「人類が宇宙に飛び立つ時代には、ドンのお考えは正しいのです!」
概要
ドン・ザウサーに代わってメガノイドの指揮をとる謎の美女。
ドンのことを愛しており、昏睡状態にあるドンの意思を感じ取ることができる唯一の人物、ということになっている。ドンに対する愛は本物であり、死の間際までドンの事を思い、その思念がドンの覚醒へと繋がる。
人類はメガノイドによって管理され導かれるべきだと信じており、全人類メガノイド化を推し進める。
しかし、他のメガノイドたちの中にはドン・ザウサーの名代として権勢を振るう彼女のことを快く思っていないものも多く、今一つ組織内が纏まりきれていない原因の一つともなっていた。コロス自身も常にドンを唯一と考えているために部下に対してはぞんざいな態度を取っていたことも大きい。
主人公・破嵐万丈とも何らかの因縁があるようだが、最後まで明かされることはなかった。
第20話「コロスは殺せない」は、人質としているために迂闊に人間を殺せないコロスと、メガノイド打倒のためには人質になった仲間すら切り捨てる覚悟を持つ万丈、「万丈はコロスを殺せなかった」という事実と、「コロスは人を殺すことが出来なかった」という事実の対比がなされる名エピソードの1つ。
あまり自身が作ったキャラクターに対して愛着を持たない富野監督が珍しく入れ込んだキャラクターであり、感情移入して(し過ぎて)演出を施した稀有な存在である。