ハザード(ファンタジーライフオンライン)
はざーど
「戦いってのは綺麗だよなぁ」
「いい色はもっと見たい。 潰したらどうなる? 叩いたらどうなる? カカッ 考えただけでもたまらないねぇ。」
「あのとき初めて知った‥‥ この世界には存在しちゃいけない色ってのがある。 あれだけはこのオレが塗り潰す‥‥」
称号:破滅を彩る毒怪鳥
ランク:☆6
ライフ:王国兵士(二刀流)
属性:大地
CV︰津田健次郎
ファンタジーライフオンラインの魔界迷宮に登場する敵で、プレイアブルキャラクター。また、アバター強化武器には彼の残滓が宿る弓もある。ここでは、モンスター図鑑の説明とキャラクター図鑑の説明をもとに記していく。
世界を滅ぼしたとされる怪鳥。
ある英雄が命を賭して倒すも その浮上の魂は
危険な毒と共に今も世界を漂い続けている。
(モンスター図鑑より、精霊種の竜バージョン)
魔界迷宮前編3層にて初登場。残滓武器の通常カラーは緑の鳥を模しているが、実物は青と紫が目立つ3つ目の鳥である。前編2層のアリアフルールと残滓武器のデザインの類似性を考えると、そのあまりの変わり様に度肝を抜かれたプレイヤーは少なくないだろう。
彼との戦いはカウンターが一切できず、攻撃できるチャンスが限られている。アバターが霊剣アルカナイトを持っている場合は浮遊中にC2で攻撃できるらしいが、基本は毒とウイルスの猛攻を躱しながらハザードエッグを破壊し、横たわっているところを攻撃することを繰り返すことになる。ハザードエッグは1度に6個出現し、1箇所に3個ずつ配置される。爆発する前に破壊しないと気絶する攻撃を仕掛けてくるので注意。
ちなみに、怪鳥ではあるが、鳥ではなく竜に分類されている。
この時点ではただの敵だと思われていた。
しかし…。
かつて地上を救った英雄であり戦闘狂。
毒怪鳥の姿を併せ持っており
周囲のものを色で把握している。
(モンスター図鑑より、亜人種の悪魔バージョン)
なんと、四英雄の1人であったことが発覚。前編3層の怪鳥は獣化した姿であり、後編3層で獣化を解いた彼と戦うことになる。
シュトラウスに星喰い討伐の協力を要請された彼は魔界迷宮後編3層で一方的に勝負を仕掛けてくる。やはり毒とウイルスの力は健在。そして、分身する。ここではカウンター可能なので、彼の言うパーティーに付き合ってあげよう。やはりテンションがあがるとバトルフィールドの中央で獣化して攻撃してくる。
そして…。
かつて地上を救った英雄であり
魔界随一の戦闘狂。
毒怪鳥の姿を併せ持っており
周囲のものを色で把握している。
(キャラクター図鑑より)
ついにプレイアブル化し、魔界迷宮後編3層クリア後ストーリーに続く形でイベントストーリーが展開される。
ちなみに、ライフは王国兵士だが残滓武器は狩人の弓。二刀流だがスイランやリーゼと違ってモチーフ武器は2種類ある。
四英雄の中では一際異彩を放っており、作中ではネジの外れた言動が目立っている。
魔界随一の戦闘狂で
強さに全振りしているぶん
倫理観が欠如している。
戦闘中は ネジの外れた発言が多いため
話が通じないように見えるが
たまに確信をつく発言をする。
「カカッ」という独特な笑い方が特徴。
視覚がかなり発達しており 人や動物など
あらゆるものが色として見えている。
そのため 戦いも色塗り感覚で
楽しんでいるらしい。
テンションが上がってくると
恐ろしい毒を持った怪鳥に
変化(獣化)する。
実はイグニスの始祖にあたる存在でもある。
遥か昔 星喰いと戦った
4人の英雄のうちのひとりで
魔界では 英雄として言い伝えられている。
星喰いとの戦いの末 残滓となって
今も魔界とファンタジールの狭間を
彷徨っている。
・時の剣士と青薔薇の追憶
このイベントストーリーで四英雄の1人だと発覚し、その言動は多くのプレイヤーに強い印象を与えた。
とあるモンスターの発生により魔族の凶暴化現象が起きた魔界で、モンスターと戦い続けていたシュトラウスとハザード。そんな中、ハザードは魔界の上層部のある決定を知り、シュトラウスに伝える。その内容は、地上と魔界の門を閉鎖するというもの。しかしこれはただの時間稼ぎに過ぎず、さらに言えば地上で暮らす人間を生贄にするというものだった。地上で生まれ育ったシュトラウスはこれを聞いて地上に行くことを決意。ハザードは新たな戦いに胸を躍らせながら、彼女について行った。
そうして、シュトラウスとハザードは地上でナイトローズとアリアフルールに出会い、協力して戦った。
「キエエッ!!」
シュトラウス曰く、ハザードは興奮するとすぐ獣化するようで、地上で初めてモンスターを見たときに上記の奇声を上げて獣化していた。なお、獣化していても会話は可能。
ある日、シュトラウスがオリジンとアネーラに出会い、厄災(星喰い)の封印について話を聞いていたところ、星喰いの本体がアネーラを追って地上を襲撃する。
「カカカッ すげぇ‥‥ こいつは今までに見たこともない色だ。」
圧倒的な力の差を目の当たりにしたところでオリジンが星喰いの足止めをしに来る。その間に気絶したナイトローズを連れて態勢を整えなおすが、3人は「今の自分達では星喰いを止めることはできない」と判断した。そこでシュトラウスは、オリジンから聞いた空島と星喰いの封印の話をする。アリアフルールが真実として受け止める中、どこに封印するかを考えていると…。
「魔界は星喰いを防ぐために 地上へ繋がる門を塞いだはずだ。 てことは 地上と魔界の間には無の空間が出来ている。 星喰いをそこに誘導して 地上の扉を塞ぐってのはどうかねぇ?」
アリアフルールは「そこなら問題ない」と賛成し、一行は地上と魔界の間に星喰いを封印することにした。
魔界迷宮とは、星喰いの封印場所だったのである。
こうして、ナイトローズ以外の3人は星喰いを封印するために魔界へ向かうのだった…。
ちなみに、この時点では通常の容姿が決まっておらず、後ろ姿のイラストしか描かれなかったが、プレイアブル化にあたって大幅にデザインが変更された。
・星に掲げる反撃の狼煙
時系列は魔界迷宮後編3層クリア後ストーリーの後。
「いい色はもっと見たい。 潰したらどうなる? 叩いたらどうなる? カカッ 考えただけでもたまらないねぇ。」
アバター達がアネーラを探しに地上に戻った後、アバターの色を気に入り、上記の発言をした。
その後、アネーラの回想に登場。
星喰いが魔界迷宮に封印された後、地上の様子を見に来たハザードは、星喰いの末端に襲われているアネーラを見て助ける。その際、「汚ねえ色に興味はない」と吐き捨てていた。その後アネーラと合流したオリジンの話を聞いて、ハザードは目の前の喋る弓が星喰いの封印について教えたのだと確信する。
「なるほどねぇ。 あんたが空の姫で 本来なら自分が犠牲になるべきだと。」
「わたくしを軽蔑するでしょう? 結果的にご友人の身を捧げさせた‥‥」
「‥‥邪魔な色が混じってんなぁ?」
アネーラの話を聞いたハザードはあろうことか、アネーラに対して剣を振り下ろした。激昂するオリジンを無視してハザードは話を続ける。
「なぁ 戦いっていうのは綺麗な色じゃなくちゃダメだよなあ? 斬った瞬間飛び散るんだ。 残酷な白 燃えるような青‥‥ 赤もいいねぇ。 オレ赤だーいすき。」
上記の発言を聞いたアネーラは当然ながら「何を言っているのですか‥‥」と困惑していた。そこでハザードはシュトラウスについて話す。世界が危機に瀕しても、綺麗な色だったと。
「それを 義務だがなんだか知らないが おまえの色を勝手に足して濁らせるなよ。 全部シュトラウスが自分で決めたことだ。 ‥‥オレは邪魔な色は消すぜ?」
ハザードは地上に向かう前からシュトラウスと戦い続けており、彼女と剣技を「純白」と評していた。三度の飯より戦闘を好むような性格のハザードだが、シュトラウスが地上へ向かうとき、1人にしなかった。彼女が地上に向かわなければ、魔界に留まっていたことだろう。彼女の夫のナイトローズよりも長い付き合いだった。シュトラウスの戦いを誰よりも近くで見てきたハザードは、最後までシュトラウスの意思を汲んでいたのだ。だからこそ、彼女に助けられたにもかかわらず、罪悪感から自己犠牲に走ろうとするアネーラを看過できなかったのだろう。
星喰いの封印が終わった今、自分にできることは何かを考えるアネーラ。そんな彼女にハザードは本来の目的を語る。
「オレたちは星喰いを封印したいんじゃない 塗りつぶしたいんだろ 完全になあ?」
そう、星喰いを魔界迷宮に封印することを決めたとき、ただ1人、ハザードは星喰いを倒すことを決意していたのである。
それを聞いたアネーラは、ようやく自分のすべきことに気付く。
そして、星喰いを打倒する方法を見つけ出し、シュトラウスを解放することをイニシールの名に誓った。
方法は手荒だったが、アネーラを立ち直らせ、行動を起こさせることに成功したのだ。
それから数百年後、アネーラはついに星喰いを打倒する方法を見つけ出した。
ハザードは倫理観が欠如しているが、上記の経緯からアネーラに「聡明でとても思慮深い」と評され、尊敬されている。
ミケッティオ:中の人繋がり。笑い方が似ており、派手な見た目をしているレベルファイブ作品の戦闘狂であることが共通点。ハザードは魔族の英雄として伝説になっているが、こちらは最も凶悪な妖怪として伝説になっている。
ベイル(仮面ライダーリバイス):中の人が同じ悪魔繋がり。