コンボイの謎
こんぼいのなぞ
コンボイの謎とは、タカラ(後のタカラトミー)が制作したゲーム『トランスフォーマー コンボイの謎』の略称。2008年6月10日より、Wiiのバーチャルコンソール(VC)でも配信された。
概要
全10ステージから構成される横スクロール・縦スクロールのアクションゲーム。
誤解されがちだが、プレイヤーの操作する自機はタイトルにも出ている「コンボイ」ではなくウルトラマグナスである。
トランスフォーマーらしく、ロボット形態とトレーラー形態の2種類を使い分けてステージを進んでいく。
各ステージにある「R」「O」「D」「I」「M」「U」「S」のマークを全て集めた状態でクリアするとロディマスコンボイが使える様になる。
具体的な評価
その理不尽な難易度から『たけしの挑戦状』や『いっき』などと並んでクソゲー界を代表する伝説のクソゲーとして有名で、「ゲームセンターCX」の有野課長は初プレイ時わずか数秒でゲームオーバーになり、ゲームオーバー最速記録を更新してしまった。
このゲームは、アメリカ主導の「トランスフォーマー」シリーズでありながら、日本でしか発売されていない。
AVGN曰く、「こんなクソなんぞ誰も遊びたくないからだよ!」。
伝説のクソゲーの代名詞的存在の本作だが、有名なのは以下のような要素。
- オープニングで初っ端から赤・水色・黒と激しく光るポケモンフラッシュが襲ってくる
- 敵の弾が2×2の4ドットの白単色で、スタート地点をはじめ、背景のある場所では非常に見づらい(実はステージ2以降はそれほどでもない)
- 敵が小さく素早いので攻撃が当たりにくい。それに対して自機は大きく攻撃を受けやすい
- 攻撃を受けやすいにもかかわらず一発で即死(一応、取ると3発までキャンセルできるアイテムがあるにはある)
- すぐゲームオーバーになるのにコンテニューが隠しコマンド(公式攻略本に記載あり)
- ステージ9は決められたルートを通らないと入口までループしてしまいクリアできない
- コンドルやジェットロンやブリッツウィングがザコとして無限に出てくる(しかも体当たりはマグナスが絶対に負ける)
- それ以外のザコ敵は基本的にオリジナル。さらにステージボス最多登場はデストロンのエンブレム
- デストロンシップ(ネメシス)と合体兵士(メナゾール&ブルーティカス)とメガトロンとダイナザウラーが同じ大きさ
- コンボイの英表記が間違っている → ○CONVOY ×COMVOY
- 他に登場するサイバトロン戦士はバンブルのみ。しかも隠しキャラ
- ボーナスステージではカールおじさんみたいなのが天井からブロック(当たれば即死)を降らせてくる
- エンディングがローマ字で非常に格好悪い。↓
その後
バーチャルコンソール版の配信以後、謎の扱いを受けている。
- アニメイテッド日本版にてウルトラマグナスの玩具付属キャラ解説にG1ウルトラマグナスの紹介が記載された際、何故か本作が触れられている。
- 玩具シリーズオルタニティにて、本作が1つの別次元世界として語られる。(本記事冒頭の台詞はその物語からの引用)
- 超ロボット生命体トランスフォーマープライム内「アームズマイクロン劇場」にて本作をプレイするシーンが(わずか数秒で即死も再現)。