※D.H.E.シリーズ全作のネタバレが入っています。
告死天使とは
神々が直接に創造した、戦闘行為に特化した天使族の一種。
神界を危機に陥れた事件「神魔戦争」の際に、戦闘能力の向上を目的として、神々の身体から血肉を分け与え、さらに叡智を託すことで創造された。
「神魔戦争」後には、神々が滅びたために生み出されていないはずだが、人工的な創造実験を秘密裏に行っている者がいるという噂もある。
天使としてはイレギュラーな存在で、肉体的なスペックが極めて高い反面、生命体として不安定というハンデも背負っており、彼らの稼動時間はとても短いという特徴がある。
そのため、平常時は天使の柩殿で深き眠りについており、有事の際に覚醒させられるが一度眠りに就いたあと二度と目覚めない告死天使も多いようだ。
(『Dept. Heaven Episodes World Guidance』公式設定資料集より引用)
ディヴァインとは
神威を秘めた、告死天使専用の武器。
ディヴァインを操るためには、彼らはそれぞれ何かを犠牲にしなければならない。
また、ディヴァインの呼称は慣例的に、それを操っていた初代の告死天使の名に由来して付けられている。
ただし、人工的に創られたトゥールに関しては別の事情があるようだ。
(『Dept. Heaven Episodes World Guidance』公式設定資料集より引用)
神々の血肉を分け与えられ生まれた告死天使
『リヴィエラ』の主人公。
「神剣エクセリオン」という神聖のディヴァインを使う。
生まれて間もない頃にディヴァインを与えられたため、まだ見つけていなかった「一番大事なモノ」の代わりに天使である証の翼をロストしている。
「神罰」を発動させるためにリヴィエラへ派遣されるが任務の代償に疑問を持つ。
『リヴィエラ』に登場するキャラクター。
「神槍ローレライ」という火炎のディヴァインを使う。神魔戦争に活躍している。
そのディヴァインの対価にロストしたのは感情のため基本的に淡々としているが、物語の中で初期化された情緒が再び育っているような気配を見せる。
エクセルと共に「神罰」を発動させるためにリヴィエラへ派遣され、彼の教育係をも担当する。
『ユグドラ・ユニオン』、『ブレイズ・ユニオン』、『ユグドラ・ユニゾン』に登場するキャラクター。
「神に背いた」罪で堕天させられた告死天使。その罪の詳細は一切不明。
地上に住み着いてから名前を「ネシア」に変えている。
作中でディヴァインを使うような描写はないが、ファンから「神圈マセラマティ」が彼のディヴァインだったのではと推測されている。
神魔戦争の真っ最中に堕天の刑罰を受けたせいで戦争後に神々が消滅したことを知らず、今でも神々と神界に対する恐怖と憎悪の念に駆り立てられている。
キュルケ
名前だけで登場するキャラクター。
『ユグドラ・ユニオン』、『ブレイズ・ユニオン』、『グロリア・ユニオン』の「ジャッジメントゼロ」カードに描かれている。
スキルの詠唱から判断すると女性。
ヘクターの人工的な告死天使に酷似しており、特にマリスとは瓜二つ。
他にはリヴィエラのオープニングデモには数人の名無しの告死天使が登場している。
スチルの手前にいる、エクセルによく似た服装の長茶髪と青色のディヴァインを持つ人物が特に目立つが、案の定その人物の名前や性別は不明。
人工的に作られた告死天使
本名不明。『ユグドラ・ユニオン』のPSP版に登場するキャラクター。
擬似のディヴァイン「試トゥールII」の被験体の少女。
普段は従順で弱気な気質であるが、ディヴァイン解放の心身的なストレスで性格と見た目が変貌し、好戦的で高飛車な振る舞いになる。
コードネーム「プリメア」。『ナイツ・イン・ザ・ナイトメア』に登場するキャラクター。
擬似のディヴァインである「試作型トゥール」の被験体の少女。翼の付け根はやや歪という特徴がある。
メリア編のラストにしか登場しておらず台詞らしい台詞もない謎めいた人物。
本名「マリス・ルクトール」。『リヴィエラ』に登場するキャラクター。
「神斧トゥール」という人工的に作られた冷気のディヴァインを使う。
他の被験体とは異なり、自分が本物の告死天使になれたと信じており、ディヴァインの対価に未来をロストしたと吹き込まれている。しかし彼女を改造した張本人曰く「失敗作」「告死天使の成り損ない」とのことで、従来の告死天使に比べてあらゆる面で微妙に劣っているらしい。
ゴートの七賢のヘクターに盲信的に心酔しており、告死天使の本来の常識を学んでいないため生粋の告死天使であるエクセルやレダとの会話が微妙に噛み合わないことも。
備考
種族名の由来とは「神々の名の下に死を告げる天使」である。
主な特徴とは血の色のない蒼白な肌と、蝙蝠の羽みたいな親指の爪の付いた黒き翼。
同じ神界の住人・ヒューマノイドより下級の存在に扱われる天使族の中で最下の身分を持っておりそれらしい人権を一切持たない。神々、のちにゴートの七賢の道具と見なされている。
しかし他の天使族(及びヒューマノイド・人間・精霊・魔族)と同じように固有の自我や意思、感情を持っているためそういった差別で苦しむ固体は多い。
そんな告死天使の悲劇で秩序と不変を尊ぶ神界の非情さが窺える。
なお他の天使族と同じように無機質な環境に生まれるため情緒や生命的な本能の発達が基本的に乏しく、主に外部からの刺激で育つ。
また、他の天使族同様にヒューマノイドのように身体的な機能は最適化されておらず、飲食・消化・排泄を行い、睡眠を必要とする。生殖が可能かどうかは特に触れられていないが、一応性欲という衝動は経験するらしい。
但し「生命体として不安定」「稼動時間はとても短い」という設定から、他の天使族と異なり彼らには寿命の概念が存在するのではと憶測されている。
彼らが普段「保管」されている柩殿はヘヴンズゲートにある。
関連イラスト
関連タグ
Riviera〜約束の地リヴィエラ〜 ユグドラ・ユニオン ナイツ・イン・ザ・ナイトメア グングニル-魔槍の軍神と英雄戦争-