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概要編集

本作の主人公。17歳。日本千葉県出身で本名は『津留見明日太』

高校二年生の見習い料理人。父子家庭育ちで母親は幼い頃に亡くなっている。


実家は食堂「つるみ屋」を営んでおり、常連客も多く、順調であった。しかし、駐車場を作るという誘いを断ったところ、ヤクザに逆恨みされて店を放火されてしまう。この時、父親の魂とも言える三徳包丁を救うべく火の海に飛び込み絶命。


その後、アムスホルン大陸・西の王国辺境都市ジェノスのモルガの森で目覚め『森辺の民』のアイ=ファと出会い保護される。

そこで血抜きの技術すらない集落の酷い食生活を目の当たりにし、美食を教え食の変革を起こす。


やがて有力なルウ家と縁を結び、カミュア=ヨシュの勧めで『森辺の民』に豊かさをもたらすべく宿場町でギバ(巨大なイノシシに似た猛獣)料理の商いを行い、今までジェノス中で悪名や出自で忌避された『森辺の民』やギバ肉の偏見を変えていく。

族長家のスン家の大罪を暴き、三族長制案を見届けると同胞達とトゥラン伯爵家の旧悪を審問で追及し結果的に成功する。ジェノス侯爵家と和解し、貴族や他国の人々との縁を結ぶ事で『森辺の民』だけではなくジェノスの繁栄をもたらしていった。


身元は「森辺に逗留する異国人」であったが、王都の外交官の許可を受けて洗礼を許され、正式な『西の民』となる。

家人となったとき氏を捨てたので、周囲からは「ファの家のアスタ」と称される。


卓越した嗅覚の持ち主で作中では料理の匂いで食材を判断する。炎の扱いが上手い。

料理屋の経験から経営力もあり、専門的な知識や高い計算能力も有する。


『東の民』からは『星無き民』と呼ばれている。


料理の実力編集

実家の「つるみ屋」を手伝っていた経験から、基本的な調理技術を持っている。また、ファームキャンプ等の経験から猪などの解体もできる。


「つるみ屋」では、様々な料理を提供しており、料理の種類は和、洋食や中華、イタリア料理など幅広い。ただし菓子作りは基礎的なものはできるがアイ=ファが好まないので考案したものをトゥール=ディンとリミ=ルウに丸投げしている。また、あくまで実家は庶民的な定食屋であったので、高尚な懐石料理や、フランス料理などは、知識はあっても、実際に作れる技術は持っていない。


異世界の食材は外見も中身や性質も異なるので、『見知らぬ食材を使って自分の知る料理を作りあげる』ということを一番の眼目にしている。なので故郷の食材と共通点が見つからない食材については難儀しており、勉強会を開いて研究している。

アムスホルン大陸の人間達から見ればアスタの調理法は渡来の技術であり、料理も含めて特別視されている。


食品加工編集

・ポイタン、チャッチ粉

・麺(そば・パスタ・中華麺)

・基本的なソース

・カレールー

・肉加工(ベーコン等)


人物編集

性格は明るく優柔。序盤では些か短気な面も見られるも客商売の経験から社交性が高く怒る事も滅多にない。

更に幾度も苦難(修羅場)を乗り越えた事で年齢以上に精神が落ち着き、口調もより穏やかになる。反面、仲間を侮辱されたり危害を加えられそうになると狩人以上の激情を抱く。その威圧感は本能的な意味で危険と慄く者もいる程である。

異世界出身故に人種の偏見を持ち合わせておらず、特に『東の民』には好意的。

負けず嫌いな気性で自ら指南した『森辺の民』の女衆やマイムなど、出会う料理人達にライバル意識を抱いている。

交友関係は広く、友人の年齢も様々。ルド=ルウやラウ=レイといった年の近い同性にはタメ口だが異性や年上には敬語口調。異国出身で『森辺の民』の家人となったシュミラルとは仲が良い。

ちなみに色々な意味で現代人離れした感性の持ち主で現役高校生であるのにもかかわらず、便利な電子機器を恋しく思う描写は全くない。ただ、便利な調理器具の数々を、懐かしく思うことはある。

しかも清貧な森辺の集落生活にも愕然する事もなく暮らしており、序盤から異常なまでの適応力を見せている。


女性関係についても、告白される前からレイナからの好意に気づいていたなど、他人の好意にも鋭い。そして、アスタ自身はアイ=ファを好いているため、他の女性からの好意に気づくと、さり気なく避けようとし、それでも思いを告げられた場合は、丁重に断っている。


ぶっちゃけ17歳とは思えぬ程にしっかりしている


そして過酷な生活の影響からか、かなり涙もろい。

容姿編集

顔立ちは女性のように柔和で同性から「可愛い」と評される程に男性受けがいい。

背丈は中肉中背であり、後半では伸びて成長している。

過酷な森での生活を送り続けた結果、肉体的にも自然と鍛えられ城下町の人間よりも力が強くなった。

漆黒の髪と瞳、肌色は黄褐色なので容姿は「東と西の混血」に見られることもある。

(奇しくも『森辺の民』と同じである)


女性関係編集

玲菜編集

幼馴染。家族同然の付き合いで、正月などお互いの家に行き来して過ごしていた程。

お互いに恋愛感情は持ち合わせておらずアスタ自身も妹のように思っていた。


アイ=ファ編集

アムスホルン大陸で最初に出会った。紆余曲折あってアスタはファ家の家人となる。

お互いに孤独な身の上であり、様々な激動の日々の中で惹かれ合い相思相愛となる。最愛の存在として認識し、アイ=ファが狩人の仕事を全うするまで結婚は保留としている(逆プロポーズ)。

ちなみにアイ=ファが甘える側である。


レイナ=ルウ編集

幼馴染と同名であった事から、序盤では同郷の想いに駆られ意識していた。

レイナの方からアスタに好意を持ち、自分の婿となってルウ家の家人となるよう懇願されるも、アスタは丁重に断った。ふられた事がよほどショックだったらしく、その後は情緒不安定が続いていた。物語が進むに連れ、想いを調理に集中させる事で安定を保ち、現在では料理人仲間として落ち着いている。しかし恋心を振り切れたのかは微妙で、アスタの女性関係には厳しい目を光らせている。


ヴィナ=ルウ編集

レイナの姉。森から出たいと思っており、そのためアスタが外界出身という羨望から酒の力を借りて迫るが失敗した。

それでもアプローチを繰り返すが、愛する妹もアスタを好いている事を知って苦悩し、アイ=ファの存在とシュミラルの求婚を受けてからはアスタへの想いに区切りをつけた。


ユン=スドラ編集

スドラ家に富をもたらした恩人であるアスタに敬愛以上の感情を抱く。

共に過ごす内にアスタの人柄にも惹かれるが、アスタはレイナ=ルウから警告を受けたので、距離を置いていた。やがてアスタに想いを伝えて彼が婚儀をあげるまで思い続ける事を伝えた。その後はアスタ不在の際、屋台のまとめ役として補佐するようになった。


トゥール=ディン編集

スン家の大罪を暴き、解放してくれた恩人であるアスタに感謝と思慕を抱いている。

アスタとはお互いに良き師弟関係を築き上げていくが、彼と離れたくないのでかまど番としての独立を拒んでいる。


ディアル編集

初対面ではお互いに宜しくはなく、アスタの先入観によりディアルは男と間違えられ殴ってしまう。

自身のコンプレックスを褒めてくれたアスタに惹かれていくが、続けてリフレイアの誘拐事件の起因となり距離を置く。その後はアスタに好意を抱きながら彼が料理人として参加する晩餐会やパーティに出席するようになった。アスタに気遣われるアリシュナを快く思っておらず、嫉妬している。


アリシュナ編集

アスタを初対面で『星無き民』であると見抜き、告げてしまった事で贖罪の念を抱く。

やがてギバカレーの感動とアスタの優しさに触れていく内に好意を抱くようになった。また、星読みの術を持つアリシュナをアスタは特別視し、境遇も似ている事から特に気遣うようになる。アリシュナは失恋を受け入れており、アスタとアイ=ファが結ばれる事を願っている。


リフレイア編集

ディアルが好意を持った料理人をトゥラン家に誘拐する形で招いた。

刑罰を受けた後は父の最後の晩餐をアスタに頼み、初めて親子の絆を成就してくれた彼に感謝と思慕を抱くようになった。

アスタにとっては友人の一人であるが、リフレイアはシフォン=チェルとよくアスタの話をしている。


など、身分や人種関係なく異性に好かれている。ちなみにヤミル=スンに婿入りを迫られた事もある。

異性でも友情は成立する」と考えるタイプで朴念仁ではなく、異性からの好意にも割と気づく方である。


死亡編集

『焼死』編集

土地狙いの暴力団から大衆食堂『つるみ屋』を放火され、父の宝物である三徳包丁を救うべく店に飛び込み生きながら焼かれるという悲惨な死を迎える。

父を傷つけ店を焼いた関係者達を憎む気持ちはあれど、アスタ自身は己の死を自己責任として割り切っている。


ネタバレ注意編集

四大神によってアムスホルン大陸に送られた二人目の異世界人。


アスタを召喚したのは西方神『火神セルヴァ』


洗礼後に判明したが何故異世界人を召喚したのか理由はまだ明かされていない。

余談であるが料理道から23年後の未来の話である『アムスホルン大陸記』においてアスタとアイ=ファの娘であるリミア·ファ=シンは登場しているが、アスタ本人は大陸記第一部終了までは登場していない。


関連タグ編集

料理人 異世界料理道 高校生

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