ストーリー
四人の女学生が立て続けに自殺した。
その衝撃的な事件は一部の学園生たちの間で不謹慎な盛り上がりを見せ、いつしかこう噂されるようになった。
四人の女学生は学園の七不思議の一つ、“旧校舎の幽霊” に呪い殺されたのだ……と。
多くの者にとってはくだらない噂であったが、主人公・佐伯社には無視しきれない理由があった。
四人の女学生が自殺してから、奇妙な夢にうなされるようになったのだ。
熟睡することができず、日に日に自覚できないほど緩やかに衰弱していくなか、社の前に一人の少女が現れる。
ベルベットと名乗った不思議な少女は、社に告げる。
キャラクター
ベルベット
CV:風音
常に冷静沈着な異国の少女。
葛城葉子を所長とする 葛城霊能探偵事務所 のスタッフであり、霊関係の事件の調査 及び解決が彼女の仕事である。
“旧校舎の幽霊” の調査中に社と出会い、呪われてしまった彼と行動を共にするようになる。
日本語を流暢に話すことは出来るが、読むことは出来ない。
そのため学食で食事をとる時には、社にメニューを読んでもらわないと食券を購入できない。
雛森 佳奈 (ひなもり かな)
CV:萌花ちょこ
社のクラスメイトで、二年生の女学生。
生まれつき霊を見ることができ、取り憑かれてしまった社をそれとなく何度も助けていた。
知り合い以上友達未満な微妙な距離感であったが、社が霊を見れるようになってからは急速に打ち解け、学園の七不思議を解決する仲間となる。
現在は霊のことを勉強するために、同じく霊視の力を持つ親戚の家に居候中。
葛城 葉子 (かつらぎ ようこ)
CV:杉原茉莉
約二年前に開業した 葛城霊能探偵事務所 の所長。 様々な経歴が謎に包まれた正体不明の女性。
霊に関する深い知識と、様々な霊障を力尽くで跳ね除ける底知れない力を持つ。
霊の事情に関係なく強引な(かつ彼女にとって楽な)手段で解決することが多く、
商売敵のとある霊能探偵事務所とは方針の違いで対立することもある。
煙管を常に持ち歩いており、重度のヘビースモーカー。
久住 美里 (くずみ みさと)
CV:上田朱音
社の幼なじみのお姉さん。
そして “久住美雪” という名の、売れっ子ホラー小説家でもある。
数年前までは会社員として働きつつ作家業を営んでいたが、現在は退職し執筆に専念している。
非常に不規則な生活を送っており、身の回りの世話をしてもらいたいという口実で社を住居兼作業場のマンションに呼び寄せ、同居するようになった。
もともと世話焼きな彼女はむしろ社の面倒をよく見ており、実の弟のように可愛がっている。
るり / るか
CV:結衣菜
校内で目撃情報があがっている謎の双子。
おそらくは学園の七不思議の一つ “トイレの花子さんズ” ではないかと思われる。
彼女らと鬼ごっこをして捕まると殺されるという危険な霊のはずだが、とても協力的で社たちに手を貸してくれる。
常に無表情で何を考えているかさっぱり分からない。
そして、音もなく背後に突然現れるという心臓に悪い登場を好む。
原田 望 (はらだ のぞみ)
CV:みる
自殺した四人の女学生の一人。
いまだ成仏できておらず、霊として校内を彷徨っている。
おとなしい見た目に反して恐ろしく陽気な性格で、死を悲観することなく幽霊生活をエンジョイしてしまっている。
困ったことに相当なイタズラ好きで、もし何もないところで転んでしまったり、
目を離した隙にお弁当の白米にふりかけが掛かっていたりしたら、間違いなく彼女の仕業である。
主人公
佐伯 社 (さえき やしろ)
なんの変哲もない平々凡々な学生、のはずだったが、
“旧校舎の幽霊” に呪われた影響で、霊が見える体質になってしまう。
おかげで幼少期からたびたび原因不明の体調不良に襲われていたが、
その理由が自身の霊を寄せやすい体質のせいであることを知る。
死の呪いを解くために、ベルベットらと協力して学園の七不思議の解決に乗り出す。
中島 修司 (なかじま しゅうじ)
CV:竜崎大河
社のクラスメイトで大親友。 交友関係がとてつもなく広く、男女問わず人気者。
特に女子人気が高いのだが、すべてを台無しにする残念行動が目立つため、多くの女子は告白前に彼に幻滅する。
ホラーが大っ嫌いで、超恐がり。
巻き込まれた心霊現象を早く解決するために、その広い交友関係を駆使して様々な情報を集めてくれる。
加賀見 真 (かがみ まこと)
CV:土門熱
霊の未練を断ち成仏させる “お役目” を担う、加賀見家 八代目当主。
年相応に落ち着いた、心優しい青年。
大学を卒業して社会人となり、仕事に追われる毎日を送っている。
なないろリンカネーションの主人公。
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イラスト担当:すめらぎ琥珀