ヴォーパルソードとは、架空の武器の一つである。
概要
ルイス・キャロルの児童文学小説『鏡の国のアリス』において、劇中で詠われる詩「ジャバウォックの詩」(ジャバウォッキー)に登場する剣。
【Vorpal】とはルイス・キャロルの造語であり、明確な定義づけがなされていないため意味は不明。
ただ一説には『鋭い』ないし『致命的な』という意味があるとされ、総じて「致命傷を与える剣」という意味となる。
詩に登場する少年がジャバウォックと遭遇した際に取りだした剣で、この剣を振るって少年はジャバウォックを退治し、父親に誉めたたえられている。
その形状については詩の中には一切登場しないため不明である。
テイルズシリーズ
どマイナーなこの剣を一躍メジャーな架空武器に押し上げたのが、バンダイナムコゲームスの人気タイトル『テイルズ』シリーズである。
歴代シリーズで度々登場し、その際には水属性の剣として登場している。
Sa・Gaシリーズ
こちらではロマンシングサガ2で登場しており、高額な開発費用を必要とせず入手できる強力な大剣。単純に強いほかに、この剣の固有技として「殺虫剣」「殺人剣」という物騒な名前の技を使うことが出来る。名前通りの相手に特効するこの技、怖いことに後者はLPごと奪ってしまう。同士討ちしたらどうなるかなんて、考えるだけでも恐ろしい。
ダンジョンマスター
表記は「ボーパルの剣」。形状は波打った刃を持つクリスナイフ型。
威力自体は低いが、武器の中では霊体に唯一ダメージを与えられる剣。
対霊呪文によるマナ消費や、使用回数に制限のある杖を節約出来るため重要。
カルドセプトシリーズ
カルドセプトサーガ、および3DS版カルドセプトに登場。表記は「ボーパルソード」。
鍔にドラゴンの装飾をあしらった長剣で「白き騎士が竜を倒すために用いた」とされる。
数値はST+30とロングソード並だが、敵の最大HPが40以上の時に強打(攻撃力1.5倍)が発動するため、敵領地への侵略時に効果を発揮する。