クリムゾン・ロード
くりむぞんろーど
cv:池田秀一
一言でいえば高潔な武人。単独で巨大イモータルを撃破できるレベルでありながら、自身の強さを成長させることに余念がない。
オーダー中につぶやく言葉も「この程度倒した所で戦果にすらならん」「私が強いのか、敵が弱いのか」など、ある種の傲慢さすら滲ませながら、自身の強さとそれと向き合う事に終始しているように聞こえる。
彼の機体は「装甲とVP(体力)をかなぐり捨てて攻撃力と機動力に全振りした」クレイモア一式。
機体性能を余すこと無く引き出せば無双出来るが気を抜けば即撃墜されるセッティングである。
色は専用の赤い迷彩であり「驚異的な性能の赤い機体に乗る」「声が池田秀一さん」といった特徴から、とあるアニメに登場する赤い彗星を連想した人も少なくないと思われる。
ストーリー中盤・終盤のネタバレ注意!!
ストーリー中盤も最後に差し掛かるころ、バレットワークスはテラーズのリーダーであるグリーフを捕縛するため主人公であるルーキーを交え作戦を開始する。スカイユニオンの建物内でグリーフと遭遇しそのまま戦闘行動に移るクリムゾンロードであったが伝説の傭兵と呼ばれるグリーフにはかすり傷一つ与えることができず逆に地面に叩きつけられ完全に敗北してしまう。
その状態を見たディアブロがグリーフに攻撃を加えようとするが、なんとその手に持つレーザーブレイド・プロミネンスをあろうことかディアブロに対し投擲。グリーフの強くなれるという誘いに乗ってしまったのだ。
ドレイクが庇ったことによりディアブロは傷を負わなかったが、ドレイクはコックピットを貫かれ致命傷を負い、その後息絶えてしまう。クリムゾンロードはそのままバレットワークスを抜け、テラーズ達に組するようになった。
その後、終盤のブラックロータス破壊作戦でディアブロと対峙。胸の内を吐露していく。
過去に自身の婚約者でもあったディアブロの姉を死なせてしまい、自ら死を求める程の後悔を背負い、それでも武人の矜持を捨てられず戦場という居場所に縋り付き、老いを自覚し傷つき衰え戦えなくなっていく自身に耐えられなくなっていた時にグリーフの甘言を聞き、それに乗る道を選んだ。
強くなったディアブロに倒される事を望んでおり、そして最後はその望みのままに彼との戦いの中で果てた。
彼の心情を知った上で彼のオーダー中の言葉を思い出すと、あの言葉は傲慢などではなく、
闇のように深い自嘲や焦りによって絞り出された可能性を見いだせるだろう。
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コメント
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CP要素無し、二人が会話してるだけです。 ところでバレワ団員って各個人に個室あるのかな…。 少なくとも尉官以上はあっても良さそうだけどどうなんでしょうね。それぞれ個室がある設定で書いたのでその辺は捏造です。1,755文字pixiv小説作品誰が為に
中の人に釣られてゲームしていたらメインクエストであんなことになってプレイ中に本当にひっくり返ってしまうなんて思ってもみませんでした。 設定資料集でもひっくり返り、公式様の小説でもひっくり返るという…。 プレイ人口少ない?本当に?神ゲーだよ?? 「旧知の仲」ってプロフィールに書かれてる時点で様々な邪推をしていたのですが、まさか本当に婚約者だったりなどすると思わなくて、一生興奮が収まりません。 以下は公式小説を読んだあとの感想文ですが、これが全てですので気になったらぜひプレイしてください。 ーーー プロフに書かれてあった「旧知の仲」に決着がついたってわけ。 婚約者か!婚約者…しかも3人で写真を撮るほど仲良… お姉ちゃんがほぼ機械化されてたみたいな表現で車椅子生活だったみたいだし、ディアブロくんはお姉ちゃん子だったんじゃない? それを婚約者となったクリムゾンがきてちょっと反発もあっただろうけどお姉ちゃんが惚れた男だしみたいな感じで認めてあげてたのかな。かわいいね。 そんな最中の事件。セリフから察するに、イモータルが出現したから2人で逃げるか、ここにいるように言っておいたのかな。 「戻ってくるって言った…」 ということは、クリムゾンが戻ってきて2人を助けて逃げるとディアブロくんは信じてた。お姉ちゃんも信じてた。でもクリムゾンは別の兵士を助けたりして時間を取られてた。その間に、2人は襲撃されたんだろうね。 弟を守るために、体が不自由な姉は身を挺してイモータルの攻撃を喰らい続けた。機械化されているということは、イモータルにとっては格好の餌だろう。目の前で喰われていく姉を見ながら、ディアブロくんは力のない自分を嘆いたのかな。大層な異名をもつ義兄の名前を叫んだのかな。戻ると言ったのに、肝心なときに、姉を助けに来なかった男を憎むよなそりゃ。 クリムゾンも自分がもう少し考えて動いていれば、先に避難させておけばって思っただろう。無残な姿になった婚約者の遺骸を抱きしめて慟哭を吐き散らしていたほどだ。最期に婚約者から何を聞いたんだろう。 姉の仇はイモータルであり、あの日約束を守れなかったクリムゾンであり、無力な自分。 クリムゾンにとっては、自分の甘さが愛した人を殺し、その家族を狂わせたという負い目。 ディアブロくんは、仇をとるためにバレッドワークスに入る。姉が好きだと、最強の武人と言われたクリムゾンを超えたなら、姉の仇のひとつでもある無力な自分を倒すことができる。 クリムゾンは、己が強いままディアブロくんに殺されることで贖罪と彼にはもう「戻ってくる者」もいらなければ、婚約者を殺した「自惚れ」もなくなると思ったのかな。 実際、ディアブロくんは強さを手に入れてもクリムゾンのようにはならなかった。強さとは何か、人とは何か、戦うということ、武人とは何かを学びたい、己の中で答えを出した。 それはクリムゾンが出したものとは違う、他者と寄り添いながら支え合っていくもの。強さだけを追い求めるものではなかった。 死の間際にクリムゾンは「本当に強い男になったな」とディアブロくんに言う。 その「強い男」とはきっと、あの日婚約者を救えたかもしれず、1人の人間を憎しみの坩堝に落すこともなかった可能性の自分のことなのかもしれない…3,259文字pixiv小説作品