曖昧さ回避
- 主にロケットエンジンなどを動かす推進装置。
- エフェクター。
- 電波を増幅する装置。
- トレーディングカードゲームにある「ブースターパック」の略。
- ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
本項では5を扱う。
データ
※もらいび:ほのおタイプの技を受けるとダメージ・追加効果を受けずに「もらいび」状態になる
「もらいび」状態になるとほのおタイプによるダメージが1.5倍になる
こんじょう:状態異常になると、「こうげき」が1.5倍になる
進化
容姿
橙色をしたフサフサの体毛が頭部、首周り、尻尾に生えている。
その体毛からあたかも炎を纏っているかのような姿をしている。
他のブイズ同様にその容姿から非常に人気の高いポケモンである。
色違いは、体色の赤はオレンジ色に近い赤となり、体毛の色は黄色となる。
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場しているポケモン。
イーブイの進化形の一つ。イーブイに「ほのおのいし」を使用すると進化する。
名前の由来は恐らく「ブースター<booster>:"昇圧器、加速器、増幅器"の意味」。
体温が非常に高く、体に炎を溜めている時は最高900℃以上もの高温になる。
体内に「炎袋」という器官を持ち、深く息を吸い込めば、1700℃の炎を吐くことができる。
体毛は上がりすぎた体温を空気に放熱する役割もある。
戦闘に際して体温を上げることが多いため、トレーナーが普段接することはできる。
一応『青』、『リーフグリーン』においては体温は900℃以上に上がるとされているが、それ以外の作品においては最高体温900℃までとされており、多少文章がチグハグである。
ゲーム上の特徴
高い「こうげき」・「とくこう」・「とくぼう」を備えている。その反面「HP」・「ぼうぎょ」・「すばやさ」が低くなっている。
またイーブイの進化系の中で「こうげき」の数値が最も高くなっている。
そのステータスから物理技が得意なポケモンに非常に弱い上、相手よりも早く動くことは難しく、攻める前に倒される可能性がある。
ゲーム内では何故かことごとく強化されない。詳しい話は唯一王参照。
攻撃技の候補としては、セオリー通りに考えればタイプ一致技「ほのおのキバ」が挙げられるが、所詮威力65。現実問題としてはそこそこ高い「とくこう」を用いた「だいもんじ」・「オーバーヒート」の方が明らかにダメージを与えられる。
素早さの上がる「ニトロチャージ」も考えられるが、これだけで攻撃を組み立てることは難しい。
あくまで物理技にこだわるのなら、タイプにこだわらずに「おんがえし」「でんこうせっか」「すてみタックル」「アイアンテール」「あなをほる」などが挙げられる。
また『プラチナ』版から教え技として「ばかぢから」を習得しているのでこれが第1候補にはなるだろう。
もちろん低くない「とくこう」を活かして二刀流で戦ってもよい。
一応『XY』から「フレアドライブ」(苦節7年の賜物)も使うことはできる。ようやく強力な物理技を入手したが、HPが高くなく反動ダメージが痛い上に「すばやさ」もハッサム並という微妙な性能。正直相性がいいかというと……
それでもシングルでは「バトンタッチ」や「おいかぜ」、ダブルでは「おさきにどうぞ」等でうまくサポートしてあげればかなりの活躍が期待できる。
他にも前述の「ニトロチャージ」を使う手や、小回りが利かなくなるが「ようき」最速で「こだわりスカーフ」を持たせるのも一つの手かもしれない。
『SM』でアローラガラガラというライバルが増えたが、一応弱点の少なさでは勝っている(抵抗では完敗だが)。
特性「こんじょう」であれば火力を更に上げることはできる。できるのだが、困ったことにほのおタイプなので「かえんだま」で「やけど」にならない。その為能動的に発動させるなら「ねむる」を使うか「どくどくだま」を持つしかない。
何故こうも噛み合わないのか……
補助技はブイズだけあって攻撃技と違い豊富。「あくび」「あまえる」「おにび」等が候補に挙げられ、
耐久型を考えるなら、アイテム「たべのこし」を持たせて、「ねがいごと」+「まもる」という戦法もある。
特性が「もらいび」であれば相手のほのお技を読んで居座ることもできなくはない。こちらから相手を倒す手段が限られるのはご愛嬌だが。
だがこれらの補助技は当然他のブイズも保有しており、これといった強みになるかというと……
弱点は鈍足かつ低耐久であること。
はがねタイプでも「じしん」や「いわなだれ」を覚えているポケモンは多い。
フェアリータイプに耐性を持つものの、あちらは高火力揃いかつ複合でみずタイプを持つものがいるのでかなり不安。
強みの「とくぼう」も実はHPのせいで、キュウコンなどと同じくらいになってしまう。
ブースターの明日はどっちだ。
ただ実はブイズの中でまともに両刀型として使う事が出来るのはこの子だけだったりする。
物理型かと思ったら特殊型だったなんてこともなくはないため、相手の意表を突くことはできる。
こんな待遇でも?
2012年12月初めにPDWで「イーブイとその進化系含む8種類のみが使用できるwi-fi大会」が開催された。通称ブイズローテ、ブイズカップ。
ルールはローテーションバトルであり、ほのお技が使用率が低めになりそうなリーフィアやグレイシアに弱点を突ける程度で、使用率が高そうなシャワーズに半減されるため正直出番がないかと思われたが、
主力となる最大火力の「こんじょう」+「からげんき」を誰にも半減されずに撃てるという点や、ブラッキーに「ばかぢから」で大ダメージを与えられる点から、もしかしたら活躍できるのでは?という予想も持ち上がった。
本番では「ばかぢから」は非常に使いづらく、別にこの技でなくてもむし技で弱点を突けるので対ブラッキーはそれに任せればよく大したことがなかったが、
「からげんき」は予想通り、「ニトロチャージ」で素早さを上げたり、エーフィで「トリックルーム」を発動させてからガンガン殴りに行けたりと大活躍であったようだ。
ほのお技も実はリーフィアがこちらもくさ技・むし技がブースター以外に半減されない為かなり強く、それへの牽制として出番を得ることができた。
極端な特殊ルールというのが引っかかるとはいえ、大会で実績という大きな称号を得たのはブースターファンとしては嬉しかったのではなかろうか。
さらに2年後、第6世代での『イーブイズカップ』では、新しく登場したニンフィアのメインウェポンを唯一半減で受けられ、更に「フレアドライブ」でガンガン攻めていけるようになったことから、なんと使用率1位という快挙をなした。おめでとう!ブースター!
ポケモンGOでは
イーブイが手軽に手に入り進化に必要なアメもたったの25個あることから、入手難易度は比較的低い。
進化先がランダムなのがネックだが、名前を「Pyro」若しくは「アツシ」にすることで一度だけ確実に進化できる。
で、肝心の性能はというと……
なんと一時期はほのおタイプ最強の座をウインディと分け合う状態になっていた程の高性能。
攻撃力はこちらの方が高く、スペシャルアタック(ゲージ技)でほのおタイプ最強技の「オーバーヒート」を覚えられるなど、技の性能も非常に優秀なのだが、HPが極端に低く、耐久面では大きく負けてしまっている。なお、原作ではネックとなっていたすばやさの低さに関しては、そもそも本作ではすばやさの概念自体がないので移動性能(回避能力)は全く同じとみなして問題はない。
このため、火力特化のブースターかバランス重視のウインディかで、局面に応じて使い分けられていた。
現在は伝説ポケモンのファイヤーおよびエンテイが実装されたことで、ほのおタイプ最強の座からは陥落してしまったが、それでも進化や育成にほとんど手間がかからないことから、初心者でも比較的手軽に入手できる強力なほのおポケモンとして需要はそこそこある。また、実をいうと攻撃と防御の種族値だけを見ればブースターはファイヤーやエンテイを上回っている。HPが低すぎるため総合性能では一歩譲る形になるが、現在でも育て上げればきちんと最前線で活躍できるだけのスペックは保持している。
ファイヤーやエンテイが揃っていない時の代理としては十分な性能を誇り、特にレイドバトルなど火力が欲しい場面ではウインディより出番が多い。
少なくとも、本編よりかなり待遇がよいのはブースターにとって喜ばしいことに違いない。
レイドボス
2017年6月23日~11月4日までレイドボスとしてシャワーズ、サンダース共々全国のジムに出現することがあった。レベルはライバルのウインディと同じく★★★。
主な使用トレーナー
- グリーン ※ピカチュウ版でオーキド研究所と22ばんどうろのバトルどちらかで勝利した場合
- カツラ / ジムリーダー(カントー)
- オーバ / 四天王(シンオウ)
- カルム ※最初にフォッコを選んだ場合
- セレナ ※最初にフォッコを選んだ場合
- ハウ ※最初にモクローを選んだ場合
- バージル
- ウララ