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ヘリオガバルスの編集履歴

2013-12-05 14:15:43 バージョン

ヘリオガバルス

へりおがばるす

23代ローマ元首 ローマ帝政史上一番スキャンダラスな元首。

プロフィール

在位218年 - 222年(4年)
本名ウァリウス・アウィトゥス・バシアヌス
元首名インペラートル・カエサル・マルクス・アウレリウス・アントニヌス・アウグストゥス
ラテン語IMPERATOR CAESAR MARCVS AVRELIVS ANTONINVS AVGVSTVS
出生203年3月20日 エメサ
死去222年3月11日 ローマ
継承アレクサンデル・セウェルス
ユリア・コルネリア・パウラ、アクウィリア・セウェラ、アンニア・アウレリア・ファウスティナ
ヒエロクレス
子女アレクサンデル・セウェルス(従兄弟・養子)
アントニウス家
父親セクストゥス・ウァリウス・マルケルス
母親ユリア・ソエミアス・バッシアナ

人物

23代ローマ元首 アントニウス家初代当主である。ヘリオガバルスHeliogabalus)と呼ばれることもある、この場合はオリエントアラビア)におけるヘリオス信仰の派生系である太陽神エル・ガバルを信仰したことに由来する。セウェルス家の初代ローマ元首セプティミウス・セウェルス

の外戚であるバッシアヌス家の出身で、元の本名はウァリウス・アウィトゥス・バシアヌス。という。セウェルスの長男であったカラカラ帝が暴政の末に暗殺されるとバッシアヌス家は追放されるが、彼の母ユリア・ソエミアスは密かに復権の謀議を画策した。

マルクス・アウレリウス3世

ヘリオガバルスの正式な元首としての名の15代元首マルクスと同じマルクス・アウレリウスである。カラカラ帝との血縁を主張するために元首カラカラと同じ「マルクス・アウレリウス」を名乗った。なおカラカラ帝の名は『五賢帝』「マルクス・アウレリウス」の名前に肖ったもので、五賢帝のマルクス・アウレリウスには、ヘリオガバルスおよびカラカラとの直接の血縁関係はない。血統上、カラカラ帝の従兄弟にあたるソエミアスは、自身が夫と儲けた子息アウィトゥス(ヘリオガバルス)が先帝の落胤であると主張して反乱を起こした。

14歳で即位~ヤリまくり皇帝

戦いは帝位を得ていたマクリヌス帝の敗北に終わり、セウェルス朝の復権を名目に僅か14歳のヘリオガバルスが元首に凱旋即位した。しかし凱旋からローマ人に戦慄が起こったなんと即位するときも女王のようなコスチュームを着て現れたのである。そして私生活だけではなく公務中でも女性の衣裳を着て公務をこなし重要な式典でも女装の正装で登場した。これには首都のローマ人を戦慄させた、さらに彼は口調も女言葉だった。当時ローマで女装や同性愛はギリシアの軟弱趣味と捉えられ印象が悪かった。しかしヘリオバルスの痴態はとまらず公共浴場では女風呂に入り、痴態の参考にする為に女性を観察し、波止場で皇帝親衛隊巨根美少年裸体のまま拉致させ宮殿内に強制連行しては隆辱の限りをつくし、ヘリオガバルスの『性の相手』で燃え尽きた美少年たちはエラガバルス神の生贄の儀式にてペニス切りおとされ殺されてしまった。この犠牲者は数千に上るという。またヘリオガバルスは娼館を取らせ自身の宮殿商売をさせた、カリグラも同じことを提案したが実行まではいたらなかったとされる。また自らも『男娼』として男性客の相手をした。貴族社会であった古代ローマで上の階級の者が奉仕する立場に立つということは許されることではなかった。他、寵愛する美少年にわざわざ浮気をしているのを見せて、殴られるのを嬉しがっていた。宗教面でも従来の慣習や制度を全て無視してエル・ガバルエラガバルス)を『最上神』『太陽神』とするなど極端な政策を行った。当然元首としての政務は疎かにし、ヘリオガバルスの母と祖母が〈女王〉的な役回りをし国家を維持する、当然その二人に権力が集中するのでまたヘリオガバルスの評判は落ちた。

変体少年元首の最期

19歳になる誕生日のわずか9日前の222年3月11日、ヘリオガバルスは親族から弟格のアレクサンデルローマ元首の地位を得る手続きに入っていることに驚愕した。ヘリオガがバルスは自ら皇帝親衛隊の宿舎へいきアレクサンデルを捕縛せよと命じたがもはや軍人はヘリオガバルスの醜態に忠誠心を失っていた上、兵士たちは女装少年に殺意を抱いていた。ヘリオガバルスは兵士たちの自分への殺意を感じ取りその場を逃げようとしたが、あっけなく捕縛され当時罪人にされていたのと同じように裸に向かれて広場へ引き回された。同時に兵士につかまった母とともに公開の拷問をうけた後に(たぶん鞭打ち)斬首された。遺体はローマ中引き回された挙句、罪人にされていたのと同じようにティベリス川へ投げ込まれた。「ヘリオガバルス」という名前は今日のヨーロッパ歴史学者や識者にはよろしくない名前であり、性の解放など過激に訴える人々の中には彼を応援する感じもあるらしい。

関連タグ

ローマ元首 マルクス・アウレリウス3世

アポロ/アポロンギリシャローマ太陽


スキャンダル

女装 男娼

性同一性障害 トランスジェンダー 同性愛

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