登場人物
主要人物・重要人物
主人公。たった一言で相手を死に至らしめる恐るべき即死能力の持ち主。
地球にいた頃から能力を保有し、『おかくしさま』と恐れられた幼少期はコードネーム「αΩ(アルファオメガ)」と呼ばれて隔離されていた。
ヒロイン。見た目は美少女で胸も結構大きいが、言動で残念がられている。
平安時代から続く知千佳の先祖で背後霊。日本の戦国時代に適した思考をもっている上に、現代知識まで貪欲に吸収して使いこなす超人。
夜霧を隔離していた『研究所』(独立行政法人高次生命科学研究所)からクラスメイトに偽装して派遣された監視員。日本では忍者の家系だが、この世界でのクラスはサムライ。
- キャロル・S・レーン(CV:鈴木杏奈)
留学生に偽装してアメリカの『機関』から派遣された夜霧の監視員。
魔王を倒した元勇者東田良介の仲間で回復魔法使いで舞空術が使える。
知的な雰囲気が漂う少年。様々な問題を解決する方法を「世界の記録」から引き出すことができるギフト「コンサルタント」で、クラスメイト達にギフトを有効活用する方法をアドバイスしている。王都魔界攻略まではチアリーダーの大谷柚衣と協力関係だった(応援スキルにより問題解決スキルの効果を上げる事が出来、高遠夜霧の即死能力発動時の過去を検索出来た)。
問題解決スキルLV4で賢者シオンとも接触し、賢者育成期間延長の為に高遠夜霧の暗殺を引き受けた。知略に長けているが、賢者シオンや宇宙神といった気まぐれで約束を反故にする力押しの相手にはほぼ無力に等しい。
賢者シオンの賢者覚醒デスゲームの途中で魔界層モンスター大量出現や魔神マナ顕現による乱入により大谷柚衣を失い状況が変わったと判断して、賢者シオンに命を狙われるのを覚悟で切り札を使って全力逃走。篠崎綾香に追い詰められた竹倉季世子が召喚した核兵器(アニメ版では殲滅爆弾)による謎の大爆発に巻き込まれて負傷した所を謎の黒い天使型アグレッサーに連れ去られた。
書籍版・漫画版・アニメ版にて高遠夜霧の過去編に登場する女性であり、夜霧の育ての親。教員免許を持っていた事で日本政府により「αΩ」の世話役として『独立行政法人高次生命科学研究所』に採用され、彼に「夜霧」と名付けた。
『独立行政法人高次生命科学研究所』の所員。『教員免許を持ち、応募があったから』という理由だけで朝霞をΑΩの世話役として雇い入れた。
賢者
大賢者ミナキの能力によって賢者同士の殺し合いは出来ない。
戦詩システムで好戦的な性格になっても賢者同士で殺し合いになっていないのはその為である。
クラス(賢者候補)
異世界へ丸ごと送られたクラス生徒達。
賢者シオンの戦詩(バトルソング)のギフト効果により好戦的に思考誘導されている。
詳細はクラス(即死チート)を参照。
異世界天盤人
昔は12匹の龍が天盤世界を生み出し、現在は女神マリナルリナと大賢者ミナキが管理している。賢者ギフトを扱えるのは異世界召喚された地球人に限るので異世界人には扱えない。龍ギフトや剣聖ギフトは異世界人でも地球人でも扱える模様。
召喚当初、異世界人には剣からビームを出せる超人ばかりいると思われていたが、ロボット型アグレッサーの技術を得た壇ノ浦もこもこの調査により知千佳vsディヴィッドの対決時には異世界人の9割ほどは地球人の身体能力と大差ない事が判明した。
賢者にしろ、宇宙神にしろ、アグレッサーにしろ異世界天盤人にとっては勝者が彼らの敵になるだけの無法地帯と言える。
協力者
- セレスティーナ(CV:幸村恵理)
最初の街クエンザにいたコンシェルジュ。言語問題を解決できる首飾り型翻訳アイテム(対応辞書付き)とステータス隠蔽アイテムの指輪(強盗団による鑑定スキル対策)とゲーム機充電器(夜霧用)を用意してくれた。街クエンザから王都ヴァレリア迄の距離は大阪から名古屋位の距離で汽車のチケットも用意してくれた。夜霧達は汽車で王都に行って先回りしようと考えた。
花川大門から没収した宝石類の大半も彼女に預けて運用をお願いした。
因みにステータス隠蔽アイテムの指輪はLV6で鳳春人の情報解析系スキルや秋野蒼空の誓願を夜霧達に直接使われない限り鑑定スキルLV4以下のクラス達に指輪ステータス隠蔽アイテムによる偽装はバレない事は分かったが、一般の異世界天盤人ではLV3が限界でLV4以上は人外の領域でLV7で神話級の能力で上限はLV10と分かり、夜霧らは彼女は何者だろうと考えた。
吸血鬼
12匹の龍(降龍)が異世界天盤を管理していた時代からいたとされる種族。吸血鬼最上位はオリジンブラッド。
賢者レインが高遠夜霧に即死させられたのをきっかけに復活した転生の為に用意した分身体の少女。高遠夜霧の即死対象にならないように記憶継承はしなかった為、賢者レインとは全く別の存在として転生したので賢者レインの子供といっても過言ではない。
賢者レインが生前に絶対に高遠夜霧に敵対しないように好意を持つように設定した為、転生したばかりの少女は馬を使って高遠夜霧に会いに行こうとした。
途中、賢者レインの眷属となったエウフェミアをお供に付けた時に自身の名をリズリーと名乗る。高遠夜霧に会った後は自身の賢者の石を渡し、高遠夜霧達を地球に帰す為の旅に同行する事になった。実は賢者レインのもう一つの目的を夜霧に伝えるように遺言を残されていた。
半魔種族
ある賢者候補によって村を滅ぼされ、後にある場所で魔力を搾り取る家畜にされた存在。
異世界にとって半魔は迫害対象である為、各国家には道具や動物としか思われていない。
後に利害一致で高遠夜霧の旅同行者となった。
「半魔」と呼ばれる一族の少女。もともと住んでいた半魔の村が裕樹によって滅ぼされ、美女だったため裕樹の支配を受けた後は親衛隊の序列二位となる。
「半魔」と呼ばれる一族の少女。エウフェミアの生き別れの姉。裕樹の支配する奴隷たちに襲われて壊滅した村にいた同族の行方を捜しており、半魔の気配を頼りに剣聖の試練に潜り込む。
勇者
勇者は剣聖ギフトに分類される。剣聖は一人しか存在出来ない為、残りは勇者となる。国家の召喚勇者とは別物であるが、勇者の役目が魔王討伐という事には変わらない。
- 勇者アイン
書籍1巻に登場した闇雲に賢者達に復讐を目論む男。不死の賢者レインとは相性最悪で絶望して死を望むが、賢者レインに外に投げ出されて見逃された(アニメ1期での出番はここまで)。
彼は抵抗軍所属で過去に大賢者ミナキによって妹を連れ去れていた。賢者レインに敗北後、傷心で昔の家に帰宅する。そこで大賢者秘書アレクシアによって妹アリエルが返却された。その妹は大賢者に奴隷にされた後、いじくり回された(洗脳及び人体改造)後であり、無事と言える状態ではなく妹が何かに変身する前に気絶させる事に成功したが、更なる絶望によりアインは途方に暮れるしかなかった。
マニー王国陣営
剣聖の塔による結界等を駆使して王国と王都ヴァレリアを護っている。
魔神陣営や異世界勢力の侵略を阻止する為に仕方なく賢者達と手を組んでいる。
後に国王がクラスへの復讐を目論む篠崎綾香(賢者候補)に暗殺された後は賢者候補によって暗殺された為に賢者候補のクラス達は城から追放され魔界の最前線に行かされる羽目になった。王暗殺事件や王都での多発テ口を引き起こしたのにもかかわらずクラスが追放程度の罰で済んだのは王子達の配慮のお陰であるが、実際には王国の兵士達では賢者所か、賢者候補生にすら手も足も出ないというのが本音であった。
賢者候補の花川大門と魔神眷属のリュートによって魔神マナの封印が解かれ、王都に顕現してしまう。賢者候補の高遠夜霧達が地上に顕現した魔神マナを倒しはしたが、魔神マナの肉塊から神の気配を感じて次々とアグレッサーの神々が神探しに集まってくる事がわかり、生き残ったマニー王家関係者は王都ヴァレリア完全放棄を決断した。アグレッサーの被害が拡大し、魔神討伐により各国の魔界対策支援金も打ち切られた為、マニー王国の先行きは暗い。
賢者に匹敵する力を持つと言われる老剣士。千年前の魔神の封印の傍に建つ「試練の塔」において定期的に「剣聖の試練」を行い、試練を突破した者を聖王の騎士に任命して剣聖系のギフトを授けている。賢者と違い、剣聖は一人しか存在出来ないが、後継者を指定しておく事で彼の死後にその後継者を剣聖にする事は出来る。
本名はマニー王国の第三王子リチャードで、騎士を目指す青年。リックの名で剣聖の試練を受けるが、最終的に剣聖に「ほかに候補がいない」という理由で剣聖を継ぐ。この世界では例外的ともいえる、弱者を気遣える精神の持ち主。
高遠夜霧と壇ノ浦知千佳にある物を渡した事で後に夜霧達はマニー王国に配慮してもらえることになった。
- ディヴィッド
マニー王国の警備隊に所属する青年で王族の末席。高慢ではあるが、善人でもあるので高遠夜霧と壇ノ浦知千佳の実力を認めた後は彼らをリックの友人と認めた。
戦闘能力は低く、壇ノ浦知千佳に負ける程度だが、彼の政治力により彼らを陰から支援した。
リックと聖王から高遠夜霧が魔神アルバガルマを倒していた事を聞いていた事でマニー国王暗殺後は高遠夜霧のいる賢者候補クラスの監視を願い出て、彼らに魔神討伐させる事による功績で夜霧達を護ろうとしていたが、高遠夜霧の命を狙おうとするある人物の策謀に巻き込まれて朦朧とする薬を食事に盛られて操られてしまい高遠夜霧と共に魔界最下層に落とされてしまった。
異常に運が悪い青年。元は日本人(当り屋しんちゃん)だったが、前世では散々不幸な目に遭った末に邪神を崇拝する教団に捕らえられ生贄となって死亡した。転生させてくれた女神により詫び石と死に戻り能力を授かった。王都に残ってもヘッジホッグに殺害される為、幼馴染のフレデリカの誘いに乗って試練の塔の試練を受ける事になった。アニメ版では自力で試練の塔の挑戦者を倒す等、原作版よりもほんの少しだけ強くなっている。いつも死にかけて酷い目に遭っているが、生き残るための悪運は強く、格上の相手に時間稼ぎする話術や度胸はある。
フレデリカの腕の治療の為に聖王と共に電車で王都に行く事になった。神の死に戻り能力を失った後は聖王の従者として剣聖系ギフトを授かった模様。
- フレデリカ(CV:井澤詩織)
ライニールの幼馴染で苛烈な性格の火炎魔法使い。ライニールを無理矢理剣聖の試練に参加させた。アニメ版では一応原作版よりは優しい性格になっている(原作版は短気でライニールとその対戦者を纏めて焼こうと考えていた)。
強気な性格だったが、リュートとの戦いで片腕を失った後は戦意喪失し、元気が無くなった。呪いで回復魔法が効かない為に腕の治療の為に聖王と共に電車で王都の治療院に行く事になった。聖王の従者として剣聖系ギフトを授かった模様。
- 聖王(CV:菊池紗矢香)
魔神アルバガルマを封印している女性。死んでも転生して蘇る事ができるらしい。
復活直後に魔神アルバガルマ陣営を倒した高遠夜霧の実力を見抜いた。しかし、高遠夜霧が魔神アルバガルマの数十倍の力を持った魔神マナを倒した時に高遠夜霧への対処方法を考え始めた。旅先の船上で夜霧の即死能力が使われた時に異世界人の数%が何故か急に大量死した事で高遠夜霧対策に本腰を入れる事になった。高遠夜霧が賢者を倒すたびに異世界に次々とやってくるアグレッサーに手も足も出ずに異世界の治安が急激に悪化し心が徐々に病んでいくが、結論は手に負えないと判断し、殺害は早々に諦めた。異世界を旅する気まぐれな善人である夜霧に対して彼が異世界の何処に居ても安全に封印できるように魔神封印用設備(封印の塔を5つ建設)の準備をしつつ、元の世界に帰ってくれるかもしれないと実質放置する事になった。
もしも、壇ノ浦もこもこがいなかった場合、魔神マナ討伐後の聖王の心の変化に気付けずに彼女に不用意に接触した壇ノ浦知千佳に聖王が剣聖ギフトを与えると同時にその行動を監視されたり、人質に取られたり、聖王収集召喚に巻き込まれる可能性があった。
枢軸教会信者に与える剣聖ギフトは彼らの生死を握るだけでなく操る事も可能。夜霧らに剣聖ギフトを与える機会があったなら殺すも平和利用するも自由にできる為、夜霧封印計画を立てる必要すら無かったが、賢者シオンの賢者ギフト拒否事例のように剣聖ギフト拒否で終わった可能性の方が高い。
また、高遠夜霧の情報を知った聖王が重要人物である大魔導士イグレイシアや第二王子ダリアンと協力し合えば異世界を旅する高遠夜霧と壇ノ浦知千佳を苦労せずに気づかれずに封印出来た可能性があった。仮に彼らは封印されても彼らの周囲の時はゆっくりと流れて封印そのものを認識できないからである。
- 大魔導士イグレイシア
1000年以上生きた大魔導士。試練の塔では挑戦者に成りすました監視者になっていた。異世界の結界、試練の塔、魔導人形の製作者であり、不可解なズルで塔の仕掛けを壊して進む高遠夜霧が魔神の眷属に利用される事を恐れて彼を排除しようとするが、返り討ちに遭った。
賢者シオンのように死後も出番がある共通点がある。大賢者ミナキと同類視されるのを嫌がっていた。横暴な賢者達を信用できず、彼らに頼らないで済むように聖王と剣聖のシステムを生み出した。
- マニー国王
賢者と利害一致で協力関係にあるが、賢者を嫌っている。対象に接近する程、賢者ギフトが弱体化する能力を持っているが、龍ギフトを持つ篠崎綾香は対象外な為、彼女の復讐によるとばっちりであっさり暗殺された。
その結果賢者候補のクラス達はマニー王国により城から追放されたので国王の死は彼女の復讐対象であるクラス達への嫌がらせにはなった。
- マニー王国の第一王子
篠崎綾香にマニー国王が暗殺された為、第一王子が結界を張りなおしたが、効果範囲は王よりも遥かに劣る。国王暗殺された件は城内で情報封鎖した。魔神マナ地上顕現騒動後は行方不明になった。
- ダリアン
マニー王国の第二王子。前世でほぼ完璧な人生を謳歌した事で神に目を付けられ神の手駒として神によって転生した存在。転生拒否権は無かったが、その神に対して嫌悪感はなかった。正義感が強い人物で治安の現状維持を優先する人物。賢者ギフトである戦詩システムを解析改造する能力により吸血鬼オリジンブラッドやアグレッサーの攻撃すら弾ける数々の武具を作成したり、死に戻りと時間停止の能力を持つ。封印の力には長けていなかったという理由で転生者で形成した無敵軍団を指揮する。
魔神アルバガルマ陣営
魔神アルバガルマ復活の為に活動する勢力。
- 魔神アルバガルマ
1000年前異世界天盤に現れた時は異世界人の善悪関係なく生贄の数に応じた願いを叶えていた。願いを叶える魔神を求めて争っていた異世界人の異世界天盤人口が半分になった所で天盤の異世界人が魔神を危険な存在と気づき、魔神を倒そうとするが、全く攻撃が効かず、彼も人類の攻撃を何とも思わなかった。そこで異世界天盤人がアルバガルマに「滅びろ」という願いを伝えて彼を滅ぼそうとしたが、その代償として異世界天盤の異世界人全ての命を要求し、瘴気を出しながら、魔神の眷属を生み出して人類に抵抗を始めた。
聖王と剣聖の塔による二重封印を受けているが、瘴気を出す事で周囲の生物の命を脅かしている。聖王に封印される前に彼以上の力を持つ魔神マナを封印していた。
瘴気を出していた事が仇となり、封印中に通りすがりの夜霧に自動反撃により即死させられた。
魔神アルバガルマの眷属の一人。剣聖の塔の封印が緩んできたため、同族であるオルゲインと共に剣聖たちの前に現れた。幼い少年の姿をしているが、高位の魔術師であるフレデリカの腕をお菓子に変えてしまうなど常人では太刀打ちできない力を持つ。
- オルゲイン
魔神アルバガルマの眷属の一人。魔神眷属の群れを指揮中に高遠夜霧に纏めて即死させられた。
魔神アルバガルマ復活の為にある人物を使って暗躍していた。リュートには先生と呼ばれていた。
- 大司教ホラリス
教会に潜んでいた魔神陣営のスパイ。魔人陣営との戦いで消耗した聖王封印に成功(殺しても転生して余計に手間がかかる為)。遭遇した高遠夜霧らに殺意を向けた為に即死。聖王封印は短期間で解かれた。
マニー王国王都に封印されている魔神アルバガルマの妹神。
女神マリナルリナ陣営
主流の聖王枢軸教会信者の次に信仰者が多いとされる宗教団体勢力。
- 女神マリナ&女神ルリナ
異世界人を転生させて手駒にしている。12匹の龍から異世界天盤の支配権を奪い取って異世界の管理者となっている。信者の前には威厳のある老人の姿で現れる。
死んでも1000年以上の時を経て復活できるが、死んでいる間は限定された外界を除く事しか出来ず、天使たちの報告も天使たちの一方通行的な形でしか聞く事が出来ない。
- 女神マリナルリナの天使達
女神マリナルリナの分身といえる天使達で性格もマリナルリナに似ていい加減。全部で8体いるがマリナルリナへの呼び方は統一していない。信者の前には威厳のある老人の姿で命令を下す。
- 女神マリナルリナの母
女神マリナルリナを創造した上位神的存在。高遠夜霧の事を知っており、即死能力を恐れて彼と彼に会った存在に近づこうとしない。マリナ、ルリナには高遠夜霧の事を教えていなかった。
降龍陣営
かつて異世界天盤を創造し支配していた12匹の龍の勢力。
- 降龍の少年
龍の最後の生き残りでそのまま種族名を名乗っている。女神マリナルリナとの戦いに負けて異世界天盤の支配権をとられて弱体化した為に降龍の蔑称を与えられたが、生き残りの龍は堕ちた神はそんなものだと蔑称に関しては気にしていない。
女神マリナルリナや大賢者ミナキらから異世界天盤の支配権を取り戻す為に何でも殺せる夜霧らを利用する事を思いつく。上位神に対しても高遠夜霧の知り合いである事を強調する事で優位に立っている。
天使型アグレッサー勢力
書籍4巻(アニメ1期12話)で登場した魔神マナの神の気配に釣られて主上神探しやってきた白黒の天使型アグレッサー。彼らはヘッジホッグを他神勢力の敵と認識した。
主上神復活後は主上を封印していた異世界天盤人への復讐に目的が変わる。
- 主上
異世界天盤に封印された神。実力のある2番手の神と3番手の神が主上を倒す為に手を組んだ事で敗北し封印された。2番手の神もその後封印された模様。
一応同胞には甘いが、命令違反した同胞には一切容赦がない。同胞に力を与えたり、同胞の動向を常に把握できる能力を持っている。思考を読む能力もあるが、あえて使っていない。
- 神ザクロ
書籍5巻で登場する主上を探す神。気まぐれで鳳春人を治療カプセルで治療し、主上探しを依頼した。吸血鬼オリジンブラッドでは太刀打ちできない戦闘力を持つが、天使アグレッサー側の良心でもある。主上が自由意思に拘る為、部下たちに異世界天盤の言語を教えられない事で主上神探しが難航している事に悩み、主上発見後は主上の無茶な命令に悩む中間管理職。主上が変な新名を名乗った時にこんな事なら俺が名付けるべきだったと後悔したりする苦労神人。主上に文句や苦言を言って無事で済む数少ない神。部下へのメンタルケアも欠かせない。
- 白い天使
神の気配のあるマニー王国王都に近づいていたが、魔神マナに吸収された。
- 黒い天使
白い天使が吸収されるのを見た黒い天使は探している神と違うと分かり即座にマニー王国を離脱。黒い天使は全身火傷の負傷をしていた鳳春人が鳥人間だった事で同胞の可能性を考慮し、救助するにしても処分するにしても上司である神ザクロに届けて判断を待つ事にした。
- 主神の使い
異世界天盤で主上の新名を広めて殺戮を行う神ザクロの配下達の事。
アグレッサー(侵略者)
高遠夜霧が召喚された異世界とは別の異世界からやってきた存在。
宇宙神やロボット等も対象になっている。異世界召喚で拉致対象の地球人も分類上、アグレッサーに含まれるかもしれない。
- ヘッジホッグ
正体不明の存在で全身が針鼠に似ている為、賢者達に名付けられたアグレッサー。原作/漫画(刺刺した人型)/アニメ(針ポリゴンCG)でそれぞれデザインが違う。
実は書籍1巻開始前に二人の賢者を殺害したので後に賢者シオンがクラス団体(高遠夜霧ら)を召喚して賢者補充しようと考えさせた間接的要因を創ったとされる存在でもある。
ある存在を探す為に通り魔的に行動しており、神の匂いのしたライニールを15回殺害したが、彼の死に戻り能力でその行動が無かった事になっていた。賢者アオイと戦闘中だった黄金竜アティラを不意打ちで殺害し、その記憶を頼りに試練の塔に向かった。
とある出来事で隙が出来た神を襲い記憶を探った時に神違いと判りその神を殺さずに試練の塔を立ち去った。ヘッジホッグにとっては体を貫くのは宇宙人的には会話のような行動で殺す為の物ではない可能性がある。天使型アグレッサーらとは敵対関係にある模様でいきなり攻撃を仕掛けた。
- 巨大ロボット型アグレッサー
賢者サンタロウと戦闘中に賢者が高遠夜霧に即死させられるのを見て即対話交渉に切り替えた。アニメ版では最初から最後までロボットらしく振る舞い、彼らに媚びる余計な発言はカット。高遠夜霧達をロボットの異世界に連れていけない代わりに夜霧達にアイテムを提供し、壇ノ浦知千佳の戦闘力不足を補う事になった。
- クラヤミ
賢者レインと賢者サンタロウが対応していた不死の黒い霧の巨人。賢者レインの物理攻撃では相性が悪く、自力で倒すのも足止めも困難な為、高遠夜霧の即死能力で倒させる為に高遠夜霧のいる都市に誘導した。ついでに高遠夜霧の即死能力を探る囮にも使った。
- 天盤喰らい
無数の天盤(世界)が浮かぶ宇宙を漂う魚のような化け物。異世界を飲み込んで亡ぼせる存在だったが、賢者シオンにより高遠夜霧を召喚されていた為に車に乗っている彼ごと異世界の天盤を飲み込もうと考えた時に異世界にいる誰にも知られずに即死した。アニメ1期ではOP登場のみで話はカット。
- 餓狼王&ヒルコ
書籍5巻に登場するアグレッサー。魔神マナの肉塊から神を気配を感じて女神を探しにやってきた。攻撃が効かない相手でも丸呑みして消化するという暴食の狼。リックとデイビッドが時間を稼いで粘っている間に出てきた飼い主ヒルコと交渉し、狼と一緒に立ち去ってもらった。女神ヴァハナトとは知り合いの模様。
実は書籍1巻の賢者シオンと従者ヨウイチの会話報告で賢者レインと戦闘になって撃退された模様。
他咬ませ枠
夜霧と知千佳が最初に訪れた街で出会った猫耳の獣人少女。ギフトを持たないハズレ能力の日本人を狙ってストレス解消目的の悪徳貴族に高く売り払う犯罪集団のメンバーであり、親切に町を案内するふりをして路地裏に連れ込んだ夜霧たちを日本人中年男性が率いる獣人多数で取り囲むが返り討ちに遭った。
- 闇の庭園(ブラックガーデン)
マニー王国王都に滞在していた暗殺ギルドの集団。リーダーである宮永良介が何者かに高遠夜霧の暗殺依頼を受けたが、返り討ちに遭った。