井上瑤

いのうえよう

『機動戦士ガンダム』のセイラ・マス役で有名な声優・・・だけではなく、放送作家、占い師、ダンサーも勤めていた。(故人)

概要

1946(昭和21)年12月生、東京都出身。本名・漆川由美（しつかわゆみ）。

声優としての活動は1975(昭和50)年頃からであり、それ以前は放送タレントやクイズ番組中の読み上げの声の役、自らが出演する番組の台本作成などを手がけていた。余談になるが『クイズダービー』で出題される問題の作成も行っていた。

『ポールのミラクル大作戦』のストーン、ミリカ、ポッポの三役でデビュー以来、機動戦士ガンダムのセイラ・マス、キッカ・キタモト、ハロ役、スプーンおばさん(バケット他)など声優としても多くの作品に出演した。

他にも、レイ・ホシコ名義で占い師としても活動していた。

2000(平成12)年頃に体調を崩し『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』獏良了役を40話で途中降板することとなってしまう。その後、肺ガンを患っていることが判明。一応手術は成功したものの、2003(平成15)年2月に再び容体が悪化し、肺水腫により逝去(享年56歳)。

＊1　後任は小宮和枝。キャスト交代は生前に行われたものであるが、没後に制作された『高橋留美子展』オリジナルアニメでも、井上氏の死去に伴い、小宮氏が演じている。

＊2　没後にリリースされたスーパーロボット大戦では、天野由梨が担当。

＊3　後任は松本梨香。

＊4　没後にリリースされたゲーム作品『THE BATTLE OF 幽☆遊☆白書〜死闘!暗黒武術会〜 120%フルパワー』では、皆川純子が担当。

＊5　没後に制作されたパチンコ版では、後任が立てられているが非公開となっている。

痩せていて小柄な体形で顔つきも童顔だったため、20代後半になっても子供と勘違いされることがよくあったそうである。

伊武雅刀の現在の芸名の名付け親でもある。この名前は、彼女の姓名判断でのアドバイスに基づいている。