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概要

メインストーリー8章、所謂龍門編の最終章で突如始まったタルラの回想に登場した。エラフィア(鹿)族の女性。

自分を意のままにしようとしたコシチェイの下を脱走したタルラを匿ってくれた村の住人で、タルラが村を出ていかざるを得ない状況になった時、自らも鉱石病の感染者であることを告白し、同行。

二人で同志を集めながら感染者が自由に暮らせる場所を求め、やがてその集団はレユニオン・ムーブメントという組織に発展していく。

戦闘は苦手どころか一切できないが教養は高く、レユニオンが武力集団を組織した頃には後方で教師として子供たちを教えていた。

レユニオンの幹部であるメフィストファウストも彼女の教え子にあたる。

タルラもアリーナには心を許しており、彼女の前では軽口を叩いたり、アリーナからの助言を素直に聞いていた。

やがてタルラは彼女を教育チームのリーダーとして、彼女をレユニオン全体に紹介するつもりだったが…

……死にたくない……私まだ……あなたの妹に……

タルラ……お願い……生き……て……———————

物語開始時点では既に故人である。

殺したのはかつてタルラの下にいたが脱走した感染者で、単なる略奪目的。しかも、グラフィックは血で真っ黒にぼかされているが、腕は欠損しているようにも見えるという無残な姿。

加えて彼女の存在はタルラと近しい関係にあったフロストノヴァすら詳しくは知らず、感染者の仲間の一人が死んだくらいの認識(悲しんではいるが、タルラにとってどれだけ大切な人かは誰も知らない)という、あまりにも救われない最期だった。

登場した場面で既に予測はついていたかもしれないが、最期がその予想を超える程あまりにもショッキング過ぎて、8章を進めるのを一旦中断してしまったという声もある。

そのこともあってシナリオ専用キャラでありながら印象に残る人物の一人であり、これまでプレイヤーのヘイトを集めていたタルラに対し、急に「物語の最後まで生き残ってほしい」という声が増えたり、Pixivではもしも生きていたらというIFものが投稿されている。

また、まともな教育をほとんど受けられず、信頼を置いていた先生も無惨に殺されたという経験をしたメフィストはやがて学生同士を殺し合わせる凶行に及んでおり、何かしら関連性を感じさせるという指摘も見られる。

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