ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

1980年(昭和55年)10月28日、講談社より上下巻の単行本として刊行された。

野間文芸新人賞受賞作品。


当時起こったコインロッカー幼児置き去り事件を題材とし、生後間もなくコインロッカーに捨てられ、その後蘇生したキクとハシによる、都市への復讐を描いた小説である。


1981年(昭和56年)8月、FM東京にてラジオドラマが放送され、2016年(平成28年)には舞台化作品が上演された。

主な登場人物編集

キク(関口菊之)

主人公の少年。1972年(昭和47年)7月12日、駅のコインロッカーに遺棄された。棒高跳びが得意。


ハシ(溝内橋男)

1972年(昭和47年)7月19日、国電根岸線の関川駅コインロッカー三〇九番に遺棄される。歌の才能をミスターDに見出された。


アネモネ

数社と契約を結び、モデルとして働いている少女。


ガゼル

キクたちが引き取られた西九州の島の廃墟に住む男。1987年の夏、オートバイで崖から転落死した。


タツオ・デ・ラクルース

薬島に住むフィリピン人の少年。セブ市から1969年に来日したバンドマンとダンサーの父母から1971年の冬に生れた。


ミスターD

ハシのスポンサー。レコード制作会社を経営している。同性愛者で、清掃会社のアルバイトをしていたハシを見つけて買春した際、彼を見込んで歌手として送り出した。

関連記事

親記事

村上龍 むらかみりゅう

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 53

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました