概要
2003年12月に幻冬舎から刊行された。
挿絵はイラストレーターのはまのゆか。514種の職業を百科全書、あるいはエッセイの体裁で紹介した内容。
2010年3月には89の職業を追加した改訂版『新 13歳のハローワーク』が刊行された。
マスコミで取り上げられたり、学校で教材として採用されるなど大きな話題となり、累計発行部数で130万部を売り上げるミリオンセラーとなった。
タイトルに「ハローワーク」という名称があるが、一般に「ハローワーク」と呼ばれている公共職業安定所とは一切無関係である。
内容
タイトルの通り、514(改訂版では593)の職業を紹介している本である。さまざまな職業を「○○が好き」という好奇心に応じて探せるように分類がされており、自分の好きな分野のページを開くとその分野に関連する職業がそれぞれ紹介されている。
ゲーム
デジタルワークスエンターテインメントから2008年5月29日に発売されたニンテンドーDS専用ゲームソフト。『13歳のハローワークDS』
未来の世界からタイムスリップしてきた少女「加藤ミク」が様々な職業をミニゲームとして体験していくという、独自のストーリーが描かれている。登場人物に初音ミクを起用したり、声優としてキャイ〜ンを起用したりするなどの話題作りが行われた。
登場人物
加藤 ミク(かとう ミク)
声 - 北乃きい
本作の主人公。不意の事故で未来の世界から現代にタイムスリップしてしまい、再び未来へと帰還する為にいろいろな職業を体験することになる。
加藤 大地(かとう だいち)
声 - 伊藤葉純
加藤ミクが最初に会った友達。現代の世界における加藤ミクの父親。
ラッシュ
声 - 天野ひろゆき(キャイ〜ン)
ブルドッグ型のロボットであり、加藤ミクの心強いパートナー。
R(アール)
声 - ウド鈴木(キャイ〜ン)
未来の世界で研究所の手伝いをしている人型ロボット。
初音 ミク(はつね ミク)
声 - 藤田咲
CFM社の音楽クリエイター。ミュージシャンの職業体験で一緒に作曲を体験する。
TVドラマ
2012年(平成24年)1月13日から同年3月9日にかけ、テレビ朝日系列で放送された。
TOKIOの松岡昌宏が演じる主人公が、タイムスリップで過去の自分に出会い、過去の自分を変えることで現在の自分を変えようとするという内容の、独自のストーリーが描かれている。
あらすじ
主人公・小暮鉄平(演:松岡昌宏)は警視庁捜査一課の刑事になることを夢見て警察官になった生活安全課所属の刑事。今の職務に不満を抱く中、突如として1990年にタイムスリップした彼は13歳の自分(テッペイ)(演:田中偉登)に出会い、人生をやり直すチャンスとしてテッペイを警視庁捜査一課の刑事へ導くべく暗躍を始める。