概要
スズキ目・スズキ亜目・タカノハダイ科の海水魚の総称。
全長35~50cmになる。
体は台形でよく側扁し、口は小さく下向きで唇が厚い。胸びれの下部数軟条が長く、太いことなどが特徴。体側の斜走帯は赤褐色であること、尾鰭に白色点があること等で近縁のミギマキやユウダチタカノハと区別される。幼魚は腹側の湾曲と側扁度が強く、剃刀の刃状の様相を呈する。産卵期は冬で、早春に全長数cmの幼魚は浮遊生活から沿岸での底生生活に入る。浅海の岩礁域に生息し、岩や海藻の表面の小動物を摂食する。海底に静止する際は直線状の腹面と肥厚した胸鰭とを使う。
主なタカノハダイの仲間
タカノハダイ属
- タカノハダイ(メイン画像)
- ミギマキ
- ユウダチタカノハ
ネマダクティルス属
- タラキヒ