ハイネ・ヴェステンフルス
はいねゔぇすてんふるす
キャラクター概要
人種:コーディネイター
生年月日:C.E.52年9月19日
年齢:21歳
血液型:A型
身長:178cm
体重:63kg
プラント生まれのコーディネーターであり、「第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦」(作中では前作「機動戦士ガンダムSEED」終盤にあたる)で所属部隊「ホーキンス隊」メンバーとして最前線で戦い多大な戦果を挙げた功績により「FAITH」に任命される。
デュランダル議長の命により愛機である「ZGMF-X2000 グフイグナイテッド」とともにミネルバに着任、パイロットメンバーの良き兄貴分としてシンやアスランへと接する。
彼の配属によってミネルバのパイロット達はこれから打ち解け合って行くように思えたのだがダーダネルス海峡戦においてグフイグナイテッドで出撃、ステラ・ルーシェの駆るガイアガンダムと交戦し終始圧倒していたがキラ・ヤマトの駆るフリーダムガンダムの戦闘介入を受け機体は損傷。フリーダムに気を取られた隙を突かれ背後からガイアのグリフォンブレイドで機体を真っ二つにされ戦死してしまう。
なおあまり浸透していないが「緋蝶」という二つ名が存在する。また、彼を慕う特別部隊、通称「オレンジショルダー」が存在し、メンバーは全員ザクウォーリアの片肩をオレンジ色にカラーリングしているらしい。
実際、アニメ本編の終盤、レクイエム中継地点付近の戦闘において、イザーク・ジュール率いるジュール隊の中に、右肩のショルダーアーマーがオレンジ色に塗装されたザクの姿が数機ほどみられる。
イザークとこれらのザクの関連性は不明だが、この時には前述の「ハイネ特別部隊」と連動したキャンペーンにおいて募集された『視聴者オリジナルデザインのザク』がワンシーン登場しており、イザークに率いられたオレンジショルダーのザクもこれに関連しての登場であると思われる。
「T.M.Revolution」との関係
キャラクターボイスを務めた西川貴教氏に関連する設定が幾つか存在する。
- 名前の「ハイネ」は氏がソロデビュー前の所属していたバンド「Luis-Mary(ルイマリー)」での名前「灰猫(Heine)」から、姓である「ヴェステンフルス」はドイツ語の「Westten(西)+Fluss(川)」を組み合わせた造語である。
- オレンジ寄りの金髪を特徴的な髪型にした外見は、氏の「灰猫」時代のビジュアルをモデルにしている。
- 生年月日である「9月19日」は氏の生年月日に由来している。
- 愛機である「グフイグナイテッド」の名は、第一期OPテーマである「ignited-イグナイテッド-」に由来している。なおアニメ作中でこの名称が呼ばれたのは一度きりであり、通常は「グフ」と呼ばれる。
搭乗機
実際に作中で搭乗していない機体及び設定上搭乗予定だった機体についても記載する。
- ZGMF-1001 ブレイズザクファントム(ハイネ専用機)
オレンジ色にカラーリングされたザクファントムで、アニメ本編ではハイネ登場前のプラント攻防戦で出撃している。
(スペシャルエディションではハイネの搭乗シーンが追加されている)
- ZGMF-X2000 グフイグナイテッド(ハイネ専用機)
コスト上の問題から先述のザクにコンペションで敗れ、「ニューミレニアムシリーズ」の主力機にはならなかったものの、その完成度を惜しんだ軍上層部によりFAITH所属の最上級パイロットに試験的に与えられた機体である。グフなのに飛ぶよ。
基本カラーはブルーであるが、本機はハイネのパーソナルカラーであるオレンジ色にカラーリングされている。
ハイネに与えられた機体は試作機であるため、形式番号に試作機を表す「X」が付いているが、後に量産機として生産されたものは「ZGMF-2000(ゼット・ジー・エム・エフ トゥーサウザンド)」という形式番号が付いている。
- X42S-REVOLUTION ハイネ専用デスティニーガンダム
ザフトはデスティニーガンダムを主力モビルスーツとして効果的に運用するための特殊部隊「コンクルーダーズ」の編成を予定していた。
ハイネはその一員に選ばれ、彼専用に調整されたデスティニーも建造された。しかし完成直前にハイネは戦死し、機体配備及び部隊編成は幻となった。
外見上の差異はオリジナル機の青色の部分がハイネのパーソナルカラーであるオレンジ色に変わっている他、「光の翼(ヴォワチュール・リュミエール)」もオレンジ色となる。
なお、『ワンオフ機しかも主人公機を量産していいの?』とかそんな疑問を持ったザフト軍兵士の皆さんはあとでミネルバ甲板に来なさい。気にしたら負けである。ちなみに、ストライクフリーダムガンダムについても「ザフトはこの機体を量産して大火力部隊を構成しようとしていた」との設定資料もある。まあ、機動戦士ガンダムSEED系列は『公式設定』すらも二転三転するので、深く考えるのはよしたほうがいいだろう。
それと、完全な量産機であるVガンダムに搭乗していたウッソ君に謝罪すること。
- スーパーロボット大戦シリーズでの登場
今のところ音声付き作品では西川貴教のギャラやスケジュールの都合上、声無しでの登場であり原作通り死んでしまうが、逆に音声が必要ない『スーパーロボット大戦K』では条件付きで生存でき、更に同じく携帯機作品の『スーパーロボット大戦L』では無条件で生存した。音声付作品か音声無し作品かで扱いが大きく違う。
一方でSEEDシリーズ単独のゲーム作品にはミゲル・アイマン役も含めて音声付きで登場している。