基礎データ
ずかん | No.579 |
---|---|
ぶんるい | ぞうふくポケモン |
タイプ | エスパー |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 20.1kg |
とくせい | ぼうじん / マジックガード |
※ぼうじん:天候(「すなあらし」や「あられ」)によるダメージを受けない。また、粉・胞子系統の技の無効化(第6世代)。
※マジックガード:相手の攻撃以外ではダメージを受けない。
他言語版の名称
英語 | Reuniclus |
---|---|
イタリア語 | Reuniclus |
スペイン語 | Reuniclus |
フランス語 | Symbios |
ドイツ語 | Zytomega |
進化
ユニラン → ダブラン(Lv.32) → ランクルス(Lv.41)
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく『ラン(卵<らん>または藍藻<らんそう>)+クルス(ホムンクルス)』
ダブランがLv41で進化することが出来る。
『ホワイト』でのみ登場し、『ブラック』でのみ登場するゴチルゼルと対で紹介されていた。
子供のような低等身の外見ながら、ポケモン図鑑によれば高い知能を持ったポケモンである。
その上、岩をも握りつぶす握力を持った腕を操り戦う肉体派でもある。
またランクルス同士が握手すると脳みそがネットワークでつながり、サイコパワーが増幅される。
ゲーム発売前から公開されたポケモンの一匹である。
名前も公表されていない頃からプレイ画面に映り込んでいた愛くるしい姿が注目され、
水まんじゅう(仮)などと呼ばれイラストが盛んに描かれていた。
発売後ランクルスは最終進化形であり、非常に優れた性能を持った(後述)ポケモンでもあることが判明した。
以上のとおり色々と驚かされるポケモンだったりする。
外見
大きな腕と耳状の突起が生えた緑色のゼリー状の姿をしており、
本体とおぼしき人型の部分が透けて見えている。
頭の中心線からつながった口の形が特徴的。
ユニランやダブランと比べると目付きが少しだけ鋭くなっている。
このゼリー状の液体、サイコパワーで形を保たれているだけでありコレ自身は形を持っていない。
そのため中で自由に回転したりできるし、自身が激しく動くと慣性でゼリー部分の形が揺らぐ。
余談だがゲームでは後ろが透けないため濃い緑色の液体だが、3D作品では意外と透明度が高く後ろの背景も良く見える。
モチーフは胎児、または子宮だとよく言われている。
取り方によっては初代以来のスライム系ポケモンといえなくもない。
ゲーム上の特徴
「特攻」の種族値は125とかなりの高さである。
その上「HP」の種族値も110の高さを誇っており、耐久性能も高い。
反面「素早さ」は30と超鈍足であるが「トリックルーム」ではこれが長所となり、
それ以外の時でも「でんじは」で補う事が出来る。
(Lv50の時に性格補正無し素早さVの時に努力値4振れば、まひ状態の130族をギリギリ抜ける)
攻撃技の候補としてはタイプ一致の「サイコキネシス」「サイコショック」のどちらかを主軸とする。
またサブウェポンも豊富で、「シャドーボール」「エナジーボール」・「かみなり」に
「きあいだま」など対処できる攻撃範囲の広さも特徴的である。
習得できる補助技は優秀で、自力で「じこさいせい」「リフレクター」「ひかりのかべ」を習得可能である。
「あまえる」で物理を骨抜きに、「めいそう」で決定力を上げられる。
鈍足ではあるが後続サポートとしても有効な「でんじは」を使えば自身が先制する事も出来る。
最も鈍足をな事を有効活用できる「トリックルーム」を覚える事も出来、
仮に「ちょうはつ」で止められたとしてもアタッカーとして運用できるので何もできないという事は無い。
特性について
特性もかなり優秀な部類で、2つあるが基本的には「マジックガード」の一択である。
特性がマジックガードは攻撃以外のダメージを受けないであり、多くのメリットが生まれる。
まず「どく」「やけど」といった状態異常のダメージを受ける事が無くなるので、「どくどくだま」
「かえんだま」で自ら状態異常になり、相手からの「ねむり」「まひ」の状態異常から守ることができる。
ランクルスはタマゴ技で「トリック」も使えるので、それらの道具を相手に押しつける事も出来てしまう。
また、道具「いのちのたま」のデメリットである反動ダメージを無効にする事が出来、
倍率1.3倍をノーリスクで加える事が出来てしまう。特攻に特化して更に威力を上げるなり、
威力強化は道具にまかせて耐久に努力値を全てつぎ込んで更に硬くなることもできる。
もう一つの「ぼうじん」の天候ダメージを受けないの部分も「マジックガード」の効果範囲内である。
「ぼうじん」の効果自体は十分強いのだが、そういった理由からユニラン系にとっては完全にハズレ特性となっており、
「良い個体が出たがぼうじんなので不採用」という事がしばしば発生している。
一応「スキルスワップ」を覚えるが…。
低個体値はもちろんボックスを圧迫する存在なので「にがす」コマンド安定な上、
「冷静HBCD(4V)+S逆V」(トリパアタッカーランクルスの理想個体の例)のような完璧な個体でも、
せいぜい個体値遺伝用の親としたり、GTSでの交換要員くらいしか価値が無いのが現実だったりする。
野生では「どく」か「やけど」状態にすることで特性が判別できるのである程度厳選することは可能。
(前述のように「マジックガード」なら状態異常によるダメージがない)
なぜ完全上位互換の特性を同じポケモンに持たせたんだ…ゲームフリーク。
ちなみにX・Yでの「ぼうじん」は天候によるダメージのみならず、虫・草タイプの変化技で良く使われる粉・胞子系統の技も無効化できるようになっており、一概に劣化と言えない性能になっている。
道具の「ぼうじんゴーグル」を持たせる事で同様の効果があるが、こちらは殿堂入り後でないと複数手に入らない。
ゴチルゼルより人気があるはずなのだが、外伝作品では逆に冷遇されている。
ポケナガではゴチルゼルはユニークブショーのベストリンクにあるのに対して、ランクルスのラの字もない。
マグナゲートでもいるいないの関係は同じ。
空の探検隊以前では2つの特性を持つポケモンは両方の特性が発動していたので、
扱いがどうなっていたか気になっていたのに、登場しないのでは話にならない。
(そもそもマグナゲートではどちらか1つの特性しか持たないのだが)
主な使用トレーナー
関連イラスト
関連タグ
水まんじゅう(仮):和菓子の水まんじゅうを連想させる姿から付けられた通称。
中の人単体:文字通り、中の人のみを描いたものに付けられているタグ。