魔術の中には、原作ゲームのスペルフュージョンを彷彿させるものもある。

本アニメシリーズの中でも原作との相違点が特に大きいキャラだが、シーズン2での活躍ぶりもあって、結果的に新たな魅力のあるキャラクターに仕上がっていると言える。

また「大事な者を救うために戦う」という重要な部分に関しては原作のジュストのキャラクター性と共通している。

特に、闇堕ちしたマリアの心を救おうと彼女に働きかける展開は、原作での闇堕ちしたマクシームを救おうとする展開とも通ずるものがある。

外部出演

Vampire Survivors

コラボDLC「悪魔城ドラキュラの頌歌」で登場。シモン・ベルモンドの初期装備を進化させるとアンロックされる。

初期装備は「ビブーティの鞭」で、最も近い敵に鞭を振るい灰色の小さい爆発を起こす。進化させると「デイブレーカー先端」となり自機の背後に多数の弓を出現させ真横に斉射する(月下の夜想曲のマジックミサイルに酷似)。

しかしこの武器は正直微妙。その代わりに、ヴェルナンデス家の血筋が強い設定を反映してか最初から数回のレベルUP時にアンロック済みの呪文の中から好きなものを選んで獲得できる「ヴェルナンデスの魔術書」が確定で手に入るという能力を持つため、呪文を主力にすると上手く立ち回れるだろう。

また、本DLCではなく本編の武器である「飛び交う家財道具」を装備すると、落ちてくる家具が原作のドットを使用したものに変更されるという小ネタが存在する。

テーマ曲はSuccessor of Fate(宿命を継ぐ者)。

なお、ジュストまでは年代順にキャラを解放してきても次のキャラはジュストだけではアンロックできず、ここで一旦先の時代に飛ぶ事になる。

別名・表記ゆれ

ジュスト

関連タグ

悪魔城ドラキュラシリーズ 白夜の協奏曲

マクシーム・キシン リディー

ベルモンド家

シモン・ベルモンド:祖父。50年前に活躍したベルモンド。

リヒター・ベルモンド:44年後のベルモンド、ファンからは時代的にジュストの孫ではないかと考察されている。アニメでは祖父と孫の関係。

悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス:歴代のベルモンドを召喚する協力技『グレイテスト5』で登場する。

悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物

編集者:i
編集内容:アニメ版に追記。