概要
里津花の望んだ夢なら、どんな小さいことだって俺の手で叶えたい
SQシリーズに登場するユニットSolidSの篁志季×世良里津花のカップリング。
ユニットのリーダー兼楽曲提供兼プロデューサーと、そのよき理解者という組み合わせ。
10代のころからの長い付き合いで、SolidSのお父さんとお母さん。
近年は里津花がだんだんとくだけてきたこともあり、ユニット内の年長コンビでありながら、主に公式Twitterやそりらじなどで、率先してふざけるコンビとなっている。
以下は各作品のネタバレ含む
原作CDおよび映像作品の展開
「SolidS」vol.1
新しいユニットを作ってみろとツキノ芸能プロダクションの社長に言われた志季が、それについての不安を里津花に相談する。
「俺は、志季の作る自由な音をもう1度聞いてみたい」
と里津花が志季の背中を押し、それに対して志季が
「俺は自分以外の信頼できる誰かに、大丈夫だって言ってほしかったんだと思う」
と返すように、2人の信頼関係が垣間見える。
また、志季がSolidSを立ち上げるにあたって最初に、一緒にやりたいと望んだ相手は里津花であり、志季の音楽が好きだと言う里津花に対して、
「たとえ意見が食い違っても腹を割って話し合える。俺はそういう相手と一緒に音楽をやりたい」
「お前はいい声を持ってる」
と必死に口説き落とす様子も見られる。
なお、この直後に志季が注文したカクテルはサイドカー。
カクテル言葉は"いつもふたりで"
里津花と一緒に音楽をやりたいと言った直後にこの意味を持ったカクテルをオーダーしているのは、実は志季から里津花への気持ちが込められているのかもしれない。
「SolidS」vol.3
翼と衝突した志季が里津花を頼りにする様子が見られる。
「俺は翼や大と比べれば付き合いが長いから、説明がなくても信じていられる」
と前置きしつつ志季を諭した里津花に対して、志季が里津花に対しては素直になり、翼のフォローを頼む場面は、2人のこれまでの関係性や、新米プロデューサーである志季が、どれだけバランサーとしての里津花を頼っているかが窺える名シーン。
SolidS ドラマ1巻 Don’t work too hard!
2人で寮の近くを散歩(デート)をするシーンがある。
「お前、いつからそんな負けず嫌いになった?」
「やっぱりそう思う?最近、自分でもびっくりしてるんだ」
という会話から続く、1年間での里津花の変化とそれに対する志季の想いと、その志季の想いを受け止めて、志季に
「それなら、少し強気に意見してもいい?」
と伝える里津花の様子はまさに、2人が関係を進めていることがわかる場面になっている。
SolidS花鳥風月「花」編 リッカ
ブックレットの書き下ろしSSが志季と里津花のストーリー。
志季が独白の中で初めて会ったときのことを思い出し、
お互いどこか惹かれるところがあったのだろう
と語っている。
SolidS ユニットソングシリーズ COLOR BLACK
「黒を纏う君」にて、里津花がその日着ていた服を褒めるだけなのに
「ところで里津花、ずっと言おうと思っていたが」
と、改まりすぎる志季の姿が見れる。
それに対して笑う里津花の可愛らしさは必聴。
またここでは
「お前、笑い上戸だったのか」
という後の展開に続く台詞も聞くことができる。
SolidS ドラマ2巻 Two of a kind.
柊羽と志季、里津花が3人で飲む様子が描かれる。
「そういうがむしゃらで不器用なところも、志季の魅力ってことだよね」
と酒を飲みながら話す里津花とそれに対する志季のやりとりは、今まで中々なかった、志季の方が里津花に口出しする形になっており、2人が以前よりも更に親密になっている様子が見られる。
「昔から、里津花と志季は気が合うんだろうと思っていたが、上手くやっているようで安心した」
と、2人の関係を昔からの付き合いである柊羽も認めている。
SolidS ユニットソングシリーズ COLOR WHITE
公式のしきりつへの優しさに世界が揺れた大名作(その1)
SolidS結成前の2人がカフェに行くエピソードと、現在(2016年)に至って関係性がより緊密になっている様が見られる。
カフェへ一緒に行くエピソードは、忙しすぎる志季を里津花が心配していることが描かれる。
「誘っても誘っても、忙しいって言われて、俺、志季にフラレっぱなしなんだけど」
と言いつつも、志季に対して理解を示し、寄り添う里津花の姿を見ることができる。
それをフォローするように
「これから時間あるか」
と誘う志季の姿は、まるで仕事が忙しくて恋人としばらく会えていなかったサラリーマンのよう。
また、この際に
「自分の音楽にはそれなりの個性や価値があると証明したいんだ」
と言った志季に対して里津花が伝えた言葉が
「白いキャンバス」
というこの名作のタイトルにつながっている。
現在の話でのSolidS4人のやりとりも、しきりつのよさがこれでもかと詰め込まれている。
SQ ユニットソング「表裏」シリーズ 『裏SolidS』
「里津花、つまみは子どもたちに任せておこう」
という志季の台詞から始まった、2人の共有ルームでの飲み会が収録されている。
「いつも、ありがとな」
と、里津花に対する感謝を志季が伝え、里津花も志季の気持ちを理解している様子が描かれる。
「お仕事いっぱいで大変みたいだけど、身体に気をつけてがんばってね、お父さん」
「わかってるよ、お母さん」
のやりとりは、しきりつ史に残る名言。
また、このときに里津花が言ったある台詞が、同年の里津花誕生日の公式twitterによるSSで、今度は志季から里津花に贈られている。
S.Q.P SQ PARTY 2017 SUMMER(映像作品)
本編に収録されているそりらじにて、志季のかわいいところをあげる、というメッセを自分で選んだ志季に、ほかのメンバーが戸惑っている中、ノリノリで話をし始める里津花が収録されている。
また特典となったCDでは、SolidSが出会ったバーで、しっとりとした雰囲気で飲む2人の姿が描かれている。
「相変わらず、飲むとよく笑うな、お前」
「残念なお知らせだけど、俺、よその飲みで笑い上戸って言われたこと1度もないよ」
というBLACKでの会話を踏まえての会話や、
「お前、昔はもうちょっとかわいげがあったような気がするんだが」
「かわいげがあった、なんてお互い様だよ、志季」
というようなくだけた会話、そして
「ねえ、覚えてる?」
「迷ってる志季に、絶対に成功する、失敗したら俺のせいにしていいよって言ったこと」
というvol.1のことを回顧する会話など、ここまでの志季と里津花の集大成といえるような会話が交わされている。
SolidS ドラマ5巻 いつかのあの日、星空の下で笑う君を見た
志季と里津花のための1枚。
「里津花の望んだ夢なら、どんな小さいことだって俺の手で叶えたい」
という、篁志季渾身の里津花への告白と、それに対する里津花の返事も含めて、余すところなく聞いていただきたい。
SolidSドラマ6巻 Dear brother
過去にスランプに陥った志季が、夜中に里津花に電話をして
「なんでもいいから何か喋ってくれ」
とお願いしたことがあることが明かされる。
また、志季のために、やったこともないうどん作りをする里津花が見られる。
ラストトラックでは翼が
「特に里津花は、俺たち3人(翼・大・圭人)が知らない志季も知ってるしね」
という非常に含みのある台詞を残している。
SQ 「Neo X Lied」vol.3 里津花&英知
ドラマパートには里津花と英知のみが登場だが、
「徹夜明けだから、ミルクたっぷりのカフェオレにしておこうかな」
というように、志季の世話を焼いている里津花の姿が見られ、志季がいないにもかかわらず、志季がいるようにしか見えないドラマになっている。
SolidSドラマ7巻 村瀬大という男
志季と大の会話の中で、志季が
「里津花は俺の要求を満たしてくれると確信していた」
とvol.1の時点で里津花に対して全幅の信頼をおいていたことを明かしている。
その他公式twitterでの志季と里津花のやりとりも必見。
合同舞台や各種特典・グッズでの展開
ツキプロライブ2016in中野 パンフレット
特典CDにて、ライブ後の志季と里津花がSOARAやGrowthのメンバーと話をする様子が収録。
里津花が志季の作曲時の様子を語り、
志季がそれに対して
「作曲家というのはそういうものなんだ」
と言い返すなど、2人の遠慮のなさを知ることができる。
SUPER COMIC CITY 26 ツキプロ オフィシャルショップ 会場特典書き下ろしSS
里津花が、翌日オフの志季を遊びに連れ出すSSが書かれている。
志季の独白で
不意打ちの里津花の笑みは、見慣れた俺でもあまり心臓に宜しくない。
というものがあり、志季の里津花の外見の美しさへの賛辞になっている。
ツキプロ×アニ店特急2017夏 全国盤
酒天童子(志季)が飲んでいる酒が雪女(里津花)のお手製。
「人間の男を誘惑する雪女一族の必須能力」
として、なんでも家事できる里津花のこと志季が語っている。
(酒造りは家事ではないというツコッミは存在しない)
ツキプロ×アニ店特急2017冬 全国盤
雪女(里津花)がぱっと字を見て、志季の字だと見抜く様子が見られる。
夏と合わせて、直接の絡みがない2人がお互いのことをよく知っていることが判明する。
SUPER COMIC CITY 27 ツキプロ オフィシャルショップ 会場特典書き下ろしSS
シキとツバサのORIGIN時空の書き下ろしSSにて、シキとリッカが昔馴染であることが明かされる。
ORIGINのパンフレットの中では特につながりは書かれてなく、ORIGINは後々でも展開が少ないため、かなり貴重な設定。
月刊ツキプロインフォ特別号2017
志季の紹介ページで、好きな里津花の手料理を
なんでも好きかな?
と答えている。
好みだけでなく、体調にもあわせた味付けをしている里津花の献身的な様子が見られる。
また、これにも収録されているツキプロインフォ2017年7月号にはUndefinedの楽曲解説があり、
「志季から里津花への挑戦状」
「いや『愛』」
「それを受けた、里津花の歌唱表現による一つの応答」
という名言も残されている。
キソセカイパンフレット
里津花が志季の幼馴染、親友であることが設定になっている。
またギルドSolidSは、長らく志季が1人しかいないギルドだったが、半ば押しかけのように里津花が加入したことも語られている。
また、当パンフレットおよび、
このキソセカイの前日譚の「ツキノ帝国」のパンフレットが最初に販売されたAGFでは、タロットカードが購入特典となっており、
志季がTHE EMPEROR(皇帝)
里津花がTHE EMPRESS(女帝)
と対のような扱いになっている。
おつきみくじ フェアリーテイルコレクション SQ Ver
台無シンデレラでは翼を困らせるほど、ふざけにふざける志季と里津花の姿が見られる。
その後の話である打ち上げ編でも、終始、志季と里津花はふざけており、普段の2人とは違った(ほぼ中の人なのでは?というような)雰囲気を見ることができる。
一方、撮影スタジオ定点カメラコメント集では真面目なコメントをしており、特に里津花の「普段使いもできる靴」では、里津花にとっての志季がどんな存在であるか、あの日、志季が誘ってくれたことを里津花はどう思っているのかが語られている。
月刊ツキプロインフォ特別号2018
里津花の紹介ページで、芸歴が長いために志季と共通の知り合いが多いことや、志季とは言葉がなくても通じる仲になっていることが語られている。
月花神楽パンフレット
楽師から舞手になった志季を追いかけるようにして、楽師の同僚だった里津花が舞手になったことが明かされている。
また、同パンフレット発売時のAGFでの特典で里津花が、志季がアドリブを入れてこようとするといった裏話をしている。
SQ ぱしゃこれ 第2弾
ドラマCD5巻のジャケットがぱしゃこれとして収録されている。
複製コメントでは、お互いに
しーくん
里津花さん
と呼び合う貴重な2人が見られる。
2P lockoutパンフレット
Bar SolidSのオーナーが志季、そしてそのバーテンダーが里津花という設定。
公式Twitterでは、日替わりはこのBar SolidSで展開されていることが明かされている。
そりらじ特別編『篁Pの日常』について
仕事部屋にいる志季に差し入れをしに行く里津花の様子が聞ける。
甘やかされている分、いい曲を作らないといけないと言う志季に対して里津花が、
「志季が満足できる曲を作って欲しいって考えてるんだよね」
と想いを告げる。
またその後、階段を使って歩くことで健康を維持しようとする志季に対して里津花が
「おじいちゃんの健康法みたいだな」
と言い、それに対して志季が、
「里津花ちゃん」
とツッコミを披露。
それまで公式twitterでのSSやステでのみの発言だったため、ここが初めての「里津花ちゃん」呼びとなった。
ツキノピカトリクスパンフレット
保護者兼親友として、志季の面倒を見るのが趣味になっているのが里津花。
大と翼がいない間は、ふたりの時間を過ごしているのかもと思える設定になっている。
2.5次元ダンスライブS.Q.Sでの展開
とにかく2人のデュエットソングであるDARK MOON ANGELを見るべし。
ep1、ep2、BLAZING & FREEZINGと毎回変わっていく2人の絡みも見逃せないが、2年ぶりに披露したep6では、振付の解釈自体も変化を見せており、必見。
志季の内魂が変更になったep8以降は、主に日替わりに全力を注ぐ2人を見られる。
ep9の日替わりコーナーは必見(厳密には志季と里津花ではないが)
ep10ではファン投票によりep3ぶりにCBSが披露されたが、とんでもない絡みをする2人が見られた。