リーヴァ(プリキュア)
りーゔぁ
CV:飛田展男
ドキドキ!プリキュアの敵幹部の1人でベールと並び立つジコチューのエリート。
別世界で活動していたらしく、23話にてグーラと共に初登場。
階級は不明だが、登場前に既に3つの国を滅ぼしたということから相当な実力が窺える(ただしイーラには「どうせ猿しか住んでいない国なんだろ」などと言われている)。
ベールとは何かしらの因縁があるようで、彼の事を「ベールちゃん」と呼んでいる。
イーラやマーモと同じく、相手をジコチュー化させて戦わせるほか、自身も切れ味の鋭いシルクハットを投擲武器として扱って戦う。
チームワークの悪いジコチュートリオとは違い、相方のグーラとのチームワークは抜群。
プリキュアたちとの戦いにおいてはキュアエース(円亜久里)との絡みが多い。
リーヴァ&グーラがジコチュー側に追加幹部として登場したのとまったく同時期にキュアエースが追加戦士としてプリキュアたちに加勢した。
キュアエースの登場はプリキュアの人数を増やしただけでなく、その愛の指導により初期メンバー4人をパワーアップさせている。このことからリーヴァはプリキュアたちの中でもキュアエースを特に危険視しており、キュアエースの5分制限という弱点を意識して長期戦になるような戦い方を心がけている。
一方で「キュアエースさえいなくなればプリキュアたちは簡単に倒せる」と発言したように初期メンバー4人を軽視している傾向もあったが、最終的にリーヴァを滅ぼすことになったのはキュアハートの「諦めない心」であった。
名前の由来は恐らく七つの大罪のうちの1つである「嫉妬」を表す悪魔にして海洋魔物の代名詞「リヴァイアサン」から。
因みにこの悪魔は雌とされることがあり、彼が女性的な性格になった理由はそれではないかと思われる。
目立つ配色の服装にシルクハットを身につけた長身の男性。
青髭が濃く口紅をつけており、いかにもな人物と連想できる。
見た目通りのオネエ口調で話し、キュアエースの美貌に嫉妬する場面や、グーラのワイルドな所を気にいる場面もある。
考えようによっては、キュアエースと並ぶ口紅組である。
- 第23話
- 初登場。キングジコチューに打倒プリキュアを命じられてグーラと共に行動を開始する。
- 第24話
- 前回と違い、今回は単独で行動。真琴のコンサートにジコチューを連れて乱入するなど、一際目立つ登場をした。
- 第25話
- 第27話
- チーム戦で攻めるプリキュアに対抗し、こちらも自分とグーラでチームを組んで一緒に戦おうと提案。この時、「あなたのワイルドなところが気に入ってる」と赤面しながら告白し、グーラも「お前のシルクハット、嫌いじゃないぜ」と照れながら返すという熱い友情?が爽やかな日曜朝に展開された。「一人のプシュケーに、リーヴァとグーラの二人分のジャネジーを注ぎ込む」という合体技で強化されたジコチューを生み出してキュアエースの技を難なく破り、変身解除させるなどプリキュアたちを追いつめるが、グーラの凡ミスで勝機を逃してしまい、さっきのラブラブ状態から一転して喧嘩しながら去っていった……痴話喧嘩?
- 第28話
- 前話でキュアエースの5分制限の弱点に気付いたため、戦闘を長引かせて時間制限を待つという戦術をとる。夏祭りジコチューの輪投げ攻撃でプリキュアたちを捕縛し、計画は成功するかに思えたが、新たな愛の力に目覚めたキュアエースがパワーアップ。捕縛が力ずくで破られ、結局3分も持たずにジコチューは浄化されてしまった。しかしリーヴァはこの話以降もキュアエースの時間制限を意識して追いつめる戦術を取り続けており、時間制限がエースのアキレス腱であることを視聴者に印象づけることにひと役買っている。
- 第31話
- 度重なる失敗をベールになじられ、失地回復のために大規模な作戦を決行。いざというときの切り札としてジャネジーを注ぎ込んで育てていた「ジコチュー植物」が実を宿すまで成長していたことを機会に、その植物を大貝町のビルの屋上に植え付けた。ジコチュー植物は実から大量の種を風に乗せてばらまき、プリキュア達を除く全ての街の住人のプシュケーに寄生した。種を植え付けられた者達は次々と意識を失い、あと数時間でジコチュー化する運命となった。その数は数十万人に上る。
- 「(街の人間達を)元に戻す方法はただ一つ。あたしたちを倒すことだけ」とプリキュアを挑発。誘い出されたプリキュアと最後の決戦を行うことになった。リーヴァとグーラは合体して怪物のような姿となる。外見は巨大化したグーラの顔にリーヴァのスマートな手足が生えたような姿であり全体的にゴリラを彷彿とさせるデザイン。さらに頭の部分にはコワイナーのような仮面がつけられている。二人の意識は独立しており融合はしていない様子(リーヴァの意識は仮面に宿っている)。ジコチュートリオのビーストモードにも勝る力を持つ。プリキュアラブリーフォースアローを喰らい、エースショットに勝るエネルギー波を繰り出して、水晶の鏡を破壊した。
- しかしキュアハートの想いに応えて生まれ変わったマジカルラブリーパッドの力の前に敗北。命からがらアジトに逃げ帰ったところで、ベールにジャネジーを吸い取られて、グーラと共に、呪いの言葉を吐きながら、ベールを激しく睨みつけたまま、そのまま消滅してしまった。
- この時に吸い取られたジャネジーによって、第32話でブラッドリングが生成されている。
- しかしそのブラッドリングも第38話で破壊され消滅。よってリーヴァとグーラは吸い取られたジャネジーも含めて完全に消え去ったと言える。
- 梅澤P時代のプリキュアシリーズには改心する事無く40話も待たずに退場した敵は存在せず、このパターンは鷲尾P時代以来5年振りである。幹部同士が最後に合体するのは、フレッシュプリキュアのノーザ・クライン以来。
- 第46話
- 回想シーンのみだが、キングジコチュー覚醒の際にグーラと共々再登場。ただし、台詞はなかった。
結局最終回に至るまでリーヴァとグーラが復活することは無く、ネズミの姿でかろうじて生き残ったベールと異なり、その名残すら欠片も見せなかった。
構成の山口氏によると、プロトジコチューやほかの幹部同様、ジャネジーが高まれば人間体で復活することが明かされている。
リーヴァ&グーラが初登場する直前にレジーナが長い眠りにつき、かつまだ彼女が眠ってる最中に二人はベールによって粛清されてしまう。ゆえに、リーヴァとグーラはレジーナと対面どころか面識すらない結果となった。
彼らが活動していた時期は、プリキュアたちがキュアエースによって新たなステージに上がる、いわゆるパワーアップ期でもあり、救済イベントも特に無かったため「リーヴァ&グーラはプリキュアパワーアップのための噛ませにされた」と評しているファンも多い。
その一方で、三つほど国を滅ぼし主人公達の街を滅亡寸前まで追い込むという、歴代で見ても極悪な部類の幹部なため、この哀れな末路が良いという意見もある。
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