「譲れない……だから!」
CV:逢坂良太
人物像
中立国ジオールにある咲森学園に通う男子高校生。学年は2年。陸上部所属。
幼なじみの指南ショーコのことを気にかけていたが、ドルシア軍のジオールへの侵攻でショーコが生死不明になった事で怒りに身を任せ謎の人型兵器「ヴァルヴレイヴ」に乗り込み、そのパイロットとなる。
しかし、ヴァルヴレイヴを起動させるには「人間をやめる」必要があり、結果として人間ではない「何か」に変様してしまい、驚異的な身体再生能力と皮膚に噛み付いた相手の身体を乗っ取る能力を身につけるが、一方で不定期に発露する「凶暴化」に悩まされる。
勝ち負けに対してこだわりを持たず、何かを奪い合うのであれば平等に分ければいいという考えの持ち主。
そのため勝負事が苦手であり、特にジャンケンには非常識なまでに弱い。
その姿勢はよく言えば「平和主義者」であるが、悪く言えば「平和ボケ・事なかれ主義」であり、ショーコをして「本気で勝負していない」と言わしめている。
また、勝敗にこだわりを持つエルエルフからも初対面の段階で「愛する女もハムエッグの黄身もナイフで半分に切り分けるのか」と怒りを露にされている。
しかし、その一方で一度吹っ切れると利用できる物をなんでも利用するなど冷徹さを持ち合わせており、特にショーコが行方不明になった際にはドルシアの機動兵器バッフェを「ショーコの仇」としてヴァルヴレイヴを用いて破壊し、更に(無意識にではあるが)エルエルフの体を乗っ取りその身体能力を持ってアードライの左目を打ち抜き、他にも数人を射殺するなど躊躇なく人殺しに手を染める。
そんな矢先にショーコの生存が判明し安堵する彼だったが、直後に自身が化け物になってしまったことを自覚することになる。
学園生徒の中で最初にヴァルヴレイヴと関わって人間でなくなってしまった為、ヴァルヴレイヴは「呪われている」と解き、自分と同じ存在を生み出さないようなるべくコックピットに人を座らせないようにしていたが、戦いが続く中で流木野サキや犬塚キューマらが自分と同じ存在になってしまった為、ある種の責任感を負うようになる。
特にサキについては、凶暴化した際に過ちを犯してしまった事から特にその念を強める事になり、彼女の中に潜む孤独感を感じとり、彼女に結婚を申し込んだ。その求婚は責任感が先立つものだったが、人体実験を経て自棄になった時に、大切な人としてショーコと並んでサキのことも思い浮かべたことから、彼女の存在もハルトの中で次第に大きくなっている。
また、元々ショーコに好意を抱いており告白寸前まで行ったが、自身がマギウス化した事から彼女を傷つけてしまうのではないかという不安と、ショーコ当人も総理大臣としての責務を果たすことを優先するようになった為、お互いに距離を置く事になる。
この他、サキがハルトの事をジャックした事から二宮タカヒからも興味を抱かれている。
学園を擁するモジュール77が中立地帯である月へと到達した後は地上への威力偵察任務のためにエルエルフらと学園を離れる。
その際に訪れたドルシア王都にて、自分の父である時縞ソウイチと再会するが、製薬会社の社員であると教えられていたソウイチはヴァルヴレイヴの開発責任者であり、更には倫理による抑制の効かないマッドサイエンティストだと知る。更に彼からヴァルヴレイヴと学園の関係を聞かされると、二度と自分のような存在を生み出さないようにヴァルヴレイヴを破壊するという決意を胸に父と決別した。
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