概要
リチャード・ウー(原作)およびコウノコウジ(作画)による日本の漫画。
日本文芸社の漫画雑誌『週刊漫画ゴラク』で、2012年にまず読切として連載され、後に長編として2018年2月23日発売号まで連載された。
数々の未解決事件に対し、1つの仮説を示すことが趣旨である。ジャンルとしては「ダーク・ミステリー」とされる。
主要登場人物
黒河内 圭太(くろこうち けいた)
本作の主人公。県警捜査二課所属の警部補。通称クロコーチ。
県警最悪の警官と呼ばれる中年の悪徳警官。捜査で知り得た情報から政治家や実業家を強請って大金をせしめ、時に彼らの犯罪を揉み消す。
清家 真吾(せいけ しんご)
本作の主人公。県警捜査一課所属。警視。
東大卒のキャリア組で、正義感の強い新人青年刑事。
沢渡 一成(さわたり かずなり)
神奈川県知事。元衆議院議員。作中における黒河内の最大の敵。
中央政界や警察機構に隠然たる力を持つ大物政治家。また、若い女性に異常に性欲を燃やす性犯罪者であり、その殺害も楽しむ猟奇殺人鬼。
テレビドラマ
2013年10月11日から12月13日まで毎週金曜日22:00 - 22:54に、TBS系の「金曜ドラマ」枠で放送された。主演は長瀬智也
ドラマ版あらすじ
日本中を震撼させた、昭和43年の「三億円事件」の真相にたどりつくため、極悪ながらも信念を背負って闇と対峙する。未解決事件で終了したこの事件の三億円の在り処はどこなのか。そして、クロコーチはなぜそれに執念を燃やすのか。