概要
「サイケデリカ」シリーズの二作目。
『黒蝶のサイケデリカ』とは世界観を共有しており、その関係上主要人物の内数名は『黒蝶』にも登場している。
ストーリー
鷹(ファルジ)の一族、狼(ヴォルグ)の一族と称されるふたつの勢力が均衡する街。
少女は感情が高ぶると赤くなる右眼を持って生まれてきた。
赤い眼はこの街では『魔女の証』であり禁忌の存在だった。
少女は迫害を恐れ、街外れの森にある朽ちかけた塔で男子として生活をしていた。
一緒に暮らすのは自らを塔の主と名乗る隻眼の男。
性別を隠しつつも、仲間に囲まれ楽しく穏やかな日々を送っていた少女。
ある日、街の教会から『カレイドヴィア』という不思議な宝物が盗まれる事件が起こる。
そのことをきっかけに少女はこの街に隠された『魔石』と自身の出生の秘密を知っていく。
ゲームシステム
基本的なシステムはノベルゲームのものだが、シナリオ進行の際に「探索パート」にてジェドとエアルの姿を使い分けて謎解きを行う必要がある。
マップ探索パート
状況に応じてジェドとエアル、二つの姿を使い分けて情報収集を行う。
手に入る情報の中にはどちらかの姿限定のものがあり、それによりシナリオが進行する。
骨董屋
情報集めで手に入れたポイントを酒場の老人に渡し、本編を補完する内容のショートシナリオを入手する。
中には、核心部分に触れる重要なものも。
登場人物
- ジェド/エアル CV:田村睦心
主人公、普段は街の便利屋として生計を立てている。
「狼」の兄弟とは義理の兄弟のような間柄であり、それ故に街の顔役の一人としてそこそこ有名。
- ラヴァン CV:日野聡
「狼」の次期当主。
ジェドの秘密を知る人物の一人で、それ故に彼女に好意を抱いているが、ジェドの立場もあって周囲には隠している。
- ルーガス CV:古川慎
オルガの息子で「鷹」の次期当主。
その厳格さによるカリスマで「鷹」の若者たちを纏め上げているが、極度の方向音痴だったりと結構ポンコツなところも。
実は彼にはある秘密があり…。
- レビ CV:斉藤壮馬
ラヴァンの弟。
その明るさで「狼」の若者たちを纏め上げている。
- ヒュー CV:浪川大輔
突然現れた謎の青年、様々な物語が記された手帳を持っている。
剣術の達人である他、魔法のような力を使うことも可能。
- フランシスカ CV:大原さやか
ラヴァン・レビの母でジェドの養母、「狼」の当主代行。
極度のメシマズ。
- 塔の主 CV:平川大輔
「ハイタカ」と名乗る幽霊のような存在、身の回りのことがロクにできないダメ人間。
「ハイタカ」は仮の名であり、その正体は…。
- オルガ CV:森川智之
「鷹」の当主、恐怖によって周囲を纏め上げている。
度々街を憎んでいるような素振りを見せているが…?
- ティ CV:山岡ゆり
ルーガスの妹、重度のブラコン。
作中で初めて「恋」を経験するのだが、それがある悲劇をもたらすことになる。
- ロレンス CV:鳥海浩輔
教会の管理人を務めている青年で、ジェドに「カレイドヴィア」捜索を依頼する。
その正体は『黒蝶』に登場したある人物で、あちらでの記憶も有している。
- エルリック CV:石川界人
教会で暮らしている孤児、何時もウサギを連れている利発な少年。
度々ジェドの仕事のサポートを行う。
- エルリックのウサギ CV:長縄まりあ
度々ウサギらしからぬ頭の良さを見せる謎の存在、エルリックからはただのペット以上に大切にされている。
好物はリンゴ。