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重機関銃の編集履歴

2013-03-11 16:10:27 バージョン

重機関銃

じゅうきかんじゅうまたはへびーましんがん

機関銃の中でも弾がでかいものをさす。防御用。

概要

主に10mm口径以上の弾を使用する連射できる(または砲)。1人では運べず、3人以上で運用する。主に拠点防衛、対車両、対空、対船舶目的に使用される。


重機関銃の特徴

上記のとおり大型・大重量なので「歩兵が携帯して移動し、必要に応じて火力支援する」という使い方は出来ない。(そのような用途は軽機関銃が担う)


なので、重機関銃はトーチカのような火点・防御陣地などに設置される防御火器として使われる。

性能としては

・長時間撃ち続けられるよう、銃身の冷却性能が良い(もしくは交換が簡単)

・装弾数の多い(100発程度)ベルト式給弾機構

のように、射撃の継続性が重視される。


当然2つの条件を満たすとどうしても重くなり、嵩張ってしまうのだが、その点は防御的な運用で補える。

(移動性能の良さは求められていない)

重機関銃はあくまで防御用なのである。


2つの大戦と機関銃

登場当初、機関銃と言えばこういった使い方が主だった。

重いので移動はできず、押し寄せる歩兵に対して機銃掃射で対応したのだ。

(当時の機関銃は最低でも20kgはあった)


当時(第一次世界大戦)の頃は封建時代の名残が色濃く、歩兵騎兵の突撃によって敵の戦線を突破、または防ぐというものだった。だが機関銃の登場はそれまでの戦法を一変させてしまった。


どれだけ多くの歩兵が突撃を試みても、たった数挺の機関銃だけで防御できてしまうのだ。

当時、このような防御に対する作戦は存在しなかった。

なので多くの戦線では機関銃に対して(それまでの作戦通りに)突撃を試み、

全滅に近い損害を被るか、もしくは全滅してしまったのである。


機関銃への対応は急務となった。

戦場では銃弾避けのために塹壕を掘り、それを相手の方向に少しずつ伸ばしていくようになった。

戦争は「いつまでも同じ場所」で「ダラダラと続く」ようになったのである。


新たな兵器も生まれていった。

まずは塹壕に潜む敵兵を追い出すため、化学兵器が生み出された。

これが(現在で言うところの)『催涙ガス弾』で、

「ガスを避けて敵が逃げ出したスキに敵地を占領しよう」というものである。


または強固な塹壕の防御を打ち破るため、手榴弾も復活した。

はたして狭くて爆発力が逃げない塹壕での効果は凄まじかった。

(塹壕は塹壕で手榴弾対策に溝を作ったり複雑な形状にするなどで対策。出会い頭での戦闘が増えたためにトレンチガンやトレンチナイフといったものも生まれた)

瞬く間に敵味方ともに手榴弾を投げ込みあうようになり、状況は一変した。

(ちなみに、日本では日露戦争の頃に登場している)


あるいは塹壕を(文字通りに)突破するための戦車も登場した。

機関銃を掃射して敵に頭を上げさせない間、歩兵を伴って戦線を乗り越えるのだ。


そして、最後は偵察のために航空機まで登場した。(偵察機のはじまり)


このように機関銃戦争を一変させてしまったのである。

のちに進行する歩兵が携帯できるように軽量化された型が開発される事になる。

これが軽機関銃で、重機関銃とは対極にある性能が要求されている。


代表物

M2

NSV

DShk38


関連タグ

機関銃 マシンガン 機関砲

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