もみじがぐりぐりされている
わたしはもみもみだけではがまんできなかったのだ
ぐりぐり
あたまぐりぐり
かんちがいしてはいけない
これはあいだ、あいのむちではない、あいなのだ
かのじょのしろいかみをぐりぐりするしゅんかんこそ
かのじょとわたしのしふくのときなのだ
むねをぐりぐり
ちいさいもみじのみらいのためにぐりぐりする
もっとおおきくなれとぐりぐりする
そのままでいてほしいときもぐりぐりする
おおきくなったらおいわいにぐりぐりする
ちくびをこりこりするやつはじゃどうだ
おまたぐりぐり
もみじはさびしくなるとじぶんでぐりぐりしてしまう
しかしここででてきてはいけない
かのじょにはじをかかせてはならないのだ
しずかにくさばのかげでみまもることこそ
わたしへのばつなのだ
かのじょへのあいがたりなかったむくいなのだ
そしていつかかのじょにぐりぐりしてあげると
こころにちかうのだ
そのた
あしのつぼでもかたこりでもすべてがもみじぐりぐりである