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放送局から絶え間なく発せられる不快な電波の中、その男は終わりのない旅を続けている。荒廃した世界で影の中を行き、何かを見つけるために。

公式サイトより引用)


概要

サスペンスアドベンチャーゲーム『リトルナイトメア2』に登場するキャラクターであり、チャプター4「ペイルシティ」で対決する敵。その目的や素性は一切不明。

前作『リトルナイトメア』のDLCの最後にテレビに現れた影に関しても、有志の検証によりデータの名前が“Thin Man”である(つまり影の正体はノッポ男である)ことが明らかになっている。

なお、「シンマン」という名前で広く定着しているが、これは英語名“Thin Man”をそのまま読んだものであり(ただし発音が異なる)、公式の日本語名は「ノッポ男」である。つまり「シンマン」は公式の表記ではなく、正確な記述が求められる当百科事典などではできれば「ノッポ男」と書くのが望ましいかもしれない。

ただし、タグとして使われるのは「シンマン」が圧倒的に主流であり、そちらで検索した方が良いというのが現状である。

この事態の原因として、前述のデータ内から見つかった英名が、日本語名が公開されるより遥かに定着してしまったという経緯がある。……え、「ノッポ男」だとダサいから? ま、まあ“Thin Man”だって直訳すれば「痩せ男」だし……。


容姿

おじさん

黒に近い紺色の中折帽(ソフトハット)を被り、同じ色のスーツに身を包んでいる。内側に白いシャツも着ているが、ネクタイはしていない。

名前の通り長身かつ痩身で、ドアをくぐる際は身を屈めなければいけないことから、その身長は2mを越えると思われる。

しかし人間として有り得ないほど背が高いわけでもなく、外見も一昔前のアメリカなどの会社員に近いため、奇々怪々が集う『リトルナイトメア』の世界においてはかなりまともな外見である。ただし、その体には時折青ざめたノイズのようなものがはしる。

厳しい顔つきで、皺があることから若くはない模様。


能力

上述の通り、長身を除いて比較的凡庸な外見だが、物理攻撃を専門とする他の敵たちとは一線を画す。

まず、テレビをポータルとして移動することができ、遠い場所にもすぐに赴くことができる。

加えて、時間と空間を歪ませるという驚異の能力をもつ。例えば時間を遅らせることによって、モノは悪夢の中のように走るのが遅くなってしまった。空間歪曲の影響も大きく、ノッポ男の出現によって周囲の家具が彼に向かって傾く。これを応用して子供を手元に引き寄せたり、自身で瞬間移動したりできる。このことから、彼は物理的肉体をもたない可能性がある。また、引力を操る描写はあるが、反対に斥力を行使する場面は一切無い。

弱点として、理由は不明だが激しい動きができず、追跡の際もゆっくりと歩く。これを時間遅延、引力、瞬間移動によってカバーしているが、これらの能力は射程が短く、一定の距離が離れると効力を失ってしまう。また、モノが物陰に入った途端に時間の流れが元に戻る場面があり、視界の外に対して能力を行使できない可能性がある。

謎めいた力を使う点でレディと共通するが、彼女は動きが素早く力の使い方も多岐にわたるため、あちらの方がやや強いか。


本編での動向

チャプター4「ペイルシティ」で初登場。

テレビが怪しい光を放つ度に謎の廊下に飛ばされ、奥の扉へと向かっていたモノ。毎回扉にたどり着く前に戻っていたが、3回目にして遂に扉を開ける。

扉の向こう、マゼンタ色の空間、その中に座っていたのがノッポ男であった。彼は開扉に応じて立ち上がる。

そこでモノは元の場所へ戻るも、ノッポ男は画面の奥から徐々に迫り、テレビから這い出てくる。そしてシックスを誘拐した後、一度去る。

しばらくしてモノはテレビの中から助けを求めるシックスを発見、引っ張り出そうとする。しかしノッポ男が画面の奥から再び現れてシックスを引き戻し、テレビから出ると今度はモノを追う。

モノは電車の車両を切り離して逃げるが、シグナルタワーへ繫がる一本道にまたしてもノッポ男が現れる。帽子を脱いだモノと互いに能力を用いて対決、激しい戦いの果てにノッポ男は敗北し、塵のようになって消え去った。

なお、このときのみ能力が広範に及んでいるが、これがノッポ男の力なのかモノの力なのか、あるいは両者の力がぶつかり合った結果なのかは不明である。


モチーフ

公式の発表は無いが、ノッポ男のモチーフについてシグナルタワーそのもの、時計の長針などと、様々な予想が挙がっている。

オマージュとしては、テレビから這い出るシーンで誰もが連想したであろう、ジャパニーズホラー映画の金字塔『リング』の貞子。ノッポ男の部屋の扉の眼のレリーフも貞子のものに酷似している。

そして、長身かつ痩身のスーツ姿で子供を攫う点が共通する、ホラー都市伝説の代表的存在、スレンダーマン。“Thin Man”もスレンダーマンも名前は「細い人」「痩せた人」の意。

いずれも大変有名なキャラクターであり、モチーフになった可能性は十分にある。ただし、繰り返すが公式の情報ではないので注意。

また、開発元のTarsier社があるスウェーデンには“Monstret under sangen”(直訳で「ベッドの下の怪物」)や“Svarta mannen”(直訳で「黒い人」)という怪物の話があり、いずれも子供を攫うという。恐らくは「早く寝ないとアイツが来るよ」と子供を寝かしつける類のもの。寝室に現れた黒い人と考えれば、ノッポ男との共通性が見出せる。


関連項目

リトルナイトメア2

モノ

シックス


衝撃の事実

以下、エンディングのネタバレ注意!





















シグナルタワーに独り残されたモノ。椅子に座る彼の姿が徐々に変わる。時計の音が鳴り響く中、モノはノッポ男になった。内側にドアノブの無い扉が閉まり、あの廊下が映し出されて『リトルナイトメア2』は物語の幕を閉じた。


この衝撃的なエンディングに対し様々な考察が飛び交っているが、そのどれもが正解とも不正解とも断言できないことには注意が必要である。

例えばモノがノッポ男になったことから、この世界はループしているとの考察がなされている。しかし、ノッポ男が子供の体を乗っ取りながら生き長らえているという説もあり、その場合はループしていないとも言える。

ループしているとしても、いつからどこまでのループなのか、ループする前は誰がどうしていたのか、ループは終わったのか……などと細かく見れば、解釈はまさに「一人一人に任されている」。このゲームの考察に絶対の正解は無い。他者の意見を否定せず、色々な考察を楽しもう。

他にも、前作の序盤で首を吊っていた男がノッポ男であるという説、彼はレディと深い関係にあるという説などがあるが、その他の考察はモノの項に詳しい。

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