概要
水を使って行われる拷問の一種。一般的な水責めのようにプール状に貯めた水で溺れさせたり、苦痛を与えるものではなく、少量の水を垂らすことで行われる拷問である。
有り体に言えば、前者は肉体的に、後者は精神的に追い詰めると言う違いだろう。
方法
まず、被尋問者を台の上に仰向けに寝かせる。次に穴の空いた袋などを被せる。そこに鼻や口に水を流し込む。
かなり単純な手法だが、この状態にされると反射で嗚咽を起こし、空気を出してしまうため、簡単に窒息を起こしてしまう。つまるところ、擬似的な溺水状態を起こしてしまうと言うものである。
される側は見た目以上に大きな苦痛を与えられ、一方でする側にとっても外傷を与えずに「効率よく」拷問を行うことが出来てしまう。
実際に行われた例
2014年、アメリカ議会に提出された報告書で、CIAが複数のテロ容疑者にウォーターボーディングによる拷問を行っていたことが明らかにされている。