エリカ(即死チート)

えりか

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』の登場人物

概要

支配者(ドミネーター)のギフトを持つ「橘裕樹」の下僕のひとり。高い実力から彼と行動を共にすることを許された「親衛隊」の序列第五位に属している。

姿を消す魔法により暗殺者的な戦いを得意とする。

夜霧と知千佳が王都を目指す道中に立ち寄ったハナブサの街で遭遇。

裕樹が知千佳を愛人にしようとした際、激しく嫉妬し、その上勧誘を断り、裕樹の気持ちを踏みにじった腹いせに彼女の命を狙うことになった。

支配者(ドミネーター)に支配された下僕は基本支配者に都合の悪い事はしないが、その支配者に都合の悪い事の基準は支配された者の思考で行われるという抜け道があった為、裕樹の誘いを断った知千佳を殺すという命令外の敵対行動は抑制されなかったのである。

しかし知千佳の泊まる部屋の前で悪意・殺意を夜霧に察知され、彼によってあっさり返り討ちとなり、死亡した。同時に裕樹と敵対せざる得なくなった。

更に親衛隊長「リーザ」の死、序列第三位「チェルシー」の戦意喪失、挙句の果てには裕樹自身の死を連鎖的に引き起こし、結果的にこの一件の戦犯となってしまう。

ただ裕樹の死については、エリカの死を伝え、警告に来たエウフェミアの忠言を好戦的に捉えさせる戦詩の影響で軽視したことも要因と考えられる。

もしも夜霧達と敵対しなかった場合、裕樹は賢者シオンの上位変換賢者に成長し、賢者シオンによる魔界でのデスゲーム賢者強制覚醒イベントも発生しなかった(橘裕樹死亡の結果賢者シオンに召喚された賢者候補は王都と魔界でほぼ全滅)。