概要
人類に牙を剥くAI勢力「イモータル」との戦いに備えて開発された外部装甲(アウターギア)。
パーツの組み合わせで若干上下するが、基本サイズは5~6mの小型機。動力源に「フェムト」と呼ばれる粒子を使用しており、陸戦のみならず軽快な空中戦も可能である。ただしフェムト粒子の性質上大量の水に浸かると動力を維持できなくなるため、水中戦だけは行えない(雨を浴びる程度ならば問題なく稼働する)。
胴体はほぼパイロットを収める空洞になっているが、装甲にエネルギーを通し強化を行う電磁反応装甲によって構造材は十分な強度が確保されている。このためコクピットの破壊を最初から狙ったような攻撃でない限り、パイロットへの致命傷を伴う損壊は起こりづらくなっている。
基本的にはフェムトに適応した新人類「アウター」しかその性能を引き出せない(一応、非アウターでも操縦自体はできるがアウターに並ぶには肉体の機械化や投薬による強化が必須)。神経接続による操縦方式を取るためパイロットの仕草を反映した人間臭い動きが出来たり、才能や集中次第では機体スペック以上の性能を引き出すことが出来たりもする。
乗り手を失った機体が(あるいは生産設備ごと)イモータルの手に落ちる事もあるようで、イモータルがAIユニットを接続して操る無人機が敵として登場するオーダー(依頼)も多い。
頭部・胴体・右腕・左腕・脚部の5つのアーマーとプロセッサーで構成され、左右腕・左右背中(パイロン)・肩・補助の6箇所にウェポンを装備可能。これらは全て共通規格化されており、組み合わせ次第で自分だけのアーセナルを作ることも可能であるほか、戦場で撃破した敵アーセナルからアーマーやウェポンを回収し、即座に換装して使うといった芸当も可能となっている。
アーマー一覧(抜粋)
※イラストの無いものは一式が存在するもののみ文章を記載。
ホライゾン
現代兵器の延長線上のような機能性・実用性重視のパワー機体が多い。
- オルサ
オービタルから最初に貸与される、プレイヤーの初期機体。
消費メモリが軽い事以外は全ての能力が最低クラスであり、早めの乗り換えが推奨される。
- レギオン
量産型の中装甲アーマー。
傭兵・イモータル共にパーツの使用頻度が高く、回収・入手しやすい。
- ゴリアテ
レーザー防御に特化した重装甲アーマー。
反面、バレット防御は無きに等しいため他のパーツでバランスを取ると良い。
- アトラス
リーパーが一式で運用する。攻防両面に優れ消費メモリも低めの重装甲アーマー。
追加ブースターと胴の相性が良く、熟練者になれば息切れ知らずの超機動を実現可能。
- フローレスドミニオン
圧倒的耐久力で足の遅さと属性防御の低さをカバーする重装甲アーマー。
頭部は索敵範囲とロックオン性能の両方に優れ、腕は重火器の運用に向く。
- ヘカトンケイル/エピアルテース/オートス
一式で全身を揃えることが出来ないのが特徴の中装甲アーマー。
頭胴脚がヘカトンケイル、主に射撃補助とブースト速度に特化した性能を持つ。
右腕がエピアルテース、左腕がオートスで、それぞれ近接格闘と集弾性に特化した性能を持つ。
- リベレイター
大型イモータル「リベリオン」をそのままアーセナルサイズにした重装甲アーマー。
スタミナや索敵などをかなぐり捨て、耐久性と近接戦闘能力に極振りしている。
- ジークフリート
イモータルのデザインと技術を取り入れた重装甲アーマー。
全体的に高性能だが各パーツ毎に特定の一点で致命的な欠点を抱えるピーキーな性能。
- アルビオン
シンプルかつ筋肉質(マッシヴ)な見た目の重装甲アーマー。
特にヘッドとアームを中心に、スナイパーライフルの運用に向いた性能をしている。
スカイユニオン
名設計者を擁し、長所も欠点も少ないバランス型の量産機を作るのを得意とする。
- ロングソード
バレット防御に特化した中装甲アーマー。
ロックオン範囲が非常に広いヘッドパーツのお世話になる傭兵は少なくない。
- グラディウス
准将が一式で運用する。能力のバランスの取れた重装甲アーマー。
致命的な欠点も無く、重さの割にある程度の機動性が確保されている。
- フラッシュファントム
癖のない防御性能と驚異的な機動力を誇る新型の軽装甲アーマー。
その代償にメモリも重量制限も全く余裕がなく、本来持つ機動力の維持は極めて難しい。
- レディアントグリーム
全ての能力のバランスが極めて高いレベルで取れている、最新鋭の中装甲アーマー。
いわゆる「主役機体」の位置付けだが、意外な形でルーキー(主人公)と関わることになる。
また、もっと意外な形でオーヴァルの外で客演をすることも。
- デュランダル
セイヴィアーが自身で設計し、一式で運用する遠距離狙撃向けの中装甲アーマー。
ボディとレッグはまだ汎用性が有るが、セイヴィアーはこれで格闘戦を軽々とこなす。
- ハルバード
グリーフが一式で運用する。高い水準でバランスの取れた中装甲アーマー。
各パーツに多少の欠点はあるが総合的な汎用性に優れる。入手の難しさがネック。
- クレイモア
クリムゾン・ロードが一式で運用する。攻撃性能特化型の中装甲アーマー。
機動性と攻撃補助能力に振り切った代償に防御と耐久は軽量機すら下回る。
- フランベルジェ
ガンズ・エンプレスが一式で運用する。近接戦闘向けの性能を持つ軽装甲アーマー。
耐久性に難があるが属性防御と空中ブースト性能に優れ、そこそこの汎用性を持つ。
- ソードブレイカー
ディアブロが一式で運用する。近~中距離戦向けの中装甲アーマー。
連射型武器と近接武器とバレット防御に寄っている。全体的に見た目の主張が強い。
- ツヴァイハンダー
高い総合性能を誇る、という説明に偽り無しの高性能な中装甲アーマー。
高難度の探査オーダーでしか出現しない最悪の入手性が唯一にして最大の欠点。
ゼン
耐久性よりも美しさと敏捷性を重視し一芸に秀でたものを作る職人肌の変態企業。
- ライキリ
装甲と継戦能力を捨て、瞬間的な超高速機動と火器管制に特化した軽装甲アーマー。
小説版の主人公・シザーが一式で運用したがっているのだが‥‥(赤い機体がシザー機)
- オサフネ
ロングレンジでの戦闘を想定して開発された軽装甲アーマー。
集弾性とロックオン距離に優れ、軽量機の中では比較的耐久力が高い。
- イザナギ/クサナギ
不死隊が「クサナギ」を一式で運用する。旧型機に偽装した特殊な軽装甲アーマー。
頭部が「イザナギ」で縦長のロックオンサイトが特徴。それ以外が「クサナギ」で、特に軽装甲にあるまじき耐久性と最速クラスのリロード補助性能を持つ腕は火器の性能を目一杯に引き出す。
- ムラマサ
破損し布で覆われ、幽鬼のような印象を与える中装甲と思しきアーマー。
近接格闘性能と機動性以外の全てを捨てており、一式運用には相当の腕前を要する。
- ムメイ
フラッシュファントムからの技術盗用が疑われる見た目の軽装甲アーマー。
軽量機として見れば欠点らしい欠点が見当たらない。入手性の悪さがネック。
オービタル
オーヴァルの管理者。イモータルの技術を転用した装備を研究している。
- ゼルクヴァイス
大型イモータル「ゼルクロア」の装甲パージ後を再現した異形の中装甲アーマー。
バレット防御と連射武器と格闘武器の扱いに向いた性能になっている。
- ゼルクロート
大型イモータル「ゼルクロア」の装甲パージ前を再現した異形の重装甲アーマー。
レーザー防御と単発武器と格闘武器の扱いに向いた性能になっている。
余談
- 初期アーマーの「オルサ」シリーズを除いた全てのウェポン・アーマーはそれぞれに違った長所を持ち、特定の装備に対する完全上位互換というものが存在しない。刺さる状況の幅はともかくとして、全てのパーツが機体を組む際の選択肢になりうるように出来ている。
- 同じシリーズ一式で運用すると長所と短所が極端になってしまうため、機体バランスを整えるために複数のシリーズでミキシングビルドして運用される事が多い。だが各パーツのスロットに挿すアタッチメントやアウターの身体改造などの機体そのもの以外の要素でバランスはある程度補正出来るため、あえてカッコ良さ重視で一式運用しても何とかなるようになっている。
- 全体的に軽量機は機動性に優れる代わりに重装備をするほどに機体本来の速さを出せなくなっていき、逆に重量機は素のスピードには限界があるものの重装備による速度低下の影響を受けにくい。操作に慣れないうちで、パーツに関するこだわりがないのならまずは中~重量機を組むのがオススメである。
- レッグパーツは接地面の爪が2本(i字)なら軽量機、3本(Y字)なら中量機、4本(X字)なら重量機という明確なデザインの基準が存在する。
- 性能と見た目を両立させたい場合、機体変更で外装(見た目)だけ専用のセットに変更する事が出来る。なお、機体変更用の外装ラインナップは作中世界のアーセナル黎明期に作られた機体のそれであるとか。Switch版では「コードギアス」「エウレカセブン」とのコラボ外装もあったが現在はDL不可。
- ただし、Switch版において機体変更で外装を変更した状態でミラージュ(デコイ)を出すとその瞬間激しいラグが発生する。シングルプレイ時ならまだ良いがマルチプレイで乱発すると他プレイヤーに迷惑がかかるので、マルチプレイ時は外装を元に戻すのが賢明である。