タグとしてはリヴィエラも多く使われる。
概要
ディレクター伊藤真一氏の処女作であり、『神機世界エヴォリューション』から続いて久しぶりのSTING会社オリジナル作品。
癖のあるシステム、個性的なキャラクターたちと独味な世界観、とても黒くドロドロでシリアスなバックボーンを持ったストーリーにあわせたラブコメ風ギャルゲっぽさというアンバランスなどに評価を得て、日本でも海外でもスリーパーヒットとして人気を誇り、二回もリメイクされている。
バージョン | 発売日 | CERO | 備考 |
---|---|---|---|
WSC版 | 2002年7月12日 | 未審査 | これのみエンディングの数は5、高津幸央氏&岩永悦宜によりキャラデザイン |
GBA版 | 2004年11月25日 | 未審査 | 戦闘ボイス&6つ目のエンディング追加、戸部淑氏によりデザインリニューアル |
PSP版 | 2006年11月22日 | 12歳以上 | フルボイス化、大量の新CG追加 |
Special Edition版 | 2007年10月18日 | 12歳以上 | 海外版ボイス、ボーナスステージにボイス・CG・レダ&ロゼルート追加、様々なシステム機能追加 |
ストーリー
かつて神界と魔界との間に神魔戦争と呼ばれる永い戦いがあった。
神々の武器“ディヴァイン”を与えられた告死天使や、魔神自らの肢体を切り出して創られた上級魔族“インフェルノス”の投入により、戦いは激化の一途を辿っていく。
そしてついには、神界と魔界の神々が激突し、壮絶な戦いの末に、相討ちという形で神魔戦争は終結を迎えることとなった。
神界の神々は最期の力を使ってインフェルノスたちを封印し、魔界を浄化することに成功する。
神々は魔族に隷属させられていた精霊たちにその地を与え、“リヴィエラ”と名づけた。
さらに神々は自らの亡き後の魔界復活に対抗すべく、神々が持っていた無限の力と叡智を注ぎ込んだ“神罰”をリヴィエラに遺したのだった。
精霊たちは神罰を未来永劫に渡って護ることを誓い、神々はリヴィエラを精霊たちの悠久の楽園とすることを約束した。
その後、神界は“ゴートの七賢”と称ばれる七人の賢者たちによって統制されていった。
だが、神々を失った神界は次第に調和を乱し、やがて黄昏の時を刻むようになっていく。
神魔戦争の終結より千年が過ぎようとしていた頃、リヴィエラの平穏は突如として破られる。
地底深くに封印されている筈であるインフェルノスの存在が確認されたのであった。
神々亡き今、かつてのような神魔戦争が勃発しようものなら、神界は確実に滅びる。
この非常事態に窮し、そして最悪の結果を回避すべく、神界は一つの決定を下す。
今こそ、神界を守るために「神罰」を発動し、リヴィエラを崩壊させるべきである、と。
すでに計画は実行に移され、神罰発動のための神界側のプロテクトは外されていた。
あとはリヴィエラに眠る神罰を発動させるだけである。
その重大な使命はゴート七賢の一人であるヘクターに与えられ、さらに任務の実行者として、告死天使“レダ”と“エクセル”の両名が選ばれた。
かつて魔界と呼ばれ、今では精霊たちの棲まう「約束の地リヴィエラ」を崩壊させるため、二人の告死天使が神界より舞い降りる…。
重要登場人物
エクセル | レダ | ロゼ |
---|---|---|
CV:釘宮理恵 | CV:森田成一 | CV:小松里賀 |
翼なき告死天使。主人公。 | 孤高の告死天使。 | エクセルの使い魔。隠し(真?)ヒロイン。 |
フィア | ルゥリ | セレネ |
CV:やなせなつみ | CV:今野宏美 | CV:野中藍 |
静かなる聖剣士。ヒロインの一人。人種はニュータイプ。 | 小さな弓使い。ヒロインの一人。人種はハイネ。 | 黒き翼の少女。ヒロインの一人。人種はアーク。 |
シエラ | マリス | |
CV:後藤邑子 | CV:鈴木麻里子 | |
紅き炎の魔女。ヒロインの一人。人種はウィッチ。 | 魔性の告死天使。 |
その他登場人物
ヘクター(CV:杉山紀彰)……ゴートの七賢の一人。エクセル、レダ、マリスの3名に命令を与えている。
ウルスラ(CV:塩山由佳)……生命を司る十二精霊族のひとり、リヴィエラの守護者。精霊たちから女神と讃えられている。
セト(CV:???)……死を司る十二精霊族のひとり。
マリエッタ(CV:鈴木麻里子)……ある事情によって「堕天のアークエンジェル」として登場している、インフェルノスのひとり。
エレンディアの村人
グラハム……長老。フィアの祖父。
レディア……グラハムの付き人。人種はヴァルキリー。
ミューテ……病気により声を出せなくなった少女。人種はウンディーネ。
クロード……魔術書の研究者。人種はドリアード。
ソアラ……半人前の駆け出し魔女。人種はウィッチ。
リッツ……クリスタル掘りの少年。人種はノーム。
カピ……鍛冶屋の青年。人種はホビット。
レベッカ……楽天屋の少女。人種はハルピュイア。
マーシャ……のんびり屋の少女。人種はワーキャット。
レイチェ……変なものに目がない少年。であったばかりのエクセルにナンパしてくる。人種はシルフ。
カイル……魚釣り大好きなお父さん。人種はピクシア。
ミレーネ……ちょっと心配性なお母さん。人種はピクシア。
ギル……冒険好きな男の子。人種はピクシア。
モラン……おっとりした女の子。人種はピクシア。
その他
紅きワイズと蒼きフール……双子の幼き魔族。仲間を守るためにエクセルたちを退治しようと頑張っているが……。
パルレ……ドラマCDに登場するセレネの友達の少女。長い黒髪が自慢。弓使い。
テーセ……ドラマCDに登場するセレネの友達の少年。本の虫で丸い眼鏡をかけている。聖なる魔法の本で戦う。
備考
伊藤氏はWSC版開発から戸部淑氏にキャラクターデザイナーして欲しがっていたが、当時戸部氏は他のゲーム会社の会員であったため、両会社の都合により結局うまくいかなかったとのこと。
なお、GBA版開発の時はちょうど戸部氏がフリーランサーになっていらしたわけで、「WSC版でできなかったことを成し遂げたい」という伊藤氏の意思から、戸部氏により新しくデザインさせている。
ドラマCD
ゲームと同じ声優陣により、二回もドラマCD化されている。
GBA版初回特典『introduction disc』&GBA版のプロモーションマテリアルズであった『Riviera~約束の地リヴィエラ~ Epilogue Disc』は既に手に入れなくなっているが、
PSP版発売後に発売された『ザ・プレシャス・チャプター』は今も買うことが出来る。
また、『ザ・プレシャス・チャプター』の一部はインターネットラジオ番組「エレンディア放送局 リヴィエラジオ」に流されている。
GBA版ドラマCD『introduction disc』&『Epilogue Disc』
話数 | タイトル |
---|---|
チャプター0 | 自己紹介コーナー |
チャプター1 | マリス、過去との決別 |
チャプター2 | 人間になっちゃった!? |
チャプター3 | ある午後のひととき |
チャプター4 | 私立リヴィエラ学園 |
シリアスとコミカルな内容がいい感じにバランスされていて、
特にマリスの過去を明かすチャプターには『ユグドラ・ユニオン』『ナイツ・イン・ザ・ナイトメア』のとあるキャラクターたちに関係している情報も含まれている。
が、その一方、まさかの公式学園設定も明らかに。
PSP版ドラマCD『ザ・プレシャス・チャプター』
話数 | タイトル |
---|---|
チャプター0 | 守護者ウルスラの追想 ~ユグドラル領域にて~ |
チャプター1 | トレジャーハンター・ルゥリ! ~舞い降りた宝物~ |
チャプター2 | ミルフィーユちゃんの憂鬱!? |
チャプター3 | 魅惑と疑惑のバナナン・デニッシュ |
チャプター4 | エレンディア・カーニヴァル |
チャプター5 | ペンダントの思い出 ~アーク族の冒険~ |
前回よろしくシリアスとコミカルのバランスが守っているが、
レダ・マリス・ヘクターも全員揃って、まったく出番がないという不憫な扱いに。
その代わり、前回では空気だったウルスラは少し顔を出している。
関連イラスト
関連タグ
別名・表記ゆれ
Riviera~約束の地リヴィエラ~ 約束の地リヴィエラ Riviera リヴィエラ
関連ゲーム
ユグドラ・ユニオン ナイツ・イン・ザ・ナイトメア グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-