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ドラキュラⅡ呪いの封印の編集履歴

2013-07-22 13:19:51 バージョン

ドラキュラⅡ呪いの封印

どらきゅらつうのろいのふういん

1987年8月28日に発売されたコナミのファミコンディスクシステム用アクションRPG。

本文章はウィキペディアの内容を元にしています。ご了承下さい。

概要

ゴシックホラーアクションゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズのファミコンでの2作目。基本システムは横スクロールの2Dジャンプアクションであるが、純粋なステージクリア制アクションゲームだった前作『悪魔城ドラキュラ』とは違い、本作ではRPGの要素も取り入れたアクションRPG(広告チラシには「RPGホラーアクション」と表記されている)となったことが特徴。昼と夜による変化の概念が盛り込まれ、ステージ舞台も町、森や川、館などトランシルバニア地方各地を巡って探索する。ストーリーは前作の直接の続編であり主人公もシモンで、身体に受けた呪いを解きドラキュラを永久に消滅させるため、地上に出現したドラキュラの肉体の5つの遺骸を各地の館で探し集めて最後にドラキュラ城で焼き払い封印することが目的。音楽は前作ではディスクシステム専用音源が使われていなかったが、本作ではディスク音源も使って作曲されている(このため後にディスクシステムでなくROMカセットで発売された欧米版では楽曲がアレンジされて強化された)。

パッケージには本作のキャラクターイラストカードが1枚封入されている(カード絵柄は数種類存在する)。

2008年にWiiの、2013年に3DSのバーチャルコンソールでダウンロード配信された。

ストーリー

前作から7年が過ぎ、再びトランシルバニアの片田舎。

ドラキュラを倒しその肉体を100年の眠りにつかせて英雄となったシモン・ベルモンドだったが、ドラキュラとの戦いで負傷した背中の傷は日増しに身体を蝕んでいき、死期が近づいていることを感じる。ある朝シモンは、ベルモンド一族が眠る天使の丘の墓の前に来て、自分の生涯を振り返っていた。その時、背後に気配を感じ振り向くと、朝靄の中に女性が立っていた。女性はシモンに話しかける。

「あなたの命は邪悪な呪いに左右されこのままでは危ない。でも今もあなたの心が邪悪に対し命をかけて立ち向かう勇気を持っているなら神はあなたに力を授けるでしょう」「呪いの力が再び年月をかけ蓄積され、頂点に達した時ドラキュラは再び復活するのです。永久にドラキュラの肉体を消滅させる方法は1つしかありません」「肉体は粉砕されて7年目の今日、復活を始めます。肉体の5つの部品が地上に姿を現すのです」「この肉体を力が弱いうちに見付け出してドラキュラ城で焼き払い封印してしまうのです。それでドラキュラ伝説にも終止符が打たれるでしょう」「そしてあなたの傷も呪いから解放され癒えるでしょう。この方法でしかドラキュラを永久に消滅させることはできません」。

朝靄の向こうへと女性は消えて行った。シモンは再び新たなる決意をもって旅立つのであった。

システム

アクションのシステムは前作『悪魔城ドラキュラ』を踏襲しているが、アクションRPGであるため、スコアは無い。敵が落とすハートを取ると経験値がたまり、一定量に達するとレベルアップし防御力やライフの最大量が増える。残機(プレイヤーストック)制が採用されており、残機がなくなるとゲームオーバー。ゲームオーバー時にはコンティニュー可能で、ゲームをやめるときはディスクカードに進行状況をセーブすることもできる(欧米版ではパスワードコンティニュー制に変更)。

メインウェポンはムチだが、前作のようにアイテムを入手してパワーアップするわけではなく、で購入したり、イベントで入手する。サブウェポンアクションゲームだった前作では常に1種類しか持ち歩けなかったが、本作では入手したアイテムはサブ画面で自由に選択して使用することができる。前作同様にハートを消費するサブウェポンもある。

舞台となるトランシルバニアにはいくつかの町があり、町では人々から話を聞いたり、アイテムを買ったりすることができる。ちなみに本作では敵を倒して入手したハートを使って物を買うシステムである。

  • 時間の概念

本作では『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に先駆けて、の時間の流れのシステムが採用された。プレイ中は町の建物や館の内部にいるときを除いて常に時間が流れており、午後6時になると昼から夜になり、午前6時になると夜から昼になる。昼は町中で情報を集めたりとアドベンチャーゲーム的な要素があり、夜は敵キャラクターが強力になって、町の中では人が家に閉じこもり、敵が出現するようになる。また、プレイ時間に応じてエンディングが変化するマルチエンディングを導入している。なお、後のシリーズ作品やBEMANIシリーズにも使われている楽曲「血の涙」(Bloody Tears)は本作の昼のフィールドBGMとしてが初出。

  • 嘘情報

昼の街では通行人と会話することでアイテムの入手法などの攻略情報を得ることができるが、中には全くの偽情報・嘘情報もある。数多くある情報から本当の情報を見極める必要がある。

登場人物


  • 女性

前述のストーリー節参照。説明書のストーリー紹介にのみ登場する女性で、ゲーム中には登場しない。赤い服を着ている。

  • 町人

昼に町で歩いてたりする人々。話しかければ色々情報を教えてくれたりするが、嘘の情報も多い。夜は家に入ってドアを閉ざす。

  • 商人

町などにいるローブ姿の男で、アイテムを売ってくれる。販売品は場所により決まっていて、大半は建物の中にいる。

  • 神父

町の教会にいて、話しかけると体力を全回復させてくれる。なお、その台詞は『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』にもそのまま登場する。

  • ジプシー

いろんな場所に隠れ潜んでいたりして、シモンにアイテムをくれたりする。

  • 船頭

デッドリバーにおり、見た目は商人と同じ姿。話しかけると船でシモンを向こう岸に運んでくれるが、あるアイテムの有無によって辿り着く場所が異なる。なお、話しかけたときの台詞は『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』や『月下の夜想曲』の渡し守にもそのまま登場する。

  • ドラキュラ

最終ボス。5つの遺骸を焼き払った直後、ドラキュラの亡霊がもう1つあった最後の遺骸「牙」で襲い掛かる。最終地点であるドラキュラ城の最奥で戦う。

仮面のような顔だけの姿。ラルバの館にて中ボスとして登場。ゲームクリアに必要なあるアイテムを守っている。円を描いて空中を飛び、多数の火炎弾に分裂する血の涙を流して攻撃してくる。

  • 死神

シリーズ恒例のボス。ブラームの館にて中ボスとして登場し、あるアイテムを守っている。死の鎌を投げて攻撃してくる。

外部リンク

関連動画

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悪魔城ドラキュラ ファミコン ディスクシステム アクションRPG シモン・ベルモンド レトロゲーム ファミリーコンピュータ

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