ダイアウルフ(氷と炎の歌)
だいあうるふ
北方の「壁の向こう」から来たとされる太古の生物。別名「大狼」。獰猛だが知能は高く、子供の頃から育てて訓練すれば良き友と成り得る。
北方においては強者の象徴であり、七王国の有力者・スターク家の紋章にも描かれている。
当主エダードが脱走兵の処刑を行った後、本拠地ウィンターフェルへ引き上げる途中、巨大なダイアウルフが死んでいるのを見つける。大鹿との戦いで腹を貫かれながらも相討ちとなったオオカミの傍らには、6匹の子狼が寄り添っていた。
シオン・グレイジョイは「育てばいずれ災いとなる」としてその場で殺す事を進言するが、次男のブランが「殺さないで」と懇願し、これにジョンが口添えした事で、子狼はそれぞれスタークの子供達が引き取る事になった。
その後、彼らは主と共にさまざまな運命をたどる。
ドラマ版では本物の狼を使う案もあったが、法律や安全性を考慮してエスキモー犬を使っている。
サンサ役のソフィー・ターナーは撮影終了後、自分の狼・レディを演じた個体を引き取って飼育している。
ロブ・スターク(長男) - グレイウィンド:灰色の毛並。良く訓練され、ロブに従って戦場を駆ける。
サンサ・スターク(長女) - レディ:白灰の毛並。最も小柄で穏やかな性質。
アリア・スターク(次女) - ナイメリア:白灰の毛並。名前は千年前の女騎士からつけられた。犬と違い命令に盲従する事はない。
ブラン・スターク(次男) - サマー:灰黒の毛並。ブランの旅に同道し、特殊能力「狼潜り(ヴォーグ)」によって彼の魂を宿して行動する。
リコン・スターク(三男) - シャギードッグ:漆黒の毛並と緑の目。気性が荒く、他者に気を許さない。
ジョン・スノウ(私生児) - ゴースト:純白の毛並と赤い目。音を立てずに立ち振る舞う事から「幽霊」と名付けられる。「冥夜の守人」となったジョンに従い、行動を共にする。