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わが家は祇園の拝み屋さん

わがやはまちのおがみやさん

『わが家は祇園の拝み屋さん』は、望月麻衣による日本の小説シリーズ。2016年1月よりKADOKAWA(角川文庫)から刊行。表紙イラストは友風子。『B's-LOG COMIC』にて蒼崎律による漫画版が2017年12月より連載中。(作画:蒼崎律)。2022年1月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は100万部を記録している。
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概要編集

ある日突然不思議な力が覚醒し、それにより未来を見失ってしまった少女が、京都で出会ったものや人々との温かな交流を通して新たな夢を見つけ出していく成長物語。霊やあやかしが引き起こす怪奇現象の謎を解く短編集としての側面や、複雑に絡まった縁が織り成す恋物語としての側面もある。また、和菓子によるグルメ要素も含んでいる。同作者の別作品『京都烏丸御池のお祓い本舗』シリーズと『京都寺町三条のホームズ』シリーズ(共に双葉文庫)とは同一の世界観とされている。


あらすじ編集

東京に住む16歳の小春は、ある理由から中学の終わりに不登校になってしまっていた。
そんな折、京都に住む祖母・吉乃の誘いで祇園の和雑貨店「さくら庵」で住み込みの手伝いをすることに。吉乃を始め、和菓子職人の叔父・宗次朗や美形京男子のはとこ・澪人など賑やかな家族に囲まれ、小春は少しずつ心を開いていく。


登場人物編集


櫻井 小春(さくらい こはる)編集

東京の普通の中学生だったが、ある特殊な「力」に目覚めたことで不登校になってしまう。京都の祖母の家に身を寄せ、お店を手伝うことに


賀茂 澪人(かも れいと)編集

ら京都の大学に通う小春のはとこ。雅やかな色気漂う京男子。京言葉を使う。強い陰陽師的な力を持っている。


水原愛衣(みずはらあい)編集

小春の高校の同級生にして親友。霊感ゼロだがオカルト的なものが大好き。


三善朔哉(みよしさくや)編集

小春の高校の同級生で除霊師。チャラくてノリが軽いが人懐っこい性格。あることがキッカケで霊感のある人間を嫌う。


賀茂和人(かもかずと)編集

零人の兄。優しくて穏やかな雰囲気と性格。少々ブラコン気味。霊感はなく医学を学んでいる。


安倍由里子(あべゆりこ)編集

安倍晴明の子孫。澪人と大学の同級生。凛とした美しい見た目とは逆に愛らしいものが大好き。


小春の家族や親戚編集


櫻井 宗次朗(さくらい そうじろう)編集

吉乃の息子で、小春の叔父。美形和菓子職人で「さくら庵」で季節の創作和菓子を販売している。少々お調子者な面もあるが大人の包容力がある。



櫻井 吉乃(さくらい よしの)編集

小春の祖母。祇園の辰巳大明神近くで和雑貨店「さくら庵」を営んでいる。実は「町の拝み屋さん」と慕われており、不思議な依頼が持ち込まれることも。




賀茂杏奈(かもあんな)編集

澪人と和人の姉。美人でモデル・女優活動をしている。宗次朗に好意を寄せている。


神様、その他の人物編集


若宮(わかみや)編集

普段は黒猫の姿をしているが、その正体は高次の神様。狩衣をまとった少年や青年の姿で現れることも。ある縁から小春たちを見守っている。



藤原千歳(ふじわらちとせ)編集

小春が東京で出逢った髪も肌も真っ白な不思議な少年。


コウメ編集

もふもふの豆柴のような愛くるしい狐神。ある出来事を経て管狐から昇格し、小春と仲良しに。


コマ編集

同じく東京・浅草で出逢った三毛猫のような動物神。狛猫。



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