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概要

1万年前のプリキュアが所持していた三種の神器のひとつ。「あらゆる真実を映し出す水晶」と称される。

当時はキュアエンプレスの所持品であり、他2種の神器と力を合わせて闇の勢力を打ち払ったとされる。

下記イラストのように、この時点では古めかしい鏡のような形状をしていた。

その後は太平洋上にある孤島で妖精のメランによって管理されてきた。

第30話で現代のプリキュアたちに譲渡されるが、その使い道は四葉財閥のテクノロジーをもってしてもアイちゃんの力をもってしても解明することはできなかった。

覚醒

第31話において、戦闘中にリーヴァグーラの融合体に奪われ、破壊されてしまう。

しかしプリキュアたちの不屈の心に反応してか、割れた破片が5枚のタブレットコンピュータ型のアイテムとなって強化再生を果たす。それに呼応する形で「LOVE」の字が刻印された金色のストレートフラッシュキュアラビーズをアイちゃんが5個生み出している。

(つまり、プリキュア1人につきパッドとラビーズを1つずつ入手している)

この覚醒の描写やキュアエンプレスが「決して諦めない」プリキュアだったことからすると、保有者のプリキュア達が不屈の心を示すことで使用可能になるようである。

更なる進化

その後もプリキュアたちの「諦めない」という気持ちが大きく高まったとき、マジカルラブリーパッドは新たな奇跡をプリキュアたちに提供していった。

31話では時間切れになっていた亜久里を再びキュアエースに変身させ、39話ではトランプ王国と地球との転移ゲートを作り出す機能が追加された。

そして第40話にて、レジーナの砲撃を受け止めようと立ち塞がるプリキュアたちの「レジーナの愛を取り戻すことを諦めない心」に反応してか、新たなキュアラビーズが誕生。

そのラビーズをラブリーコミューンに装填し、アイちゃんがきゅぴらっぱ~による聖光を放つことでマジカルラブリーパッドはマジカルラブリーハープと呼ばれる竪琴へと姿形。

キュアハートがハープの弦を爪弾くことによりプリキュアたちは荘厳な翼を展開し、エンジェルモードへと昇華する。

なお、ハープへの変形はアイちゃんの力を受けたときに一時的に起こるものであり、通常状態ではパッドのままである。

必殺技

プリキュアラブリーストレートフラッシュ

ジコチューを浄化することができる合体必殺技。

5人が同時に自分のパッドにストレートフラッシュラビーズを装填し、それぞれがパッドの前で手をかざしてハートの形を描くことで、各パッドのモニター上にカードデッキが出現し、8枚が円形に展開。

ダイヤモンドロゼッタソードエースの4人が表になった上部のカードを射出し、ハートが5枚のカードを融合させて、弓矢の描かれた「スーパーカード」を生み出し発射。

撃ち出されたカードは描かれてる弓矢そのものに変化し、対象を包み込んで浄化爆発させる。

なお、ストレートフラッシュ(Straight Flush)とはポーカーの役で、ストレートフラッシュの融合役。

ストレートは、カードの数字が5枚連続した役。

フラッシュは、同じスートのカードを5枚揃える役のことである。

もっとも、劇中で使われているカードには数字がないし、スートも異なっているので、ポーカーの役そのものを再現しているわけではない。名前がたまたまポーカーの役と同じな必殺技というのが実際のところだろう。

(この技の見た目をポーカーの役にあてはめるならむしろフォーカードの方が近い)。

プリキュアロイヤルラブリーストレートフラッシュ

マジカルラブリーハープを用いての強化必殺技。

エンジェルモードとなったプリキュアが空中で陣形を展開。その中心からオーロラ状の光条を放ち、拡散させて対象に降り注がせる。

因みにロイヤルストレートフラッシュとはポーカーの最強役でストレートフラッシュの上位互換。同じマークで10~K(キング)の4枚とA(エース)を揃えた役の事。

各プリキュアの単独技

発動の際には「LOVE」が刻印された銀色のマジカルラブリーキュアラビーズを装填する。

エースミラーフラッシュ

キュアエースによるマジカルラブリーパットでの単独技。

ラビーズをパッドに装填すると同時に、三枚の鏡が敵の三方を取り囲む。

その状態でエースがパッドの前で手をかざし三角形を描くことで発動する。

三枚の鏡は中央にいる敵に向かって膨大な光を放ち、これにより敵は一時的に目が効かなくなる。

ロゼッタバルーン

キュアロゼッタによるマジカルラブリーパットでの単独技。

ラビーズをパッドに装填すると同時に、敵の頭上に黄色い風船が出現。

その状態でロゼッタがパッドの前で手を叩くと風船が割れ、中身が敵に降り注ぐ。

「何が出るかはお楽しみ」らしく、中身は毎回違うびっくり箱。

33話では黄色い蝶の大群が出現。ジコチューに纏わりついて翻弄した。

ダイヤモンドスワークル

キュアダイヤモンドによるマジカルラブリーパッドでの単独技。

ラビーズをパッドに装填すると同時に、敵の足元に水流の渦巻きが出現。

その状態でダイヤモンドがパッドの前で手をかざし円を描くことで発動する渦巻きで敵を回し水流で敵を包み込む。

なお、スワークルとはスワール(swirl/渦)とサークル(circle/円)の合成語と思われる。

パッドに触れる際、なにゆえか投げキッスをするセクシーアクションをキメる。

キュアエースに対抗心でもあったのだろうか……

ソードハリケーン

キュアソードによるマジカルラブリーパッドでの単独技。

ラビーズをパッドに装填すると同時に、無数の光剣を巻き上げる旋風が出現。

その状態でソードがパッドの前でX字に手刀を振り抜くことで旋風が敵を包み、光剣による斬撃の嵐でダメージを与える。

ハートダイナマイト

キュアハートによるマジカルラブリーパッドでの単独技。

ラビーズをパッドに装填すると同時に、無数のハートマークが敵の回りを取り囲む。

その状態でキュアハートパッドの前で両手を重ね、「集合!」の掛け声とともに、花弁を振りまくかのようにその両手を勢いよく上へと開き掲げる。

無数のハートマークはターゲットの元に集まり、一つの巨大なハートマークに合体して敵を包み込み爆発。敵は浄化されたときのようなメロメロ状態になって幻惑される(実際に浄化がされるわけではない)。

その他の機能

プリキュアたちに奇跡のような力を与える以外にもラブリーパッドは様々な便利機能がついている。

専用のラビーズをセットすることでアイちゃんのお世話グッズを召喚することができる。これはラブリーコミューンとほぼ同様の機能とみて言いようだ。

また、アイちゃんはプリキュアたち以上にパッドの様々な機能を上手に使いこなせる赤ん坊で、39話ではトランプ王国の地下水道の地図の表示などを行っている。まさにデジタルネイティブ世代。

この他にも何かしらの機能があると思われる。

操作

タブレットコンピュータをモチーフとしたアイテムだが、その玩具はタッチ操作ではなく、「画面に触らずに手かざし操作」がウリになっているかなり個性的なもの。

実際に作中でも技の発動アクションは画面に指で触れるのではなく、「鏡に向かって腕全体で図形を描く」ような動きをする。

これはタッチパネルよりも赤外線センサーのほうが低コストという価格面の事情と、水晶玉を操るような神秘性を持たせるという意図があるものと思われる。

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