概要
ウェストミンスターの鐘とは、イギリスのウェストミンスター宮殿の時計塔(ビッグ・ベン)が定時に奏でるチャイムのメロディのこと。日本では学校や企業で定時に流れるチャイムのメロディとして採用例が多く、「キーンコーンカーンコーン」で知られるメロディと言えば大抵通じる。国内の学校への普及は戦後の1950年代が始まりと見られている。
古くは18世紀のイギリス・ケンブリッジ大学の聖メアリー大教会の鐘で奏でられていたメロディだと言われている(諸説ある)。
日本の創作においては学校を象徴する環境音としての用例が非常に多い。音のない漫画などでもオノマトペとして「キーンコーンカーンコーン」「キンコンカンコン」などの表現で使われる。
余談
日本のように全国的に学校のチャイムとして採用するような国はないと思われるが、アメリカや韓国などでも放送前のチャイムの音などでの採用例が確認されている。