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概要

発表と同時に『リヴィエラ』『ユグドラ・ユニオン』と同じ世界観であることが公認、全作が「D.H.E.シリーズ」で繋がっていることも発表。

なおシリーズピカイチの変態システムを誇っている。


バージョン発売日CERO備考
DS版2008年9月25日全年齢-
PSP版2010年4月22日全年齢ユグドラルート追加
スイッチ版2022年4月7日全年齢PSP版を元にHDリマスター

ストーリー

十二の騎士団を持つ騎士王国グレイヴニルは、古城アーヴェンヘイムを本拠とし永きに渡り繁栄の時を刻んでいた。


千年もの歴史を持ち、難攻不落と呼ばれたアーヴェンハイムであったが、しかし、突如何者かによって王ウィリムガルドが討たれ、魂を封印されてしまう。


失意のなか王の葬儀を済ませた王国であったが、あるとき謎の乙女マリアによって王の魂が盗まれ、その後突如として現れた魔物によって騎士団は壊滅、城も占拠されてしまう。


騎士団の追跡を振り切ったマリアは、森の中で魂の封印を解き立ち去る。解放された王の魂ウィスプは意思も記憶もなくしていたが、己の肉体を求めるようにアーヴェンハイムへと向かうのであった。



用語

  • セント・セレスティナ島

ゲームの舞台にあたる、ノワール湖に浮かぶ小さな島。

時代を重ねて度重の民族移動を経てそこに住む人々は時に平穏に過ごし、時に土地を奪い合うようにして支配権が移り変わっていった。今も様々な種族が混在する、非常に多様性に恵まれた土地である。

現在はグレイヴニル騎士王国の地となっており、ウィリムガルド王に統べられている。


  • 古城アーヴェンヘイム

古の時、揺れ椅子に腰かけた人物「古城の主」の指揮でティアムート族により建設された立派な城。島の支配権が他の種族に渡っても現在でも昔から変わらずに立っている。

現在はグレイヴニル騎士王国の都の中心となっているが、物語の語り部をも務める古城の主は今日も隠し部屋から島の住民を傍観している。

なお、本作の舞台となる地上界の名前は古城にちなんでいる。


  • グレイヴニル騎士王国

セント・セレスティナ島にやってきたエルヴァール人により作り上げられた、12の騎士団を束ねる国家。ノワール湖の周辺を領土とする。王族のグレイヴニル家が古くから騎士団の頂点に立ち、またこの地上界の「調停者」を務めている。ユニットデモによると国家と騎士団はR.D.745年に樹立されたらしい。

民衆は様々な種族でできているものの、階級社会の色が濃く、王国のルールでは地位が低いセント・セレスティナ島の原住民との仲はよろしくなく度々衝突が生まれる。さらに人種差別や偏見によって地位の低い種族は虐げられ、彼らもまた地位の高い種族に対して反感や憤りなど不満を募らせる。ぶっちゃけ神界と冥府の者が首を突っ込まなくても人類同士の紛争で手一杯な状態。


  • 調停者

「万物の叡智」たる不文律を以て地上界を統治し、秩序と混沌の力を平等に操り己の住まう地上界を神界と冥府の干渉から守る人物を指す言葉。この世界ではグレイヴニル家の血筋が該当するが、一家は訳あって過去に不文律を失っている。

主人公のウィリムガルドは、神界の者である戦乙女のマリア・メリアとの接触によりその能力に徐々に目覚めていく。


  • エルヴァール人

上流階級の種族。種族名は「高貴なる血」を意味する。

王国の人口の約一割くらいはこの種族であり、王族も属する。同じ種族ということもあり王族からの信頼が高く王族への忠誠心も高く、名門の貴族が多い。階級や同族同士の贔屓により重要な役職を務めるエルヴァール人が多く、また騎士団内のエルヴァール人率が人口比率に比べてとても高い。

見た目の特徴として肌色が比較的白い。

一般エルヴァール人の名前の形成はファーストネーム=ミドルネーム=ラストネーム(例:ラインハルト=ラシャ=ヴァロリー)。

王族はミドルネームを二つ持ち、ラストネームは「ド=グレイヴニル」となっている。例えば王のフルネームは「ウィリムガルド=ロン=ドラガン=ド=グレイヴニル」で、王子のフルネームは「ノルディッシュ=ラウル=デネス=ド=グレイヴニル」である。


  • イングジッド人

上流階級の種族。種族名は「叡智を宿す樹」を意味する。

高い知性と資質を持ち、思慮深く穏やかな性質の人種というポジティヴなステレオタイプの元、高位な職を任されることが多く、上流階級の特権を与えられるなどエルヴァール人の次に待遇がいい。騎士団内のイングジッド人の中には優秀な魔術師が多い。

エルヴァール人と同じく王国の人口の一割くらいしかいない。

見た目の特徴としては全面的に色白である。

名前の形式はファーストネーム=ミドルネーム=ラストネーム(例:ラクシュミ=セラ=ブラッドリー)。


  • ロンダリア人

中流階級の種族。種族名は「選ばれし民」を意味する。

王国の過半数を占める人種で、エルヴァール人の治める国には古くから住んでいる。大半は半狩半農の生活を送っており、個人で貧富の差は存在する。なお、原住民は後から移民してきた人種を「ロンダリアン」と呼ぶのはその大半はロンダリア人だったためである。

他民族との混血が多いため、肌色が白めであるものの、島の種族の中で比較的多様性を誇る見た目をしている。

名前の形式はファーストネーム=イニシャル.ラストネーム(例:クリームヒルト=H.マイセン)。

そのイニシャルの部分は家族の誰かのファーストネームの頭文字に由来している。


  • アマルディア人

中流階級の種族。種族名は崇める暁の女神「アマルディ」に由来する。

遥か東方の遊牧民であり、伝統的な生き方とは数十人単位の小さな部族で遊牧生活を送ることである。なお、崇める女神の神託により二度も民族大移動を行ってきた。役百年前に二度目の民族大移動の際に中継地だった騎士王国の領土に一部のアマルディア人が残り定住したことにより王国の民として取り込まれた過去を持つ。人口率は王国の一割も満たない。

遊牧民としての文化により大半は(個人差があるものの)奔放な気質で受容性のある考え方をしており、他の種族では見られない濃い褐色の肌を持つため見た目が目立つ。

名前の形式はファーストネーム=ミドルネーム=エ(女性系)かオ(男性系)=部族名(例:ディオラ=レーネ=エ=マハナ、バスターク=トラス=オ=トバック)。


  • ネスティコ人

中流階級の種族。島の原住民。種族名は「月に照らされし者」の意味を持つ。

現代の王国において他の原住民より地位が高いのは元から異民族に対して受容的な考えで、島と周囲の領土を乗っ取ろうとした王国に抗えず早い段階で従属したためである。またそのおかげで民族代々の土地である湖岸の街とその周囲一帯から追い出されず、以前と変わらず暮らすことを許されている。彼らの領土の本来の名前は「ネスティカフィカ」であり、「二つの月を照らす光」という意味を持っている。

種族はロンダリア人と見た目があまり変わらず、その歴史から寛大で大人しいというステレオタイプがある。

名前の形式はファーストネーム=ラストネーム(例:ロルフ=ローランザルツ)。


  • ラロッカ人

希少種族。旧ランタロッカ王朝の人々の末裔。

昔のランタロッカ王朝では代々、女王は神々の声を聞こえる巫女の役も担う存在だった。しかしある時を境に神々の声を一柱ずつ聞こえなくなったことで王朝は少しずつ滅びていった。

神々の声を徐々に聞けなくなった原因とはシリーズのエピソードⅠに当たるゲームをプレイ済の方々ならばおそらく心当たりがあろう

見た目の特徴とはピンク色の肌。

作品中でラロッカ人が親子のメーベルージュとローズリップ二人しか登場しておらず、二人の名前の形式はファーストネーム=ミドルネーム=ラストネーム 世代のローマ数字である(ローズリップ=ラーグ=ヴァル Ⅸ、メーベルージュ=ラーグ=ヴァル Ⅷ)。親子ではミドルネームとラストネームは同じのようだが、他のラロッカ人が登場しない以上種族全体の名前の形式を判明できるのにデータが少なすぎる。


  • バルモア人

隷属階級の種族。島の原住民。

本来の領土は西部丘陵地帯であり、王国設立前は他の原住民と平和に暮らした種族。しかしネスティコ人と違いバルモア人は最後までエルヴァール人の戦略に抵抗したため、今でも厳しい生活を強いられ王国から虐げられている。さらに最後の悪あがきだったキルギアの塔の崩壊により肥沃だった丘陵地帯は焦土にされ、今まで以上に生き苦しい環境となり多くの同胞が殺された。

しかし生き残りは数多な困難を抱えながらもしぶとく生き抜いている。

騎士団内では五人のバルモア人しかおらず、そのうち四人は自警団同然の第12騎士団に所属しており同族が反乱に立ち上がらないように監視する嫌われ役をやらされている。

種族の見た目の特徴としては淡めの褐色肌。

名前の形式とはファーストネーム=イニシャル.イニシャル.ラストネーム(例:ヘッケラー=D.T.アイヴァー)。


  • レモヌーグ人

隷属階級の種族。島の原住民。「メーセの民」とも呼ばれている。

本来の領土は島の南部だが、エルヴァール人がやってくると真っ先にその土地を砦の建設のために搾取され、湖畔北岸の湿原という僻地へと避難したが、以後その非常に弱い立場を利用されバルモア人以上に王国の圧政に苦しむことになってしまう。

湿原を襲う万年霧の瘴気に身を蝕まれ殲滅の危機に迫っているためティアムート族と手を組み神界の介入を乞い王国を断罪してもらおうとメーセの塔を建てるも、逆に神界の怒りを買う羽目になり不文律に違反する行為(下界の身の分際で神界の領域へと踏み入れようとすること)の全責任を負わされてしまう。

種族の見た目の特徴としては灰色の肌。

フルネームが判明しているレモヌーグ人は劇中たった一人、「ワトゥヌ=ル=ウェイル」しかいないため、名前の形式を判明するのにデータが足りていない。


  • ティアムート族

滅亡の危機に迫られている島の原住民。他の種族より寿命が長く、竜に似た角と翼を持ち飛竜を飼う。昔エルヴァール人に故郷を追われ、今やサンクチュアリと呼ばれる水晶の洞窟の中に息を潜めて暮らしている。

角と翼を切り落とせば他の種族と変わらない見た目になるが、代わりに寿命は他の種族と同じになってしまうため、一族の中では生きられなくなってしまう。そのため角と翼は一族の誇りとされており、追放者は罰として切り落とされる。自らの意思で切り落とす者は王国に忍び込まされるスパイくらい。

一族は先祖竜と言われる五体の飛竜神の血を受け継いでおり、肌や翼の色と角の形でどの先祖竜の血を受け継いでいるかが判明できる。そのため島の種族の中で外見の幅が一番広く、とても個性豊かな一族である。

名前の形式はファーストネーム=ミドルネーム=ラストネーム(例:アーリエ=シエル=グレイスヘーゼ)、あるいはファーストネーム=ミドルネーム=ラストネーム=敬称(称号?)にあたるレテ(女性系)かレト(男性系)(例:チェリム=ドニエ=マーシュ=レテ、ユガ=ラグノ=エマルフィ=レト)。

ミドルネームは先祖竜に由来しており、ミドルネームが「シエル」となる皇族以外は「ミルザ」「ドニエ」「ラグノ」「ソラリ」「レキス」のどれかになる。


  • ユメール人

時空の狭間に存在すると云われる幻の異界、魔法の国こと「ユミラ魔郷」の住人。強力な魔力をその身に宿す種族。

もはや彼らの代表と呼べる存在とは誰もが愛するD.H.E.シリーズのマスコットたる、珍獣の魔女っ子パメラである。


  • 天使族

神界兵の指揮の元に軍事面を担う、神界の隷属階級。大きな翼が特徴。

元は神々に人為的に創造された存在で、神界でしか生まれない特殊な存在。神々にのみ絶対的な忠誠心を持つことが義務とされる。現代神界のもろ事情により上級にも従順であることを常に求められており、一部の上級からは警戒される存在となっている。

一般的な天使族には寿命といった概念を持たない存在だが神界の存続に依存する生命体であり、神界が滅んだ場合は死亡する。また上位魔族など特殊な力を持つ者しか抹消できない。そのため神界で天使が問題を起こして罰を受ける時は力を奪われ(または封印され)追放される、「堕天」という断罪を下される。

守護天使と呼ばれる個体はさらに神々からの祝福で特別な資質を与えられ、神界の最終防衛線であるヘヴンズゲートを哨戒する任務を課される。

なおほとんどの天使は無機質な環境に生まれるため生命的な本能や感情の発達は乏しいきらいがあり、主に外部からの刺激で育つ。豊かな情緒を得てもポーカーフェイスで隠し通す個体も少なからずいる。


  • 魔族

混沌の世界・冥府(魔界)より湧き出てきた、地上界視点から言われれば異形な魔物。本作の主な適役。あまり知識を持たない力任せな動物型から腕力に劣るものの知識のずる賢い人型までとても幅広い姿形の存在。

特に強い個体は「上位魔族」や「インフェルノス」と呼ばれ、いわゆる中ボス的な役割を担う彼らは一番力が強くて偉い「魔神」直属の部下として仕える。

彼らは猛威を振るい地上界の住人を襲い掛かり、対神界の足掛かりを確保するために地上界を占領して魔界と化すべく戦う。魔神やその直属の契約や呪いにより地上界の住人、はては神界の者さえも魔族化も可能。

本作では冥王ゾルゴナークとその一味が該当する。


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