マルスを頭目とする組織で、新世界創造を目的とする。
銀河衣(ギャラクシーメイル)という赤と黒の鎧をまとう。
上層部のマルスやメディア、アモール等は闇の小宇宙を持つ。この小宇宙は元々はアプスの力で、通常の小宇宙を持つ者の体の動きを鈍らせたりする作用がある模様(9話でユナや檄が「体が重い」と言っている)。
更にパライストラ地下の牢獄には聖闘士の力たる小宇宙を抑制するシステムをつけたりメンバーの中にも小宇宙を吸い取る技を持つ者が存在する等、聖闘士の能力を根本から封じる等聖闘士の天敵とも考えられる。
組織の移り変わり
ハーデス編から数年後、突如聖域に進行したが、聖闘士の決死の抵抗を受け敗退の危機にあった所で、メディアが闇の神アプスを召喚した為、戦闘が中断。その後、銀河衣パワーアップしたマルスのみが単身聖域に侵攻し、アテナと青銅一軍に魔傷を与えるも、相打ちでサジタリアス星矢に封印される。この戦闘でアテナは隠遁生活を余儀なくされ、青銅一軍も前線を離れることになり、戦力再編を迫られた聖域にメディアが懐柔工作を行い、組織の乗っ取りに成功した。
ボスであるマルスが13年の間封印されていたにも拘らず、その間パライストラや聖域に時間を掛けて巣食うなど段取りの良さは歴代の敵の中でもなかなかのものである。もっともこの様な搦手を行ったのは本編での状況を見る限り、最初の聖域侵攻の際に主だったメンバーがアテナと青銅一軍らに軒並み倒されてしまい、戦力が激減したからの様である。
実際は火星士という組織どころかマルス自身すらも黒幕であるメディアに利用されており、メディアが火星に移動した後は、残った火星士も見捨てられる形で地球に残された。メディアもアプスの完全覚醒に伴う戦闘で死亡、上層部の全滅に伴い組織は壊滅した。生き残った火星士の行方は現在不明である。
火星士のメンバー
各メンバーは昆虫をモチーフとしている。また、複数で1つの名を名乗る者もいる。
劇中の描写から判断するに、一般の火星士は(普通の)青銅聖闘士とほぼ互角、雑兵は聖闘士の雑兵と同程度の様で、マルス軍の主力を務めているのが、本来なら敵である白銀聖闘士というある意味情けない状態とも言える。ハイマーシアンの水準は不明だが、ソニアは同世代の青銅聖闘士の中で上位クラス(白銀聖闘士に勝てるレベル)の蒼摩と互角に近い勝負をしており、白銀聖闘士に準じるクラスであると思われる。黄金聖闘士相当の立場がマルス四天王である。
一般火星士
マンティスのオルデキュア
斥候部隊に所属。3話で蒼摩、光牙と対峙し2人に倒され逃亡するが、上位の火星士に殺害される。
スパイダーのラーニョ
3人1組。小宇宙を吸い取る糸を操る。8話で光牙と対戦し倒される。
ビートル兄弟
16話で登場。数人の部下アント隊を率いる。
ハイマーシアン
幹部クラスだがが登場したのはソニアのみ(他は第一次侵攻の際に死亡した?)
長い髪の女性火星士。マルスの娘。
雑兵火星士(階級名称は不明)
個別の戦闘力では束になってかかっても一般の青銅聖闘士にも及ばない程度だが、総じて大柄で、その数は尋常でなく多い。
どのくらい多いかというと、貴鬼の足止め要員としてメディアに送り込まれた雑兵軍団が黄金聖闘士である彼が12時間近くかかっても全滅しきれないくらい多い。
途中でハービンジャーが手伝いに加わって数時間出てきては潰されを繰り返しているが、それでもまだ全滅していない。
マルス四天王
43話で明らかになった存在。魚座のアモールに復活させられる。
サブタイトルで「軍神」と表現されており、公式でも神と表記されていることから人間ではないようである。全員が顔を仮面で隠している。また胸付近に何かの破片のようなものが刺さっている。
この四天王らしき、マント姿の顔を隠した4人が29話からのOP冒頭に登場している。
かつて青銅一軍と戦い彼らを苦戦させ、女神の聖衣をまとった沙織に封印された。43話中では自我も怪しい状態なのかほとんどまともな会話を発する事もなく、うなり声のような声をあげるのみだったがその状態でもセブンセンシズにめざめている蒼摩らも圧倒的するものであった。44話では技名を叫ぶ程度はしていたが、それでも沙織の封印の影響で重傷を負って弱っていたのもあり、バックスが闇の小宇宙を発揮した光牙に倒され、残り3人も蒼摩・栄斗・龍峰に倒された。
技:バルウス・デフラーヴァン
紫髪の女性。弓矢状に生成した風で攻撃する。
技:ライトニング・マジック
酒を飲んでおり、パワータイプの戦闘スタイル。闇の小宇宙を発揮した光牙に倒される。
技:フレミ・ドラビッヒ