フルネームは『ルドル・フォン・シュトロハイム』。
また、『一巡後の世界』が舞台である第7部『スティール・ボール・ラン』にも
『フリッツ・フォン・シュトロハイム』と言うキャラクターが登場する。
第2部のシュトロハイム
ナチス・ドイツの軍人であり、
所属が所属なだけに彼の事を悪人と思う人も多いが、根は優しく誇り高い軍人。
仲間の為ならば自らの命も捨てる覚悟で戦う。
…でもナチス byジョセフ
語尾が長い事に定評がある。また、握力にも定評がある。
我がドイツの医学薬学は世界一ィィィィーーーーッ!!!!
日本人の抱くドイツ人像のテンプレであり、実際正しい認識である。
ただし最近は日本人の方が彼化している。
「日本の技術力は世界一ィィィィーーーーッ!!!!」とか気にしてはいけない。
作中での活躍
メキシコで「柱の男」を蘇生させる命を受け、ドイツの世界一の医療技術によってそれに成功した。
だが、柱の男であるサンタナに片脚を取りこまれた為ピンチとなってしまった。
しかし、彼の寄生された脚をジョセフに切断させ、柱の男に太陽の光を浴びせる為に手榴弾で自爆し死亡した。
惜しい人を失いました。ご冥福を祈ります…
死んどる場合かーッ!
…と、思いきや世界一の医療技術と科学技術によって肉体を半機械化、俗に言うサイボーグとなって復活した。科学の力パネェっス。
カーズを止める為に、サンタナをも遥かに超える身体機能や、「1分間に600発の徹甲弾を発射可能な重機関砲」を駆使して戦ったが、カーズの輝彩滑刀で上半身と下半身を真っ二つにされてしまう。目に搭載された紫外線照射装置でなんとかカーズに一太刀浴びせることに成功するものの、(メッシーナ曰く「柱の男以上に不死身な体」)さすがに戦闘不能となりその後のジョセフたちの戦いには同行しなかった。
ちょいと右脚がギクシャクするがァァァァ 俺のカラダは 修理は完了ォォォォォ
…かと思ったが、治療と再改造を受けてまたまた復活。
ジョセフ達を助ける為に全身の武装を駆使し吸血鬼部隊相手に大暴れした。
しかし、ジョセフに敗れて、追い詰められたカーズに止めを刺そうと紫外線を照射したものの、カーズは既に赤石をつけた石仮面を被っていたため、彼の究極生物化を手助けするという痛恨のミスを犯してしまう。
その後は究極生物と化したカーズに苦戦するジョセフのサポートに回り、カーズとジョセフの最終決戦を最後まで見届けた唯一の人物となった。
その後
エピローグで、「ジョセフの生存を知ることなく、スターリングラード戦線で誇り高きドイツ軍人として名誉の戦死を遂げる」と語られるのだが……
ひょっこり生きていたとしてもたぶん誰も驚かない。ある意味この人も究極生物。
ちなみに、第5部の後日談である小説『恥知らずのパープルヘイズ』にも名前が登場。
ナチス・ドイツが行っていた石仮面研究の責任者も務めていたことが語られている。
余談
テレビアニメ版では情勢を考慮してかナチスの所属とはされておらず、
「ドイツ軍の軍人」という設定に留められている
これは何もこのシュトロハイムに限った話ではなく、ドノヴァンやマルクといった、
作中に登場する他のナチス関係者もドイツ軍の所属という設定に変更されている。
声優
伊丸岡篤 (テレビアニメ版)
第7部のシュトロハイム
本名:フリッツ・フォン・シュトロハイム
北米大陸横断レースの参加者の1人で、第2部のシュトロハイムと同様ドイツ人。
半身サイボーグのような容姿も共通する。
愛馬はヨーロッパ・エクスプレス。
第1ステージを7位で通過していたことから、ジョッキーとしての腕前はかなりのものだったようだ。
第2ステージに差し掛かったところで本性を現し、ジャイロに襲い掛かるものの、
鉄球攻撃の前にあっさり敗れ去ってしまうという、完全にかませ犬としての扱いであった。
モデルについて
名前の由来は、ドイツの映画監督・俳優であったエリッヒ・フォン・シュトロハイムではないかと言われている。本作の登場人物の名前は基本的にミュージシャンの名称から採られていることが多く、このように映画関係者から名前が採られるというケースは極めて珍しい。
また、作者がジョジョ以前に執筆していた漫画「バオー来訪者」にドルド中佐という人物が登場する。
元軍人で、過去に爆弾で重傷を負ったのが元で半身をサイボーグ化しているなど、シュトロハイムを髣髴とさせる容姿をしている。もしかすると、このキャラクターがシュトロハイムの原型になったのかもしれない。