CV:塩山由佳
概要
生命を司る十二精霊族のひとり、リヴィエラの守護者。物語のキーパーソンの一人でもある。
容姿は長いパウダーブルーの髪と黄色の瞳を持つ女性。肌は告死天使並みに蒼く、身体の左側に縞々とした紫色の模様がある。背中からトンボのような翅を四つ生やしており、ミイラのように包帯らしき布が身に巻かれている。
神魔戦争の後、消滅を迎えた神々が地上界リヴィエラの世界樹ユグドラに叡智の遺産を残した時にウルスラをその守護者に創り出した。本体は世界樹の深部で三重のファイヤーウォールに守られた存在のため外に出ることはできないが、ウルスラは己の幻影をリヴィエラ各地やヘヴンズゲートへと投影できる。
マナリスの結界以外にも自衛の術は世界樹のセキュリティシステムに当たる、世界樹の白血球(アンチウィルス)のセフィーロを起動することができる。
精霊ではあるが一応神界の者でもあり、神界の古い言葉も唱える。
たとえ神界が大局観のためにリヴィエラを滅ぼすと決めてもウルスラ本人はそれをなんとしても妨害するという決心の元、ヘクターに派遣されたレダとエクセルの前に立ちはだかり、リヴィエラへと渡せまいとアガルタを召喚。
戦闘後彼女はエクセルをユグドラル領域へと攫い、リヴィエラへの敵対心により消滅する呪いをかける。しかしリヴィエラに対し敵対心を特に持たないエクセルに呪いは利かない。彼を観察していたフェアリーたちはそのことをウルスラに報告すると、彼女はこのチャンスを利用してエクセルをリヴィエラの味方にできないか企み彼の記憶を封印してエレンディアの周辺に落とす。
のち魔城ラクリマへと訪れたエクセル一行の危機にその記憶の封印を解き、エクセルにリヴィエラを自分の目で見て精霊と触れ合いを重ねてリヴィエラ側に取り入れようと狙っていたことを説明し、インフェルノスを封印することで神界にリヴィエラを危険視しなくて済ませて神罰発動を取りやめてもらおうと提案する。
神々の遺産の守護者と同時にウルスラは死を司る精霊・セトと対の存在であり、彼女にかけられた安全装置みたいな役割を負っている。片方が消滅してしまえばもう片方も消滅してしまう。
ウルスラとセトは神界ではネッシー並みの都市伝説の存在のように思われているが、ウルスラの実在を確認したヘクターはセトの実在をも確信してしまったきらいがある。